柳琴LESSON31

F調キャンペーンも終わり。

今まで習った曲で、GCDF調、すべて弾いてみましょうということやりました。
「小白船」は大好きな曲なので暇があったら弾いているためか、難なく弾けるのですが、他の曲はぜんぜんダメ。

先生が「春天里」を久しぶりにG調で弾いてみろと言うのでやってみたらボロボロ。
まるで「初見」のようなひどいものでした。
「どうして、全部忘れちゃうかな…」と先生がっくり。
「練習曲や練習用のある曲の一部とかは完全に忘れちゃってもいいけど、ちゃんと一曲覚えたものは、一生大事に弾けるようにして、いつでも弾けるようにしていなさいよ」と言われました。
別に何の思い入れもない曲なので、パスしてから全然、練習していなかったもんな。

しかし、好きで好きで弾きこんだ曲とか、子どもの頃から知っている曲と言うのは、それこそテレビ見ながらでも弾けちゃうものですが、無理やり覚えた曲はすぐに忘れますね。
多分「短期記憶」にしかとどまっていなくて、「長期記憶」に移行していないからなのだと思います。
確かにせっかくマスターしたものを全部忘れたら、先生の言うようにもったいないというか、時間を無駄にしてしまったことになるのでしょうけど。

あー、だってこの曲、人に披露したとしても、受ける筈無い曲だし(中国人だってあまり知らない)、自分も別に思い入れないし、何を表現していいのか分かんないから、弾いていてもつまらないんだもん(^^;

そして、ずっとネックになっている新疆の「手拉手」
とりあえず弾ける速度で弾いたら、「新疆のダンスみたいにもっと速く」と言われました。
これ以上、速く弾くと音が出ない(正確に弦を押せない、右手と左手のタイミングが合わない等)と訴えてみたけど「練習するしかないの!」と一掃されました。
加えて、「速く弾く練習は、お前のためになるんだから」と言われました。

でもね、大人にはやはりこの程度が限界なんじゃなかろうかと思うのでした。
だって、これは練習していないわけではなく、ずっと練習し続けていた曲だから。
ピアノだって大人になってからゼロからやっている中高年者にトリルやらせても、そんなに綺麗に弾けないと思う。。。
あぁ、哀しい。

最後にB♭調の音階に入りました。
まだF調あたりが混乱しているので、B♭はとりあえず、曲は弾かなくてもいいから、音階だけは頭に叩き込んでおけということで、レッスン終了であります。

レッスンスピード早過ぎかな???

二胡LESSON10

先生が用事があって急に故郷に帰るそうなので、その前に木曜日の夜の平日レッスンとなりました。
ぎょぇ~
練習時間短すぎて、練習曲のできを恥ずかしすぎて先生に聴かせられないよう(^^;

と言っても、やるしかしょうがない…

先生はいつ戻ってくるかはっきりしたことが言えないそうなので、たくさん宿題をくれました。
恐ろしいスピードで進んじゃったよ。

だって、もうG調を教えてくださった。(といっても、ちょっと指の位置を変えるだけなので、他の民族楽器をやったことのある人間にとっては、理論上、別に戸惑うほどの問題ではないが…)
とにかく、練習曲はもっと速く弾けるようにしましょう~ということであります。
速く弾くと音程が狂いやすいので、もう、「え~ん」って感じですよ。

問題点は相変わらず
「音頭と音尾がはっきりしていない。どうしてそんなに眠っているような弾き方するの?開放弦のときにちゃんと練習したでしょう?それを思い出して!」
という先生に対して
「最初の音の音程に自信が持てないので、そんなにクリアな音が怖くて出せないんです…」
と言ったら呆れらました。
「短期間にこれだけ音程を合わせられるのだから、お前、出来る方よ、そんなにズレていないから思い切って弾け~!」
とのご命令が下りました(^^;

すいません…これは先生の「リップサービス」なのか、「これまでの先生の生徒さんがよほど音程に関してひどかった」のか、どっちでしょう?
多分、前者でしょうね。
あぁ、ピアノ習いたくなってきた。
だって、調律が狂っていない限り、ほとんど狂いのない音が出るのですから(^^;
(もっとも、寸分の狂いのない音というのも、芸術的には如何なものかという問題もありますが)

先日、10年以上、二胡やっているという方の録音を聴いたのですが、正直、10年でもこの程度かと思いました。
語学でも10年近く中国にいるわたくしの中国語が「この程度」なので、音楽も一緒なんだなとつくづく思いました。
逆にすごくセンスのある人は、3年くらいでも「おっ、やるじゃん」という感じですものね。

これはプライドを捨てて、適切な練習をしまくるしかないのでしょう。

柳琴LESSON30

今週はD調(ニ長調)キャンペーン開催中でありました。
わたくしのデータベースからありとあらゆるニ長調の曲を引っ張り出して来て弾きました。
著作権切れの童謡等の五線譜のピアノ譜は結構もっているので、その下に数字をふれば、わたくしの場合はすぐに弾けちゃったりするのです。
もちろん、本来D調ではない曲をD調で弾いてもいいのですが(そもそもD調のポジションをクリアにするという目的のキャンペーンですから)、やはり原曲通り弾く方が気持ちいい。

D調の童謡って結構あるんですよね。
「かたつむり」とかも引っ張り出して来てファイリングしてあったので、先生、興味深そうに「かたつむり」の譜面を見て「これは一体何の曲?」というので歌って差し上げました。
「何だか韓国語みたいだね」というので「ちゃんとした日本語ですよお、韓国語と日本語は文法似てますけど、発音は全然違うんだから」と説明。
「かたつむり」って中国語で何だっけと、ど忘れしたので「雨の日に出てきて、のそのそこんな感じで移動する(身ぶり手ぶり)のろまな生物の歌です!」と言ったら「カタツムリだね」とすぐに大当たりでした。

そういえば、先生が「イルカ」が出てくるテレビドラマの演出がすごくよかったという話をしたとき、「海豚」という単語がそのとき、本当に「イルカ」の意味だったか自信がなかったので、「イルカって確か、海にいる生物で、夏になるとこういう感じで飛んだり跳ねたりして演技をみせてくれるやつですよね?」とパタパタ飛んで見せたら、先生、つられて「そうそう、そういうやつ」とパタパタしてくださって…(笑)
すまんのう、手間のかかる学生で(^^;
龍海先生の性格は、「のだめカンタービレ」に出てくる谷岡先生とハリセン先生をたして二で割ったみたいな感じだと思います。
谷岡先生のようにわたくしと遊んでくれることもありますが、「おら~俺の言った通りに練習せんか~」という怖い一面もあります。

来週はF調(ヘ長調)キャンペーンです。今のところ、F調を弾こうと思うと、まだ他の調と混乱してすぐに頭は切り替えられません。
この宿題がきちんとマスター出来ていれば、来週はB♭調を教えてもらえるのでがんばります。

先生にいわせると、とんでもないスピードで教えているのだそうですが、(普通は1年にも満たない期間にこんなにたくさんのことを教えないそうです)、わたくしにとっては、そんなに速いとは思っていないのだけど。

二胡LESSON9

音程がきちんと取れないことがすごく悲しくて、ものすごく落ちこんだ1週間でありました。
子どものころから音楽教育を受けているわけではないわたくしとしては、「そもそも何が正確な音なのか知らなければ、自分で音程の間違いには気付けないし、そんな自分がずっと練習したって意味があるのだろうか」とこともあろうに、先生にショートメッセージを送って嘆きました。

そんなわけで、レッスンは慰めるというか、お説教というか、そんな話から始まりました。
もちろん「もう、やめる」とまで言ったわけではないのですが、先生は「こいつ、やめる気じゃねえだろうな」と思ったらしく、まず「俺、お前のショートメッセージ見た瞬間、すごく腹が立ったんだよね」と言われました。
そして、熱心に「バカなこと言うな、器楽学習なんて一朝一夕に完成するものじゃないんだ。長い年月の積み重ねなわけで、演奏家だって音程ズレルことあるんだよ、誰だって通る過程なのだから、徐々に直していくしかないだろう」と言ってくださいました。
この年でゼロからやろうっていうんだから限界があるのは当たり前なのですが、それは教わる方も教える方も分かってはいるものの、資質と理想の間に大きな溝のある人間には精神的にキツイですよね。
声楽なら大人でも何とかなるケースはあるものの、器楽はほぼ不可能ですから。
それでも、有る程度、人様(素人)に聞かせても笑われない演奏ができるレベルにはなりたいのですよ。

「そもそもお前、音程ずれたとき、さりげなく指ずらして修正していることがあるでしょう?それって、一応、音感ある証拠だと思うよ、何でそんなに絶望的に音感ないないって落ち込むわけ?」
確かに半音ずれりゃ、誰だって気付くでしょ(^^;
出したい音のプラスマイナスいくつかというレベルになってくると、絶対音感のないワタクシとしては、多分気付いていない…そう思うと怖いというか、傍から聴いたらさぞやバカな奴に見えることだろうと思えて情けない。

そして、厳格に言うと、古典音楽はピアノのような平均律の調律と若干異なるのです。
もっとも素人が単音だけ聞いて厳格に聴き分けられるものではありませんが…
そんな差が頭ではなく耳で聴いて分かる日が来るのだろうか…

「とりあえず、平均律のドレミとだいたい合っていれば、初級者としては上等、自分で気付いていない音程のずれなんて、多分、大したズレじゃないのよ、お前の場合は。練習していく過程でもっとはっきり分かるようになってくるから、難しく考えすぎずにとにかく練習しろ」と締めくくられました。
レッスンは、とにかく前のおさらいと、今度はその練習曲のスピードを上げなさいと言われました。

柳琴LESSON29

二胡の練習ばかりしていて柳琴の練習量が足りないことが先生にバレバレ。

本当のことを言うと、柳琴はわたくしにとって持ちづらいし、長時間弾き続けると手首が痛くなりとても疲れるのですが、二胡はどんなに長時間弾いても疲れないんですよねぇ。
多分、身体的な合う合わないという問題があるような気がします。

今、さまざまな調を勉強して、それが混乱しないように特訓中なのですがF調はどうも…
しかしながら、課題曲というものは練習曲に比べて数段易しいので、あっと言う間に弾けるようになりました。
それは「蘭花草」という台湾の曲で、全然原曲をしらないのですが、「よく練習したってことが分かるよ」と言われました。

というか、得意なメロディとそうでないメロディってありますよね。
「軽快な童謡調の曲は覚えやすいのですが、情緒あふれるゆったりした曲は弾きづらいし、覚えにくい」と拗ねたら、「何でも弾けるようにしなさーい!」とお叱りを受けました。
「好き嫌いで仕事するなぁ、それでもプロか!」と本業の仕事だと何でもやらんといかんのですが、音楽は仕事にしている人を除き好きなものだけやっちゃいかんのかなぁ、とも思ったりするのですが。
多分、わたくしは演歌は苦手…唱歌は得意って感じ。

とにかく、調に関しては、わたくしは「必然王国」だと言われました。
つまり、頭で「これは何調だろう」「4銭から1線をドソドソとして弾くのか、レラレラとして弾くのか」ということを考えながら弾いている状態。
これを難しく考えなくても、自然に移調できる程度まで熟練しなさい、つまり「自然王国」にしなさいと言われました。
はぁ…「必然王国」って漢字で見るとすごい変な感じ。
野生の王国なら知ってるけど(^^;

しかし、これが自然にできるようになると、人間カラオケ機になれますね。
歌手に合わせて、自然にキーをどんどん下げられる。

多分、日本で普通に器楽を習っていたら、先生は課題曲が弾ければそれでパスさせて終わりだと思うのですが、どうも龍海先生はそういうことができてもパスさせてくれません。
子どものころから先生に習っていたら、立派な芸人になれたかもしれません(笑)

二胡LESSON8

調整に出していたMY二胡が帰ってきました。

「お金は?」って先生に聞いたら、「いらない」って。
「でも、自分のところで制作したものでなければ、普通は代金とるでしょ?」と突っ込んでみたら、「友人だからご飯おごっただけ」とのこと。
う~ん。
中国ってやはり人間関係で動いているのですね。

今回、二胡の千斤(上駒)はわたくしの腕の位置に合っていました。
「俺の小指の上のあたりがお前の小指の第一関節なんだよな。。。俺はそんなに高い位置じゃ正確に弾けない」と言われました。
ははは。

先日、潘家園(骨董市です)の楽器屋でも、古典式の蕭(長いたて笛)を試し吹きさせてもらったときに、お店のお兄さんにも言われました。
「俺でも指がとどかないのに、よくそんなところまで指が届くね…何か別の楽器やってるの?」
へへへ。
「ウドの大木」と言われ、哀しい少女時代を過ごしましたが、40を前にして、生まれて初めて「大きくてよかった」と心から思いますよ。
何の苦労もなく、指がどとどくし、何より楽器と一体化して共鳴してくれる身体はでかい方がいいですから。
しかも、日本だとカルチャーセンター等で中国楽器をやられる方は大部分が女性でしょうけど、中国だと女性だというだけで、「優雅でいいね~」みたいに言ってもらえますし。

さて、注意された点ですが、左手に大きな問題はないけど、弓をもつ右手が硬すぎ。
もっと力抜けとのこと。
先生がこういう感じだと手首をゆらゆらさせるのを見て思わず「魚の尻尾みたいですねぇ」と言ったら、大笑いされました。

先生と一緒に弾いてもらったら、自分がびみょーに音程狂っているのがよく分かって哀しかったです。
練習するしかないんでしょうね。

さて、わたくしは子どもではないし、音大受験するわけでもないし、先生も「速成」を目指しているので(お互いに納得済)、もうスラーの練習にいってしまいました。
スラーと線の移動が混ざった変な練習曲をいっぱい弾いております。

そして、練習曲の合間に、知っている童謡などを、遊び弾きしていいよと言われています。
(先生はわたくしが童謡を自然に暗譜してしまっているのをよくご存じ…)

柳琴LESSON28

これも8日のレッスンを思い出しながらの追記。

F調を教えてもらったのですが、分かりづらいぞ。
そもそも、かなりハイスピードで各調を教えてもらったせいで、まだ整理が付かない状態です。
普通はG調だけでも1年くらいやるだろうな。
先生も飛ばしすぎだってことを気にしてはいるのですが、いずれ日本に帰ってしまうわたくしに何年も付き合えないので、こうなっているのです。
音楽を専門的にやっている方は、相手の声の領域に合わせてすぐに移調できますが、わたくしは混乱~(勝手に途中で転調しちゃったりして)

とにかくG調、C調は混乱しないのですが、DとFは混乱しまくりなので、自分の知っている簡単な曲をどんどんDとFで弾きなさいということになっております。

二胡LESSON7

さっさと記録しておかなかったので、思い出しながら書いております。

ちょいと蛇皮がゆるいと指摘されていて、ひどくなってからでは遅いので今のうちに調整しましょうということになりました。
調整には多分1週間かかるとのこと。
その間、手元に二胡がないと練習できないので、先生はバイト先の楽器屋から黒檀の二胡を借りてきてくださり、自分の二胡が戻ってくるまでこれで練習していなさいと渡してくださいました。

わたくしの二胡は先生のお友達の家に行ってしまいました~
どうやって調整するのか見たいなと言ってみたのですが、「これは営業秘密だから見せてくれないよ」とのこと。
残念。

紫檀の二胡に慣れているせいで、黒檀の別の味が何とも奇妙な感じ。
しかも、先生も言っていたように、楽器屋も先生にほいほい貸してくれるだけあって、いわゆる「よい楽器」じゃないんです。
外線と内線の音色の差がありすぎるような…先生も高音も風邪気味な音だよな、って言っていました。

ま、自分のいとしい子ではないだけに、後で千斤巻きなおしたり、線を替えてみたり、駒を変えてみたりして音色の変化を観察してみました。
おまけに、下のねじ外して中を見てみたり、ちょっと無茶しちゃいました(^^;
へへへ、元通りにしたからいいじゃん。

レッスンですが、相変わらず、音階の練習ばかりやっております。

二胡の再入出国

さて、二胡のCITESをどうやって取得するかは以前書きましたが(二胡の持ち帰りとCITES北京)、その後のお話でございます。

【中国北京首都空港からの出国】

二胡は携帯して、機内持ち込みにしました。わたくしはCA(ANAとの共同運航)に乗ることが多いのですが、チェックイン時に何も言われませんでした。
出国空港は北京首都空港の3号楼、税関はセキュリティチェックや出国審査後になりました。
CITESは全部で5枚綴りですが、うち1枚はこれを発行したお役所が保有しているので、交付時は4枚でした。
そして出国税関は中身を確認してすべての書類にハンコを押すと(このハンコがないと日本入国時に問題になるので気をつけた方がいいかも)、輸出税関としてCITESの1枚を持って行きました(残りは正本と控2枚の計3枚)

【日本羽田空港から日本入国】

入国審査を通り、荷物を受け取ると最後が税関ですよね。
税関検査の際に携帯品申告に二胡と書き、「ワシントン条約で制限されている二胡を持っているのですが、どこで手続をしたらよいのでしょうか」と言ったら、「ここでいいですよ」と言われ、CITESの正本を抜き取っただけで、後は中身も確認してもらえませんでした(^^;
え?中見なくていいのぉ?って感じで拍子ぬけ。
手元には2枚残りました。

【日本成田空港から中国へ出発】

一度日本に持ち込んだ二胡をどうしたら持参の上、今後、日中を行ったり来たりできるかについては、日本からの出国時に外国製品持ち出しの手続きをすれば、再入国時にまたCITESを取得しなくても問題ないという回答をあらかじめ成田税関からいただいていたので、そのようにしました。

出国時、出国審査の前に税関がありますので、そこに行って、事情を説明し、外国製品持ち出し届を書き、中身を確認してもらいハンコをもらいます。
この書類は次ぎの日本入国時に必要になるのでとっておきましょう~
このとき、一応、手元に残っているCITES綴りの2枚は持参していました。
日中を頻繁に行き来し、毎回、楽器持参なので、「演奏家なんですね」と肯定調で確認されてしましました。
違うんですけど…

チェックイン時に、CAのカウンタでは「それはもしかして楽器?」と目ざとく見つけられ、CITESのことでも聞かれるのかと思ったら、手荷物にできるかどうかという問題だったらしく待たされました。
最終的に「持ち込んでいただいてもいいですけど、搭乗時に断られるかもしれませんので、その時はご理解を」と言われました。
「え?そこで断られたら、この二胡はどこへもっていかれるんですか?」と聞いたら「普通の荷物と同じです」と言うじゃありませんか。
これ、皮が貼ってあるのよ、そんな気圧の管理してないところに入れたら、壊れるじゃんかと思いつつも、冷静に考えてみると日本人のお姉さんだから杓子定規なこと言っているだけで、中国人だったらダメって言わないだろうと思っていたので、あっさり「そうですか」と了承しておきました。
ここで揉めても、何だし。
現に飛行機の中では、誰からも、その荷物何とかしろよとは言われませんでした。
だって、ちゃんと上の荷物棚に入るもの。

【北京首都空港入国時】

税関はぜんぜん厳しくないので、フツ―に歩いて行くだけですり抜けていってしまいますので、どこかで何か言う必要が全くございません(^^;
日本の税関はほんと厳しいですよね。

次の日本入国時のときに、また、ご報告いたします。

二胡LESSON6

さて、相変わらず、音程を正確にとるための練習曲ばかり弾いております。
自分で音程外しまくっているのが分かっており、かなり落ち込んでいるので、龍海先生は怒らず「だいたい合っているから、俺は満足している」と慰めてくれたりします。
「厳しくするからな」と言っておきながら、先生はわたくしに厳しくしたことがないのですよ。
往々にしてすごく気に病むわたくしを励ましている感じ。
上から順にドレミファと弾いているときの音程は正確にとれるのですが、開放弦から小指(ドからソ)、人差し指から小指(レからソ)に移る際に、どうしても音程がなかなかあわない…
皆、どうやって正確に弦を押さえているのかと思い、いろんな人のDVDを観たり、教材の説明を読みましたが、あまり役に立たない…
悲しくなって、先生に訴えたところ、「たくさん練習するしかないよ」と当たり前の返事がかえってきました。
そして、ついでにこうも言われました。
「演奏家のDVDいっぱい観ても参考にならないよ、人によって手の大きさや特徴が違うし、遠慮なく言わせてもらえば、彼らだって悪い癖のまま弾いていることもある」
そういわれてみれば、そうだよな…納得。
「DVDは観賞だけにとどめて、絶対に研究するな」と釘をさされました。
つまるところ、演奏家の誰それさんのファンで一生懸命研究してそれを模範しちゃうと、よくない癖まで真似ることが往々にしてあるのだそうで、それは後で直そうと思ってもなかなか直るものではないので、絶対にやめなさいというようなことを言われました。
二胡に関しては、特に好きな演奏家なんていないので、そういう気もないのだが…わたくしは単に正確な音程を取るにはなにか法則があるのかと思い、一生懸命にDVDを観ていたにすぎない。
余談ですが、演奏家としれではなく教育家として好きなのは中央音大の趙寒陽先生かなぁ。

【余談】
わたくしの二胡の琴筒にヒビが入っているのを発見。いつ割れたんだろう…
「このヒビ、この先ひどくなって音色に影響するかなぁ」と龍海先生に言ってみたら、「どこよどこ?」というので、「ここよここ」と言ってみたけど、龍海先生、ちょっと老眼なのか、よく見えない感じ。やっとヒビを認識した龍海先生「修理しないとなぁ」と言いました。
わたくしは月末から5月初めまたもや日本に帰国する予定なので、「ま、お前が北京に戻ってきたら修理に出そう」と言って先生はレッスン終了後、お帰りになりました。
そしたら、翌日「仕事帰りにお前の家に二胡を取りに行くけど家にいるか?」とショートメッセージが届き、雨の中、先生は二胡を取りに来ました。
しかも、先生「俺、傘持ってないのでバス停まで二胡を持ってこい」と追加メッセージが。
ひょえ~と思い、バス停まで二胡を持っていくと、先生は二胡を受け取るとそのまま反対側のバス停に移動し、帰って行きました…
夜の雨の中、わざわざ二胡を取りに来た先生に申し訳なくて、「晩御飯ごちそうします」と言ったら「そんな暇がったら帰って柳琴の練習でもしろ!」と遠慮されました。
ひょえ~ 先生の熱意はある意味、こあい。
果たして3日後にちゃんと修理された二胡を受け取り、わたくしは帰国できるのでしょうか???
先生は2日もあれば大丈夫と言ったので、てっきり先生が自分で直すのかと思いきや「専門工具が家にはないから無理だよ、人に頼むよ。そういう友人はいっぱいいるんで、何とでもなる」とわたくしの二胡を抱えてお帰りになりました。
先生は北方の男性なので「俺に任せとけ」「ありがとう~」という頼られるシチュエーションに慣れているのかもしれないけど、ここまで親切にしていただいて、上達しなかったらどうしよう…(^^;

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