笛子そのもの

笛子そのものは、安価なものから高価なものまで、ものすごい開きがあります。
ネットで中国人同士の質疑応答を読んでいると、十数元の笛子も存在するし、何千元というものまで存在します。
ただ、安価なものの中には音階が不正確なものもあるので自分の耳で確認できない方は演奏用として使用しない方がいいと思います。
特に絶対音感の持ち主には、発狂するおそれがあるのでお勧めできません(^^;
あそびでぴーひゃら、ぴーひゃらやるだけなら、音階狂っていてもいいのでしょうが・・・
自分で音階を確認できないのであれば、100元以上は出した方がいいかも。
笛子の場合、きちんと演奏用に制作された楽器であれば、制作者の名前が下に必ず刻印されています。
通常、制作者は笛子演奏者ですから、有名な方の制作であれば、お高いと思います。
ウェブを見ていると、制作者の名前がきちんと見える写真が掲載されていないことが多いので、多分、初心者の方は全然気にしていないのね、ということなんでしょう(わたくしも最初は知らなかった)。
楽器屋をうろうろして、店員との雑談中に「笛子を持っているの」といかにも知ったような顔で言えば、その店員が笛子奏者なら間違いなく「誰の?」と聞いてくるでしょう。
制作者が同じ場合、素材の竹の新旧の問題も価格差の要素です。
素材はどういうものがいいのか、わたくしにはまだよく分かりません。。。
ちなみに、そこそこのグレードの楽器であれば、楽器そのものによって音色が変わるというより、奏者の技術の問題なので、何千元つぎ込んでも音は変わんねぇよという感じみたいです。

個人的な感想を述べれば、わたくしの笛子はまぁまぁのランクですが、わたくしが吹く場合と先生が吹いたのでは音色が違います。
以前、楽器屋で同じ価格帯(300元前後)の同じ制作者の笛子で同じフレーズを演奏してもらい、聴き比べてみたところ、言葉としては説明しづらいのですが、微妙に音色が違いました。
この差を楽器屋はAはBより「音に潤いがある」と表現し、感触として「音の反応に差がある」と言いました。

最初にどの調を選ぶべきか?

オカリナなどと同じで楽器にFとかGとか、CとかDとかいう調があります。
C調ですとドが絶対音C(ド)と一致するので、移調楽器を触ったことのない人には、違和感無いかもしれません。
F管のドは実際には絶対音のF(ファ)の音が聞こえることになります。
本人がよければ、なんだっていいんでしょうけど、手が大きくない人にとってF管は持ちやすいかもしれません。

ちなみにわたくしが何も知らずに最初に買った笛子はF管なので、ここからレッスン開始です。
習い始めて2年後にはCかD管を増やすといいかも、と先生に言われました。
最初、まったく楽器をもっていない生徒さんには、普通、CかDを薦める先生が多いようです。

F管は短いですがC管やD管は長いです。
Fをもった後、Cを持つと左手(右利きの人は右手)薬指と中指の間の間隔がはっきりと広いことに気づきます(^^;

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