Category: 葫蘆絲

フルス(雲南少数民族楽器)

先日、フルスという瓢箪(ひょうたん)の下に竹管が3本刺さっている変な笛を買いました。
フルス
リード楽器なので、がばっと口にくわえて吹けば誰でも音が出る簡単な楽器です。
ぽわ~んとした艶めかしい音が鳴る変な笛です。
もともと雲南省の年頃の男性が女性に告白する手段として、気になる相手の窓の下で吹いて気を引いたという笛でして、かつて女性は触ることができなかったそうです。

リコーダーが吹けるならまず問題ないでしょう。
ただ、綺麗に吹けるかどうかというと少しコツがいります。
軽く吹くだけでは気の抜けたような音しかせず、指を動かしても同じ音しか鳴りません。
さらに強く息を吐くと無音状態になり、さらに強く吹くときちんとした音階が出せるようになり、さらに強く吹くとリードが壊れます(^^;やっちゃダメらしい。

残念なのは音域が狭いこと。
低音ミから中音のラまで(なぜか低音のファがないぞ!?)
笛子と同じように調ごとに楽器があります。
ありがたいのは、笛子のように思いっきり息を吸う必要がないこと。
通常の呼吸程度の息で足ります。
むしろ、息をあまらせると次に息が吸えないし、息が余ったままうっかり気を抜くと、その瞬間、本来の気の抜けたような音が混ざってしまい、語尾にプッと変な音が混ざります。
ちなみに、笛子よりもマイルドな音で大きな音が出ないので部屋の中で吹いても近所迷惑にならないと思います(大きな音やかん高い音の出しようがない)

フルスはヒョウタンがプラスチックでできたものであれば、すごく安いでしょう。
附管のふたを開けると和音が鳴るのですが、左管だけ或いは左右の附管からも和音が出せるかによって値段も違います。

買った際に、楽器屋のお兄さんが「月光下的鳳尾竹」を自主的に教えてくださいました。
たぶん、楽器をほとんど値切らなかったので、まぁ、個人レッスン代込ってところでしょうか…

江蘇音像出版社出版、南京先恒音楽唱片有限公司制作発行「吹好葫蘆絲」というフルス入門DVDは笛子奏者の曾明さんが基本を解説してくれた後、代表的な曲の指南、実際の演奏が収録されていて、これがなかなか分かりやすかったです。
(でも字幕ないから音楽の知識が多少ないとすべては理解できないかも)
しかしながら、中国語ができなくても、おまけについている中国式数字譜が読めなくても、音域がせまいので演奏技巧を別とすれば単純なメロディばかりが続くので、はっきりいって、耳のいい人はそのまま耳コピできるし、耳に自信がない場合でも、目で見てそのまま真似すれば吹けないこともない…

どうですか、今宵、彼女の部屋の下で吹いてみては?
(余計に迷惑がられるか???)

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