Category: 大学生活

やはり犬は津軽三味線が好きなのか?

学内の野良犬である白犬さんが以前、私にくっついてきて、
三味線弾く私の傍でしばらく眠っていた話をしました。

今日は、なんと茶犬さんまで、私にくっついてきて、傍で寝てはりました…
昨夜、ソーセージをあげたので、何かもらえるかもと思って後をついてくるのは分かりますが、
いつもだと、何ももらえないなぁと分かり、さらに、私が三弦を弾き始めると、もうこれは希望がないと思い、立ち去るのです。

でも、今日は三弦じゃなくて、三味線だったんですよね。

何処へも行かず、

気持良さそーに、その場で寝るんです(^^;
私ががんがん弾いても、すやすや寝てる(すごい神経だな)

あのぉ~やっぱ、私の「打ち」が甘いから、うるさくないのでしょうか?
それとも、日本の楽器特有のさわりの響きがいいのでしょうか?
それとも、本当に、三味線お好きなのでしょうか?
私の腕が大三弦より三味線の方が上なのでしょうか?

人間をひきつけなきゃいけないのに、犬をメロメロにしてど~する>自分。
そういえば、ある作曲家が犬のためのコンサートっていうのを開いたことがあるっていうエッセイ読んだことあるなぁ。
私はもしかすると、ワンちゃんのためのコンサートで三味線弾いたら、癒し系アイドルになれるんだろうか?(をい)

私が使っていたのは人口皮ですが、本当は津軽って犬皮なんだけど…
長唄三味線とか弾くと猫が寄ってきたりすることはあるのだろうか?
ぎょえ~この理屈でいくと、三弦や二胡弾いたら、ニシキヘビが寄ってくるんじゃないかぁ~

犬はじょんからがお好き?

どこの大学の寮の前にも野良犬や野良猫が集まってくるものです。
ご飯もらえたり、かまってもらえたりするからね。
女子寮の前にもよく、長髪の白犬さんや、短髪の茶犬さんがいて、ご飯もらったり、軒下で眠っていたりします。

私は朝の7時頃から、学内のベンチで三弦OR三味線を弾きます(夏休み中はレッスン室が借りられないし、朝の7時に寮で弾いたらさすがに迷惑だろう)。
大学の正門前のお店で、お菓子とコーヒー飲料を買って、学内のいつものベンチへ向かおうとすると…
向こうから白犬さんがやってくる。
で、買い物袋を提げた私に気付き、嬉しそうに近寄ってくるので、しゃ~ないな、と思ってお菓子をあげたけど、食べない(^^;
きっと、皆から美味しいものもらいすぎていて、好き嫌い激しいんだ~
な~んだ、いらねぇのか、じゃあね、バイバイと思って、さっさと練習に行こうとするとまだついてくる。

ほっといて、私は私で練習しようっと思い、津軽三味線とりだして、音階練習開始…
白犬さん、なぜかベンチの隣でくつろぎ、寝っ転がっている…
犬って耳いいんでしょ?
スケール叩いているだけの音だし、さわりが効いてビィーンって唸るし、音量かなり大きいし嫌なんじゃないかなと思いきや、白犬さん平気な顔して寝ている。
それを見た私は、じゃ、お構いなく練習させてもらうぜ、と思い、じょんから弾き始めたら、
白犬さん、立ち上がり歩き始めるので、「なんだ、やっぱり、うるさいんじゃん」と思ったら、そうではなかったらしく…
今度は正面の芝生にすわって、また寝っ転がるじゃありませんか。

え!?
鑑賞したいわけ?
マジッすか。

私が犬好きだから、犬が寄ってきているだけなのか?
はたまた、白犬さんは日々、声楽(西洋もの、京劇もの)、弦楽器、管楽器、打楽器のお稽古の音を、学内うろつきながら、聴いていらっしゃる筈なので、いつもと違う楽器の音に興味があったのでしょうか?

分からないけど…白犬さんと目が合うたび、
「もっと、気合い入れて弾かんかい!」と激励されているように感じるのでありました。

本当のところは、「もっと美味いもの持ってないの?」と思って待っていただけなのかもしれませんが、
じょんから以外の曲になったら、去っていったので、「じょんから」お好きなんでしょうか?
(でも日本の犬じゃなくて、中国の犬だよ?)

今度は茶犬さんの前で弾いてみようか?
茶犬さんも聴いてくれたら、私の音は、動物受けすることの証明になりますね(^^;
まぁ、私は犬と一緒に寝たりお風呂入れるくらいですから(前に実家で、中型犬を何頭かそういう風に飼ってました)、
犬と波動が合うだけなのかもしれませんが。

謎です。

環境や習慣は見た目まで変える?

大学院で芸術研究科というところに所属していると、それはもう様々な芸術にかかわってきた人たちを見ることができます。

そして、いつも思うのは、パッと見ただけで、その人がどういう芸術にかかわっている人なのか大体察しがつくというのが怖いなぁと…

例えば、今期の芸術学の講義では、正式にその単位が欲しい人は(人気のあった講義だったので毎回、単なる聴講目的の人も多数いる)最後にパワーポイント使って、自ら発表しなくちゃいけないんですが…

で、教壇に立った途端、あるいは、話し始めた途端、分かっちゃうんですよね、その人の職業や大学の時の専攻が。

舞踊系の方はやはり、一般的にお綺麗、姿勢もいい、何より立ち振る舞いが、普段からしなやかな気がする。
スタイルが悪い人はいないし、涼しげな美人が多いような気が…
髪は長くても、ピシッとまとめるとか、結ぶとかしてる感じ。

社会学系の人、特に女性学等をやってきた女性は、ものすごくしっかりした喋り方で迫力(説得力?)ある。見かけがボーイッシュな中性的な人もいれば、女性っぽく綺麗だったりお洒落でも、いわゆるチャラチャラした感じゃなくて、きちんとしてる感じで、あまり長い髪の人ってみないなぁ。

声楽など、音楽やってる女性も見た目、綺麗つーか、素が美人じゃなかったとしても、気を使ってますよね。
いろいろな髪型ありですが、ロングでも巻き髪とか、上手にしてたりする。
「私、理論は得意じゃないので、すみません」と最初におしとやかに言ってたわりに、専門の話を始めると、歌うように熱く喋るわ、喋るわ…

語り方が人を引き込むように訴えかけてくる、この人すごいなと思ってたら、職業はテレビの制作だったりして、実際、ナレーションをいつも担当しているらしい。
ハンサムかそうでないかは置いといて、個性的なメガネかけてたりしますよね。

落ち着いた感じで、要領よく話す某男性は、いかにも先生っぽいと思っていたら、案の定、某大学の文学の先生だったりする。
とりたててお洒落でもなく、たまに、変わったTシャツ着てるな~と思ったら、教え子にもらったとか、娘にもらったとか言ってる(笑)

そういえば、昔、あるブログで司法試験の受験勉強をスタバでたまにすると言っていた方が、弁護士が隣に座るとすぐに雰囲気で分かると書いていて、当時、法律事務所に勤めていた私も、分かるわ、と思ったものでした。
その業界の空気とか、染みついちゃうのでしょうか。

本日、女子寮に私の向かいに引っ越してきた女の子とそのお手伝いの男の子も、パッと見て、私分かりましたよ、この人たち「京劇関係者」に違いない(笑)
まず、顔立ちが違うんだよね。
化粧してるわけじゃないのに、そういう感じを受けるものです(何でだろ?)

そういえば、言語によって使う顔の筋肉(あるいは口の中の使い方?)も違うわけで、そういう意味で、中国語初心者の駐在員の日本人のおじさんも分かりやすい。
やはり顔つきもなんとなく日本人っぽい。

そして、何年も中国に居る人は、特に韓国や日本人の場合、だんだん、どこの国の人なのか分からなくなってくる。
顔つきやしぐさが多少、変わるのかもしれない…
私も、見た目では、日本人だと分からないとよく言われます。
背が高いせいか、着ているものが、日本の流行とあっていないのか…

日本のバス停や空港で、外国人に「あなた日本人じゃないよね、英語で話しかけてもいい?道聞きたいんだけど」と言われたことまである(汗)。
もちろん、「中国語か日本語ならできますが、英語はダメなんです」と英語で答えている嫌な奴である(本当なんだもん)。

いつも言われるのは、三弦を持っていると、技術はともあれ、見た目だけは様になってるそうで、ありがたいやら、なんやら(?)
多分、身体がでかいせいと、毎日持っているわけだから、そりゃ誰だって扱いに慣れてるでしょ(笑)

隣のレッスン室より

皆、よく借りるレッスン室というのはだいたい決まっているため、あまり馴染みのない子と隣あわせになることは珍しい。
私が好んで使う部屋は、三弦、琵琶、板胡の数人が基本的によく使っていたりする。
最近、夏休みが近いため、借りる子も少なく、時間も短いせいか、隣あったことない子と隣り合わせになる。

本日は中阮の子と隣り合わせになった…おお、久しぶりに聞く中阮の音色。
かつて、習ってみようと思って買ったはいいが、結局、適切な先生も見つけられないまま、時間もなく放棄してしまった…
中阮はあの柔らかい音が他の楽器とうまく溶け合うので合奏とかに向いてるし、がんがん弾いても他人がうるさく感じないし、いいよね~
それに比べて、私が弾いてる三弦系の楽器は、がんがん弾くと「うるさい」
音の通りがいいので、他の楽器と上手く溶け合ってくれない…
あうぅ…
何で、お琴とか、そういう優雅な楽器に手を出さなかったんだろう…もう後悔しても手遅れ~
それでも、私はいつか、三弦系の楽器の室内楽ってできないのかなと模索中。

先日、三弦のビブラートの練習中、これはどうだ、これならどうか、と試行錯誤しながら、かなり音を揺らしていたら、いつの間にかドアに人が立ってて
「綺麗な音ね~」
と言われた。(マジでびっくりしました…)
確かに、三弦だってこういう音が出せると皆、あまり知らないんだと思う(^^;
また、同じ日に、突然、隣の部屋から誰かが急にいろいろ話しかけてくるので「?」と思っていたら
「あ、ゴメン、クラスメイトだと思い込んでた」と言われ、
多分、私の姉弟子の誰かとお間違えになったのだと思うけど、
「すまん、ワシ、そんなに上手くないよ」と思ったけど、単純なリズム練習してるような音じゃ、素人には誰が弾いてるのか分かんないものなんだなぁ、
と妙に感心してしまった(^^;

今度は地下

普通、留学生というのは留学生寮に住んでいるものだけど、留学生寮が改装中なので中国人学生の女子寮に三カ月余り住むことになり、今に至るのですが…そのように前もって言ってくれれば、こっちだって住む場所をあらかじめ捜したり人にお願いもできるのだけど、いつも急に工事が始まったり、急に引っ越してほしいという話になるので、そんなことできるかい、とねばって女子寮に行ったわけです。
普通の大学で普通の状況下では、体験したくても体験できないでしょう(笑)
で、新学期には新しい生徒が来るので、女子寮も出なくてはなりませんが、留学生寮の改装はもうすんでいるのに、まだいろいろ家具の入れ替えなどがあるらしく住めないんですよね。

誰か友達んちに泊めてもらえば~って皆思うところだけど、これが法律や経済専攻の学生だったらどうってことないんですよ。
私は朝から晩まで楽器ひいとるんじゃい!っていうのがネックなんですよね。
外に部屋を借りるのは、不動産屋を通すような契約では普通1年契約だし、そういう面倒くさいこと言わずにセカンドハウスを貸してくれる友人の当てもなし。

とりあえず、荷物は別の寮の地下に置いてきました。
私の身はというと、とりあえず、まだ女子寮に居ていいらしいです。
私も国に帰りたいけど、8月に用事があるので帰れないんですよ~
で、夏休みに入ると教室を借りられなくなるのですが、(学生は皆故郷や家族の元に帰るので教学楼を閉めてしまう)え~あたしゃどこで三弦ひけばいいんじゃいという話になって(留学生寮に住んでいれば、私は最上階の隅っこに住んでいたので、部屋で多少弾いても、迷惑にならない…っていうか多分日本人なら迷惑がるけど、外国人は気にしない)、「女子寮で弾けば~どうせ学生の数少ないし」と皆さんおっしゃるんです…
いいのか???

そして、初めて知ったのですが、荷物を置いてもいい場所が地下というから、単に倉庫貸してくれるのかと思ったら、下っ端業務員さん等の人が住んでるんですよ。
ひぇ~こんな場所があったんだって感じ。

先日、外地に行っていた女の子数人が夜遅くに寮に戻ってきました。
そして、私が洗面所に行ったら、なんと彼女らは洗面所で身体を洗ってました(^^;
しょうがないよね、もう集団浴室は閉まっちゃってるけど、暑いし気持ち悪いから身体洗いたいよね~
でも、普通、タオルで拭いて一日我慢するとかじゃないか?
確かに女子しかいないけど、集団洗面所でゼンラって度胸あるな~と思って、一応さらっとみないように、歯を磨いていたら、別の子が洗面所にまた来て、一瞬びっくりして「お~」と叫んでました。
当の本人たちも「もう~こんなに遅いのに何で次から次と人が来るわけぇ?」と笑ってるし。

ははは。

夏ですね

日本は梅雨だと思いますが、ここはもう暑い夏です。
レッスン室はクーラーがあるので涼しいですが、寮は扇風機しかないんで皆、ドア開けっぱなして風邪通り良くしてます。

ところで、試験前時期なので、レッスン室借りる学生が多いです。
そして、使用マナーが悪い子もいたりするので、宿直室の前に警告の張り紙が出されました。
しかし、いかにも中国らしい規則違反なのですよねぇ。

Aさんの場合、借りた後、練習するのでもなく、どこかにいなくなっちゃって、長時間帰ってこなかったため、他の子の使用を妨げた。
(長い時間留守にする場合、宿直室に鍵返すか、同級生に鍵預けりゃよかったのに)

Bさんの場合、自分では練習せずに、他大学の学生にピアノを使用させた。
(よく、問題になるのは学外者を入れたってパターン。私も子どもの頃、家にピアノなかったので、外でありとあらゆる場所にある本物のピアノ触ってたなぁ。分かるよ、その気持ち。でもBさん、お友達に使用させてあげるなら、自分がついててあげなくっちゃ…そしたら、うちの大学の別の学科の子がたまたま自分に用事があってここまで来ただけだとか何とか言って誤魔化す手もあったろうに…)

Cさんの場合、レッスン室で他の大勢の学生と煙草吸ってた。
(ははは…これ、先生たちだってたまにやってるんだよね。だからシメシがつかないことなのだけど。何で見せしめになっちゃたかは、多分、吸い殻大量にそのまま散らかしてほったらかしたんじゃないかなぁ。でも部屋の中に楽器あるんだよ、やめてほしいなぁ)

Dさんの場合、部屋でスイカ食べた。
確かに部屋でモノを食べちゃいけないことになっているけど、厳格に守っている子なんていやしない(先生だってそうだ~)
厳格に守ってたら、晩御飯食べる暇ないもの(誰だって時間ぎりぎりまで練習したいじゃんか)。
これも、こそっと食べりゃいいものを、中国の方は、食べ散らかしたんだろうな(種とか皮とか)
よくホテルや旅館の前に「スイカ持ち込み厳禁」という張り紙があったりするけど(本当によく注意書きがある)、分かるなぁ、ホテル側の気持ち。

そして彼らはよ~く反省して始末書書いて、学科の先生の許可が出たら、再度、部屋を借りられるようになるらしい。

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