二胡の再入出国

さて、二胡のCITESをどうやって取得するかは以前書きましたが(二胡の持ち帰りとCITES北京)、その後のお話でございます。

【中国北京首都空港からの出国】

二胡は携帯して、機内持ち込みにしました。わたくしはCA(ANAとの共同運航)に乗ることが多いのですが、チェックイン時に何も言われませんでした。
出国空港は北京首都空港の3号楼、税関はセキュリティチェックや出国審査後になりました。
CITESは全部で5枚綴りですが、うち1枚はこれを発行したお役所が保有しているので、交付時は4枚でした。
そして出国税関は中身を確認してすべての書類にハンコを押すと(このハンコがないと日本入国時に問題になるので気をつけた方がいいかも)、輸出税関としてCITESの1枚を持って行きました(残りは正本と控2枚の計3枚)

【日本羽田空港から日本入国】

入国審査を通り、荷物を受け取ると最後が税関ですよね。
税関検査の際に携帯品申告に二胡と書き、「ワシントン条約で制限されている二胡を持っているのですが、どこで手続をしたらよいのでしょうか」と言ったら、「ここでいいですよ」と言われ、CITESの正本を抜き取っただけで、後は中身も確認してもらえませんでした(^^;
え?中見なくていいのぉ?って感じで拍子ぬけ。
手元には2枚残りました。

【日本成田空港から中国へ出発】

一度日本に持ち込んだ二胡をどうしたら持参の上、今後、日中を行ったり来たりできるかについては、日本からの出国時に外国製品持ち出しの手続きをすれば、再入国時にまたCITESを取得しなくても問題ないという回答をあらかじめ成田税関からいただいていたので、そのようにしました。

出国時、出国審査の前に税関がありますので、そこに行って、事情を説明し、外国製品持ち出し届を書き、中身を確認してもらいハンコをもらいます。
この書類は次ぎの日本入国時に必要になるのでとっておきましょう~
このとき、一応、手元に残っているCITES綴りの2枚は持参していました。
日中を頻繁に行き来し、毎回、楽器持参なので、「演奏家なんですね」と肯定調で確認されてしましました。
違うんですけど…

チェックイン時に、CAのカウンタでは「それはもしかして楽器?」と目ざとく見つけられ、CITESのことでも聞かれるのかと思ったら、手荷物にできるかどうかという問題だったらしく待たされました。
最終的に「持ち込んでいただいてもいいですけど、搭乗時に断られるかもしれませんので、その時はご理解を」と言われました。
「え?そこで断られたら、この二胡はどこへもっていかれるんですか?」と聞いたら「普通の荷物と同じです」と言うじゃありませんか。
これ、皮が貼ってあるのよ、そんな気圧の管理してないところに入れたら、壊れるじゃんかと思いつつも、冷静に考えてみると日本人のお姉さんだから杓子定規なこと言っているだけで、中国人だったらダメって言わないだろうと思っていたので、あっさり「そうですか」と了承しておきました。
ここで揉めても、何だし。
現に飛行機の中では、誰からも、その荷物何とかしろよとは言われませんでした。
だって、ちゃんと上の荷物棚に入るもの。

【北京首都空港入国時】

税関はぜんぜん厳しくないので、フツ―に歩いて行くだけですり抜けていってしまいますので、どこかで何か言う必要が全くございません(^^;
日本の税関はほんと厳しいですよね。

次の日本入国時のときに、また、ご報告いたします。

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