ちまたの音楽教室で笛子を習い始めてそろそろ1ヶ月…
なんとか音は出るようになりました。
ちなみにフツーの庶民のための音楽教室ですから、フツーのマンションの一室をレッスン室としているわけです。
何々教室というわけではなく、ありとあらゆる楽器を習いに来る人がいまして、教室は生徒と先生に機会と場所を提供しているエージェントみたいな感じですね。
フツーのマンションの一部屋ずつがレッスン室になっていて、すべての部屋にアップライトのピアノがあります。
(メーカーはよく見てない・・・)
事務の老師と世間話をしていて分かったことは、一番多いのはピアノを習う子どもで、日本人で習いに来るのは「二胡」が圧倒的に多いのだということ。
確かにわたくしの子供のころも日本ではピアノを習う女の子は多かったな。
先日、笛子の先生が世間話の際に「自分が子供の頃は楽器を習うということはお金儲けというか将来に直結していたが、今や音楽は趣味だからね、時代はかわったものだ」というようなことをおっしゃっていました。
確かに大人になってから「趣味」として楽器を習う人が増えたということは、社会が豊かになっているのでしょうね。
しかしながら、中国の親が子供に楽器を習わせるのは「趣味」や「教養」というよりは、一芸に秀でればそれなりにいい大学にはいれるとか、やはり将来に直結している野心がある感じもします。
実際、子どもに何か楽器と外国語を習わせる中国の親は非常に多い…子どもも楽じゃないよな~
ちまたの音楽教室ですから、先生はわりとお若いです。
わたくしの笛子の先生は、本職の都合でしばらく北京を離れるから、代わりに妹弟子を紹介すると言い残して去ってしまいました。
新しい先生は、ついこの間卒業されたばかりのお若い女性。
しかし、民族楽器なんて言うと爺さん婆さんの余生とか、古臭いイメージがありますが、先生はフツーの若い女の子、栗色の巻き髪に、ダーク系のマニュキュアして、ラメ入りのストッキングはいて、ビジュアル的に可愛いのです。
こんな可愛い女性が、「あなた腹式呼吸がきちんとできていないから、高音が綺麗に出ないのよっ!私のお腹さわってごらんなさいな」と手を取って熱心に教えてくださいました。
しかし、こんなに可愛い顔して、細いくせに出す音はダイナミックです。
先生やわたくしの都合でいつも午前11時にレッスンしてもらっていたのですが、本日、事務の先生に午後にできないかしらと相談を持ちかけられました。
理由は「あなた方の出す音が超大きいから、上に住んでいる人のご機嫌損ねないか心配」
確かに、ピアノや琴の音色は穏やかですが、笛子って響くんですよね。
小さな音で吹くこともできなくありませんが、それでは練習の意味がな~い、というのが先生のご意見。
小学校のリコーダーの音色を想像している人には信じがたいかもしれませんが、本当に大きな音が出せるものなのです。
日本だと、そもそもそんな会社にマンションを貸すこと自体しないかもしれませんよね(^^;
Posted in 音楽あれこれ by , 2009年5月9日 10:27 PM コメントは受け付けていません。
笛子の練習場所がなくて、朝っぱらに川辺で吹いております。
あいかわらず、出せる音を一音ずつロングトーン。
それにあきると「兎と亀」(もしもしカメよ、カメさんよぉ~っていうやつです)
このあたりは五つ星ホテルや外国企業のオフィスビルがけっこうあるので、外国人がちらほらいるのですが、通りすがりの年配の西洋夫人に褒められてしまいました(^^;
おまけに写真まで撮ってくださって…
ごめん、これ、中国民謡でも何でもなくて、日本の童謡なんですぅ。
確かにわたくしの容貌も、特に会議がない日は真面目な格好をしておらず、普段着は少数民族衣装かいなという類の色彩とデザインの上着を羽織っていて、髪も黒くてまっすぐで長いですから、それなりに絵になったのかもしれませんが…
(顔は全然いけてないから、そこは適当に斜めからとればいいわけで^^;)
でも、童謡って調子がいいので、吹いていると楽しいんですよね…
Posted in 笛子, 音楽あれこれ by , 2009年4月27日 9:34 AM コメントは受け付けていません。
最低音は素人には出しにくいそうですが、なぜか、わたくしは最初から普通に出せたんです(^^;
要するに口元がリラックスのしすぎなわけですが…
始めたばかりの人は、通常、気を抜き過ぎて音が出なくなったり、低い大きな音を出そうとすれば、1オクターブ高い音に変わってしまうのだとか。
「なんで、始めて間もないのに、先生並みに音が出るわけ?」とほめてくださいました。
なぜに、低くても大きな音にできるか。
あえてイメージでいえば、暖かい息を下に落とす感じ、あーあとため息をつく感じでしょうか。
しかしながら、わたくしは高音が出ないのです。
やっと高いミとかファが出てきたかなってところです。
これは逆に冷たい息を遠くに飛ばすイメージなのです。
現在、基礎練習中(ロングトーン)。
基礎練習を30分もやれば、あきてくるので、童謡や唱歌を適当に思い出して吹いていて、後でネットで楽譜を確認したら、勝手に移調していた自分に気づいてがっかり。(要するに絶対音感がなくて、自分の声のキーに頼っているため、必然的に低くなるのね)。
お気に入りの曲は「かえるの歌」、げろげろげろげろ、ぐわぐわぐわっ、っていうやつです(^^;
そのほかには、「きらきら星」「メリーさんのひつじ」「春の小川」「故郷」など。
ちゃんと中国の民謡を吹けよって感じですね。スミマセン。
まだ中国の数字譜(1がド、2がレという感じで、下に線が等が引かれて音の長短が表記される便利な楽譜です)に慣れていないので、吹けません~
先生に歌ってもらって耳で覚えていたりします(どんくさい自分)
わたくしと仕事以外でお付き合いしてくださる方は、幼稚園の先生になったつもりでいないと、ついていけないかもしれません。。。
最大の問題はやはり呼吸法。
息がもたないのです(;_;)
ちなみに、ネットを見ていると、やはり初心者笛吹き(フルートや篠笛等の奏者)は頭ガンガンするわ、息苦しいわで、フラフラになるみたいですね。
笛子は要するにフルートと同じ原理で鳴る楽器です。
日本ではフルートに関する記事が多いため、それらをを読んでみて「息がほかの管楽器よりいる楽器だ」というのをはじめて知りました。
遅いよ、先に言ってよ。
肺活量少ないんだからさ。
如何に息の無駄遣いをせずに、口元をコントロールしてきれいな音に変えるか、が最大の課題です。
Posted in 笛子 by , 2009年4月25日 5:18 PM コメントは受け付けていません。
中国笛子と日本の篠笛の最大の区別は、笛子には、吹口と指孔の間に膜孔という穴があいていて、そこに薄い膜(竹や葦の皮)を貼ることで独特の音が出るということではないでしょうか。
葦の皮が一番いいとか言われているようです。
笛膜に関して、よくある疑問を一問一答しましょう(^^)
わたくしは笛子については、初心者の中でもかなり初心者ですが、中国語ができるので自分の経験やお兄さんやおじさんに教えてもらった知識をおすそわけしたいと思います。
日本人は知らない人にむやみに話かけませんが、中国の場合、外で笛子を吹いていると、興味のあるおじさんが、話しかけてきたりするのです…
Q1 膜穴をあけたままでは音がでませんか?
A1 よく、何も貼らないと音が出ないと聞きますが、出ますよ…
ただきちんとした音階が出せるかどうかは別問題ですが。
そもそも食べ物のちくわに穴をあけただけでも音が出せますから、穴の1個や二個多いからって、全然、音が出ないってことはないでしょう(^^;
Q2 膜穴にセロテープ貼ってもいいんですよね?
A1 そりゃ構いませんが、独特の音は出ませんよね。だったら、日本の横笛を買えばいいのでは、と思ったりして。。。ただ、近所迷惑を考慮してわざと音が響かないようにするためにセロテープを貼って練習する人もいるそうです。セロテープは分厚いですから、あまり響きません。きちんと正しく膜を貼って、防音措置のない狭い部屋で思いっきり笛子を吹くと、大きな音が響きます。
楽器屋さんが真剣に笛子を売ってくれる場合は、セリテープや古い笛膜のままで試聴や試し吹きをさせることは絶対にしないでしょう。
本気で買いにいけば、その場できちんと笛膜を貼り替えて、最善のコンディションで試し吹きをさせてくれると思います。
Q3 膜を貼るときに何をノリとして使いますか?
A3 わたくしは阿膠(「アージャオ」とよく日本語では表記されますが、中国語の発音はアではありません。オの口をしたまま、エと言えば近い発音になります)を使います。もちろん事務用品のノリでもくっつきますけど、なぜ、阿膠がいいかというと、後で微調整ができるからです。膜を貼って乾いた後でも、きちんと貼れていなかったと思えば、上からはぁ~と息を吹きかけて(寒い時に手をはあはあする感じですね)膜を横から引っ張れば、たるんだ膜もピンと伸びます。ピンと貼らないと変な音がしますし、張り過ぎても音がこもってしまって、これは慣れるしかないでしょう。
ちなみに阿膠は栄養補助食品的な漢方薬です。ですから、手元に水がない時なんか、水で溶かす代わりに、直接舐めて自分の唾で貼ったとしても、人体に影響はありません(人前でやると、ちょっとね、っていうだけです)。
同仁堂のような漢方薬店に行けば買えますが、食べ物ですから一箱に大量の阿膠が板チョコみたいに詰まっており、小さい箱でも100元くらいします。そんなにたくさんあっても使いきれないし高いので、後は漢方薬として使用するつもりで買うか、最初から使用目的を告げて1片だけ売ってくれと交渉してみればいいでしょう。
ちなみにわたくしは、欠けたものを、その重量分だけの値段で売ってくれと試しに言ってみたら、ちょうど割れた商品があって、5元でわけてもらいました。写真は商品として1片にも満たない欠けた阿膠でして、数年は使えると思います。
阿膠以外にノリとして民間でよく使用されるのは、ニンニクらしいです。
わたくしは使用したことがないので使い勝手がよく分かりません。
笛子を専門に吹いている方は、阿膠が一番よいとおっしゃいますし、楽器屋は普通に阿膠を使うでしょう。
Q4 笛膜にはいろいろブランドがあって、それぞれ値段も違うけど、どこのがいいの?
A4 わたくしにはどこがいいっていうのはよく分かりません(^^;全部使用してみたわけじゃないですから。
ただ、上手に吹ける方に聞くと、意外にも一番安い某ブランドがお薦めだって言うのですよ…薄くて使いやすいって。
笛膜は筒状になっているため、通常はカッターで横を切って開く必要があるのですが、最初から切ってあるものもあります。左が切ってあるもので右が筒状のものです。
一包がだいたい3元から10元です。ネットの書き込みでは30元というブランドもあるらしい(本当かどうか知りませんが)。
普段は3元でもいいけど、検定試験で吹くなら10元だろっていう人もいますしねぇ。
でも、わたくしの感覚からしたら、きちんと貼って、上手な人が吹けば、3元の笛膜でもかなりいい音です。
日本の中国楽器店ではそもそもそんなに種類がないかもしれませんよね。
日本の和楽器店で売っている明笛の笛膜は材料が何か分かりませんが応用がきくのでしょうか。誰か教えてください(^^;
Q5 笛膜の貼り方がわかんないよう~
A1 十三堂楽器店さんのウェブで詳しく紹介されていました。さすがだな~
http://www.13do.com/page/13
お土産用の笛を持っているけど、貼り方がわかんねぇよって日本人は多いのではないかと思います。
きちんと貼れてきちんとした音色を出している人の貼り替え作業を見る機会がありませんものね。
せっかくある膜孔なんですから、やはりセロテープじゃなくて笛膜を貼ってあげて、どかーんと響く音を体験してみてはいかがでしょうか(狭い部屋で吹くと耳にキツイのでご注意を)
Posted in 笛子 by , 2009年4月22日 8:30 AM コメントは受け付けていません。
個人レッスン開始時のレベルは、低音のソから中音のシ♭まで音が出せるだけというレベル。
腹式呼吸ができないため、長音(ロングトーン)の息が続かず、肩が上下している有様。
わたくしは初めて楽器を触ってから数分で音は出せました。
楽器にリードがなく、穴に息を吹きこめば必ず音が出るという楽器ではないので、最初は音が出ず、かなしくなりますが、コツさえ分かれば必ず音は出ます。
ちなみに膝で居眠りしていた猫の鼻息で横笛が鳴ったという話を聞いたことがあります。
わたくしの場合、まず楽器屋のお兄ちゃんの「うっすら微笑んで、その顔のまま息を細く出せと」という言葉に素直に従って、笛を口に当てながら、楽器屋の兄ちゃんが横から手を出して笛の角度をいろいろ変えてくれて、綺麗な音が出た瞬間を感覚として覚えました。
とにかく、吹ける人のいうことを素直に聞くのがいいと思います。
そして、その後、吹ける人の唇の動きをかなり接近してじ~っと観察してみてください。
笛子奏者は男性が多いので、かなり近い距離でじぃぃっとお顔を拝見し続けるのは恥ずかしいかもしれませんが、おじさんやお兄さんはやさしいので親切に「俺の口元よく見てろ」と教えてくださいます。
(日本だと無理かな?そういうのは恋心あり又はセクハラだと誤解されてしまう危険ある?)
マネが早期に音を出すための王道だと思います。
息は最初は1音が4、5秒しか持たなかったのですが、1週間、朝晩1時間くらい吹いていたら(もちろん途中でぼーっとしたりしますが)、いつの間にか8秒はもつようになってきました。
とにかくお腹がすきます。
ヘタな運動するより、ダイエットに効果的なのではと思わなくもありません。
Posted in 笛子 by , 2009年4月21日 8:30 AM コメントは受け付けていません。
笛子そのものは、安価なものから高価なものまで、ものすごい開きがあります。
ネットで中国人同士の質疑応答を読んでいると、十数元の笛子も存在するし、何千元というものまで存在します。
ただ、安価なものの中には音階が不正確なものもあるので自分の耳で確認できない方は演奏用として使用しない方がいいと思います。
特に絶対音感の持ち主には、発狂するおそれがあるのでお勧めできません(^^;
あそびでぴーひゃら、ぴーひゃらやるだけなら、音階狂っていてもいいのでしょうが・・・
自分で音階を確認できないのであれば、100元以上は出した方がいいかも。
笛子の場合、きちんと演奏用に制作された楽器であれば、制作者の名前が下に必ず刻印されています。
通常、制作者は笛子演奏者ですから、有名な方の制作であれば、お高いと思います。
ウェブを見ていると、制作者の名前がきちんと見える写真が掲載されていないことが多いので、多分、初心者の方は全然気にしていないのね、ということなんでしょう(わたくしも最初は知らなかった)。
楽器屋をうろうろして、店員との雑談中に「笛子を持っているの」といかにも知ったような顔で言えば、その店員が笛子奏者なら間違いなく「誰の?」と聞いてくるでしょう。
制作者が同じ場合、素材の竹の新旧の問題も価格差の要素です。
素材はどういうものがいいのか、わたくしにはまだよく分かりません。。。
ちなみに、そこそこのグレードの楽器であれば、楽器そのものによって音色が変わるというより、奏者の技術の問題なので、何千元つぎ込んでも音は変わんねぇよという感じみたいです。
個人的な感想を述べれば、わたくしの笛子はまぁまぁのランクですが、わたくしが吹く場合と先生が吹いたのでは音色が違います。
以前、楽器屋で同じ価格帯(300元前後)の同じ制作者の笛子で同じフレーズを演奏してもらい、聴き比べてみたところ、言葉としては説明しづらいのですが、微妙に音色が違いました。
この差を楽器屋はAはBより「音に潤いがある」と表現し、感触として「音の反応に差がある」と言いました。
最初にどの調を選ぶべきか?
オカリナなどと同じで楽器にFとかGとか、CとかDとかいう調があります。
C調ですとドが絶対音C(ド)と一致するので、移調楽器を触ったことのない人には、違和感無いかもしれません。
F管のドは実際には絶対音のF(ファ)の音が聞こえることになります。
本人がよければ、なんだっていいんでしょうけど、手が大きくない人にとってF管は持ちやすいかもしれません。
ちなみにわたくしが何も知らずに最初に買った笛子はF管なので、ここからレッスン開始です。
習い始めて2年後にはCかD管を増やすといいかも、と先生に言われました。
最初、まったく楽器をもっていない生徒さんには、普通、CかDを薦める先生が多いようです。
F管は短いですがC管やD管は長いです。
Fをもった後、Cを持つと左手(右利きの人は右手)薬指と中指の間の間隔がはっきりと広いことに気づきます(^^;
Posted in 笛子 by , 2009年4月20日 10:15 AM コメントは受け付けていません。
まずは、あたらしく「笛子」というカテゴリを作ってレッスン過程を書き込んでおこうという試みの前に、何かの拍子にわたくしのウェブを見て参考にしたいと思う人がいないともいえないので、どういう背景を持っている人のレッスンメモなのか知っておくのは必要なのではと思い、楽器と自分の関係を思いつくままに書いてみました。
民族音楽の流行とともに、日本人には二胡をやっておられる方が多いようで、情報がいっぱいあふれていますが、笛って最初に音を出すのが難しく、音が出た後も、高音が出せずに挫折する人が多いのか、情報がないんですよね。日本の笛ともいろいろ違いがあるので、参考にできる部分とそうでない部分があるわけで。
フルート奏者なら、同じような楽器ですから、簡単に笛子が吹けると思います。
また、ウェブ上のフルートの情報を参考にすると便利だったりします。
(笛子の英名をチャイニーズ・フルートとかっていって楽器屋のお兄ちゃんが外国人に売っているくらいですから。)
<打楽器>
カスタネット。なぜか子供のころから家にありました。たぶん、保育園で使用したのではないかと…
ちなみに、わたくしはドンドコドンドコという太鼓の音が好き。飛び跳ねたくなりませんか?
<鍵盤楽器>
【ピアノ】
小学校1年頃からヤマハのピアノ教室をグループレッスン受講。ちなみに、ピアノは高価で買えなかったため、父が一大決心をして買ってくれた電子オルガンを弾いていました。だからペダルの使い方を知りません。正直、「絶対音感」のない落ちこぼれだったので、グレード試験には何度も落ちまくり、定期グループ演奏発表会ではトライアングルしか打たせてもらえませんでした。それでも、やり続けていたのは、ある意味、先生にとっては扱いにくい生徒だったのかも(^^;普通は、嫌になると思う…中学1年からは、個人レッスンに移行。こんな生徒なので、普通のお嬢さん方がやる練習ではなく、簡単な曲を好きなように弾かせてもらっただけ(もしかすると最近の大人のためのピアノ教室ではこんなのもありなのかも)。人前で演奏ができないので発表会は棄権。その後、部活動や高校受験に忙しくてピアノは放棄。
【電子キーボード】
確か、高校受験の前か後くらいに、父が買ってくれました。カシオのキーボードが一番安かったので、それを購入。完全なお遊びで、クラシックや流行歌を移調して簡単に弾けるようにしたものなんかを適当に弾いて一人で喜んでいただけ。
<声楽>
高校の時、ベートーベンの第九、喜びの歌を歌いましょうという市民講座があって、友人に誘われるまま参加。
どこかの大学のお兄さん(もしかして先生?)が親切に歌詞を教えてくれたので、意味は分からないのにドイツ語で歌っていた…
プロオケと合わせて歌う本番(なんか地元のテレビでは放映したみたいよ)は棄権(だって、着るものは自前なのですもの…黒のロングスカートをただこれだけのために、買ってとは言いづらかった…)
<弦楽器>
【バイオリン】社会人1年半か2年目くらいに個人レッスンに通いました。社会人3年目からは夜間の大学に通っており、練習時間がなくなったことを理由に止めました。先生はこんなバカ者でもいなくなると寂しいのか「何を職業にしていても音楽は心の癒しになるからやめない方がいいと思うけどなぁ」と言ってくれました。
だから、まともな曲はほとんど弾けません。ビブラートのかけ方も知らない。最後の方は讃美歌を耳コピして演奏技法とか気にせず弾いておりました。今では楽器も手元にありません。
<管楽器>
【リコーダー】
小学校でソプラノリコーダー及びアルトリコーダーを習っただけ。
【笛子(中国横笛)】
構造的には明笛、清笛というのと同じようですね。吹口と指孔の間にもう一つ、膜を貼る穴があいているのが特徴。伝統的な普通の笛(改良型ではないもの)では指孔は6つなので、日本の龍笛や能管より1つ穴が少ないですが、篠笛とは指孔の数は同じなのではないかと思います(笛膜の有無により音色は違うはずですが)
昨年末に購入して、一人でDVDを見ながら模索していましたが、中国語は分かるのですが、音楽は理屈ではなく、やはり経験なわけで、わたくしの場合、やはり、目の前で他人の演奏を見て真似るのが一番てっとりばやいと思ったりしたので、先生を見つけてきて、4月中旬より周1回の個人レッスン中です。
<家庭背景>
ちなみに両親とも楽器は何もできません。祖父母もできないと思います。母にとっては、五線譜が読めたり、右手と左手を別々に動かして曲が弾けたりするのは、もうすごいことらしい。父はお祭りのときは、太鼓を担当したことがある程度で、何もできなかったと思います。ただ、父は演奏を聞くのは好きだったようで、中学を出てすぐに働いた父の給料からしたら信じられないくらい高価なレコードステレオセットを所有していて、クラシックのレコードを数枚もっていて、「お前が3歳のころ、お宝だったベルリンフィルのカラヤン指揮のベートーベンの第九を割ってしまったのだよ~」と嘆いておりました。そんな記憶ないって(^^;
夫はギターとウクレレが弾けるそうですが、うちには楽器がないので一度も聞かせてもらったことがありません。弦をつま弾く楽器ができるわけだから、夫が琵琶、月琴あたりを弾いてくれると嬉しいなと密かに思っていたりします。見た目が似たようなものだから、できるのではと思うのですが、無理なのかな?楽器屋のお兄さんが琵琶を弾いてくれたときに、「ところであなたの本来のご専攻は何?」と聞いたら、ギターだと言っていたのですが。
Posted in 音楽あれこれ by , 2009年4月20日 9:35 AM コメントは受け付けていません。
最近、笛子を習い始めたのはいいんですが、練習場所がなく、川辺や公園等を早朝、夕方に徘徊しております。
先生いわく1日に少なくとも30分は長音(ロングトーン)を練習しろということなので、真面目に1日1時間練習しています。
実はわたくしは肺活量が超少ないし、吹奏楽は小学校のリコーダーしか経験がありません(成績はよかったですけどね^^)
だったら、そんな楽器選ぶなよという感じですが、持ち運びやすいこと、輸出入に問題ないことを考慮して、なおかつ自分が好きな音色というと笛くらいしか思いつかないかったという理由です。
盲点は、弦楽器や電子楽器と違って消音ができないということだった。。。あちゃ~
笛は肺活量ないと無理かも、と最近落ち込んでいたのですが、ざきほど日本能楽会理事 寺井久八郎さんの記事をネットで発見して元気になりました。
「肺活量は意外に小さいですよ。それに、私などは少しの息で笛の音が出せます。」
http://www.edagawakoichi.com/TOKYO/to-nogakuhuekata.html
初出=下町情報誌『深川』158号
そう?ほんとにほんと?がんばろ~
それからもう一つの盲点は、この楽器は音が耳にがんがん響くということでした。
前述の寺井さんもこうおっしゃっています。
「笛は耳をやられるんですよ。自分で音出して耳潰してりゃ世話ない」
能の笛は、能管と呼ばれる横笛である。歌口(吹き口)を唇に当てると、管は顔の右方へ伸びる。そこで、雅楽の龍笛と同様7つある指孔から噴出する音の攻撃にさらされるのは、もっぱら右の耳ということになる。結果、笛方は右耳を痛めてしまう。
http://www.edagawakoichi.com/TOKYO/to-nogakuhuekata.html
初出=下町情報誌『深川』158号
わたくしは左に構えないと上手く左手が動かないので、左ききだと思われますが、字は右で書きます。
だから左耳がきんきんする~
ちなみに、笛は右に構えるのが現代では標準的みたいですが、本来どちらにでも構えることは可能です。
現に、昔の中国では演出時に両脇に左右対称になる笛吹きを配置していたようです。
(「左の青龍、右の白虎」というようです。女子十二楽坊も、廖さんは右に構えて、孫さんは左に構えているので左右対称になっていますね。)
ところで、明清楽に使用する明笛や清笛と中国笛子は同じなのでしょうか?一度、この目と耳で確かめてみたいものです。
この年で習いはじめてどこまで、できるようになるのか分かったものではありませんが、気長にがんばるしかないんでしょうなぁ。
基本的に楽器の音が好きで、とにかく触ってみたいんですが、神様はわたくしに才能をくれなかった(;_;)
沖縄とか、中国の少数民族のように、なにかというとすぐに皆が楽器持ち出してきて、演奏したり踊ったりしているのを見ると、非常にうらやましいです。。。
Posted in 笛子 by , 2009年4月17日 4:04 PM コメントは受け付けていません。
本日は笛子のお稽古1回目でした。
先生は男性だと伺っていたので、退職した爺さんだろうと思っていたら、若者でした。
しかも、ビジュアル的にかっこいい範疇に入るのではないかと…だから驚きました。
そもそも音がでるだけのレベルで何も曲が弾けないど素人のわたくし。。。
本日、唯一ほめられたのは「指長くていいね(楽器演奏時、かなり便利でしょうの意)」ということでした。
肝心の笛の音色ですが、わたくしはまだまだ、人に聴かせる曲が吹けるレベルではありません。
でもいつか、人前で吹いてみたいものです。
しかしながら、部屋の中で大きな音をだせないのに、毎日少なくとも30分は長音(同じ音を10秒くらい出し続ける)を吹く練習しろとのことなので、河原にでも行って人前で吹くより仕方がありません(^^;恥ずかしい。
ちなみに先生は子供のころ、やはり外で吹いていて、冬になると笛から垂れた水滴がつららになったとのことです。
手も冷たくなりすぎるし、練習になるのかいなと思いますが、そこまでして練習しないとモノにはならんといのが音楽というものなのかもしれません。
先生はこれといって持ち方や姿勢についてうるさく言わなかったので、こちらから前々から疑問に思っていた持ち方や姿勢について質問しました。
そしたら、先生、ものすごく熱く語ってくれました。
さすが戯劇院の出身だけあって、先生は相当ビジュアルやイメージにこだわりがあるようで。
「昔はとにかく綺麗に曲が吹ければそれでよかったかもしれない。でも、今や音楽は人に観てもらうものでしょう?私たちは演奏演出するんです。どんなにいい音だしても、みっともない顔や恰好で吹いちゃ、ダメだ」
「うまい先生の中にはひどい顔して吹く人もいるけど、カッコ悪い」
とのことです(^^;
確かに先生は顔もいいけど姿勢もいい。
どう立ち振舞ったら、どう見えるのかよくご存じです。
(舞台演出の基礎なんでしょうけど)
演奏家にだって見た目へのこだわりがあるのだということを、強烈に身近に感じた瞬間でした。
そういえば、指揮者のカラヤンなんて、映像を撮られるとき、ものすごいこだわりがあって、汗とか流れているのを撮られるのはダメだとか、こっちの角度はダメとかいろいろ、禁止事項がいっぱいあったって聞いたことがあるような…
演奏家は、法律的には「実演家」として「著作隣接権」を享有することになります。
でも、日本著作権法によれば、著作者の人格権は「意に反する改変」が禁じられているのに対して実演家の人格権は「名誉・声望を害する改変」だけが禁じられているので、実演家の同一性保持の範囲は著作者のそれより狭いことになります。
何か、ちょっと不公平だなという気がしなくもありません。
著作物を創作することはすごく大変なんだけど、それを伝達する者だって相当大変なんですよね。
わたくしはよく翻訳をするので、なんとなく実演家の気持ちが分からなくもありません。
誰が翻訳したってだいたい同じでしょってな感じで二次的著作物に対する評価は低いですが、翻訳も本気でやれば原作創作と同様に知的活動してると思うんだけどなぁ。
演奏だって、誰がやっても同じじゃないですよ。
わたくしには奇怪な癖がありまして、同じものばかり数日食べ続けたり、同じ曲だけ数日聴き続けるということがあります。
だからAオケのBという曲ばかり1週間聴き続けたのち、別のオケの同じ曲を聴くと、何か違うってありますよね。
(わたくしには指揮者のように、どのパートのどこそこが違うとか指摘することはできませんが、あ、ここ速い、遅い、何か違うっていう程度に気になります)
ちなみに中国著作権法によれば「実演家は演出イメージを保護し歪曲されない権利を有する」とあります。
Posted in 音楽あれこれ by , 2009年4月12日 4:11 PM コメントは受け付けていません。
笛子という中国民族楽器(日本の横笛みたいなもの)を年末、大人買いしたことは確かかいたような気がしますが、その楽器の紹介をしていなかったわ。
これがわたくしの笛子です。F管です。音域や楽譜を読むときの便宜を考えたらC管にすべきだったのかもしれませんが、そのとき楽器を売ってくれたお兄さんがF調の音が最も笛子らしいと一生懸命薦めるのでそうしたのです(C調は管が若干長くなるので女性向きではないと思ったのかしらん…でもわたくしの手はその辺の身長170センチくらいの男性よりも大きく指も長いので楽器演奏には不自由しないはずですが)
お恥ずかしいことに、仮に太っても手や手首には全く肉がつかない体質らしく、わたくしと手をつないでも女性と手をつないでいる感触はないと思います。
この笛子、見たところ要するに横笛ですが、「なーんだ、日本の横笛と同じじゃん」と思った、そこのあなた、甘いです。
よく見てください。
吹き口(写真左の穴)の穴の横に変な穴があるでしょう(写真右の穴)。
そこに薄い葦の皮の膜が貼ってあります。
(実は最初は竹の皮だと思っていたのですが実は葦だと後で知りました)
この葦の膜が振動するため独特の音色が出ます。
この葦の皮の膜は時々貼りかえることになりますので消耗品です。
左が葦の膜で、右がこれを水に溶いて使う糊みたいなもの。
教えてくれる人がいないので、楽器屋のお兄さんが教えてくれた基礎知識+DVD(中国の有名な演奏家のおじ様が素敵な中国語で技巧を語ってくれます)を見てとりあえず覚えているところ。
やっと、チューリップとキラキラ星は吹けるかも(なんとも低レベル)
本当はクラシックの主旋律を吹いてみたい…
しかしながら、民族音楽楽曲は、基本的に五線譜ではなく数字譜(1から7の数字と記号で表す簡単な楽譜)を使用するので、楽譜が見づらい。音の高さをパッと見てイメージできないし、正直、練習曲そのものを知らないので、まずは耳で聞いて覚えるしかないのかなって感じです。
たぶん、独学ではこの辺がもう限界なので、どこかで先生を見つけてこないとなぁ。
これから暖かくなるので、毎朝、公園で練習できるだろうし。
今は、部屋で夜中に吹くわけにはいかないので、土日の1時間くらいちょろっと吹くだけだから全然、進歩しないよう。
工夫次第で音を抑えられる弦楽器にしとくべきだったか(^^;もう遅い。
誰でも程度の差はあれ、好きなことに関してはものすごく没頭するかと思いますが、お勉強の邪魔にならない程度に笛子で楽しませてもらおうと思っています。
朝、笛子の練習をしていて、夜まで出勤を忘れたら洒落にならないわね。
Posted in 笛子, 音楽あれこれ by , 2009年1月17日 3:22 PM コメントは受け付けていません。