笛吹きの悩み

最近、笛子を習い始めたのはいいんですが、練習場所がなく、川辺や公園等を早朝、夕方に徘徊しております。
先生いわく1日に少なくとも30分は長音(ロングトーン)を練習しろということなので、真面目に1日1時間練習しています。

実はわたくしは肺活量が超少ないし、吹奏楽は小学校のリコーダーしか経験がありません(成績はよかったですけどね^^)
だったら、そんな楽器選ぶなよという感じですが、持ち運びやすいこと、輸出入に問題ないことを考慮して、なおかつ自分が好きな音色というと笛くらいしか思いつかないかったという理由です。
盲点は、弦楽器や電子楽器と違って消音ができないということだった。。。あちゃ~

笛は肺活量ないと無理かも、と最近落ち込んでいたのですが、ざきほど日本能楽会理事 寺井久八郎さんの記事をネットで発見して元気になりました。

 「肺活量は意外に小さいですよ。それに、私などは少しの息で笛の音が出せます。」
http://www.edagawakoichi.com/TOKYO/to-nogakuhuekata.html
初出=下町情報誌『深川』158号

そう?ほんとにほんと?がんばろ~

それからもう一つの盲点は、この楽器は音が耳にがんがん響くということでした。
前述の寺井さんもこうおっしゃっています。

 「笛は耳をやられるんですよ。自分で音出して耳潰してりゃ世話ない」
能の笛は、能管と呼ばれる横笛である。歌口(吹き口)を唇に当てると、管は顔の右方へ伸びる。そこで、雅楽の龍笛と同様7つある指孔から噴出する音の攻撃にさらされるのは、もっぱら右の耳ということになる。結果、笛方は右耳を痛めてしまう。
http://www.edagawakoichi.com/TOKYO/to-nogakuhuekata.html
初出=下町情報誌『深川』158号

わたくしは左に構えないと上手く左手が動かないので、左ききだと思われますが、字は右で書きます。
だから左耳がきんきんする~
ちなみに、笛は右に構えるのが現代では標準的みたいですが、本来どちらにでも構えることは可能です。
現に、昔の中国では演出時に両脇に左右対称になる笛吹きを配置していたようです。
(「左の青龍、右の白虎」というようです。女子十二楽坊も、廖さんは右に構えて、孫さんは左に構えているので左右対称になっていますね。)

ところで、明清楽に使用する明笛や清笛と中国笛子は同じなのでしょうか?一度、この目と耳で確かめてみたいものです。

この年で習いはじめてどこまで、できるようになるのか分かったものではありませんが、気長にがんばるしかないんでしょうなぁ。
基本的に楽器の音が好きで、とにかく触ってみたいんですが、神様はわたくしに才能をくれなかった(;_;)

沖縄とか、中国の少数民族のように、なにかというとすぐに皆が楽器持ち出してきて、演奏したり踊ったりしているのを見ると、非常にうらやましいです。。。

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