Category: 柳琴

柳琴の弦とピックの微妙な関係

先日、「柳琴の弦とピックの角度は何度くらい?」と聞かれ、パソコンの前で、あたかも柳琴を演奏しているかのように空想して自分で考えてみたものの…
平行ではないことは確かなんだけれども、正直、深く考えたことがなかったため(あはは、いい加減だなぁ)、何度なのか分かりませんでした。

それで「若干角度があると思う」とだけコメント。
その後、家中の関連書物やネット上の資料を確認しました。
せっかく調べたのだから、アップしてみようと思います。

まず、ピックが弦に入るときの深さ(日本語だと専門用語でなんというのかな???)
アップとダウン時にピックが弦に当たるときの深さは、一般的に2.5ミリくらいだそうです。
強く弾く時でも、3ミリを超えるべきではないとのこと。
深く入りすぎると、弦とピックが接触した時の音の長さが長くなるために、音が濁ったり硬くなりがちで、逆に浅過ぎると音が浮ついて、か細くなってしまいがちです。

次に角度
ピックと弦の角度は約35度を維持することが通常の場合のベストだそうです。
角度がきつすぎれば、ピックが削れてギザギザになりやすく、往々にして音に悪影響が及び、角度が緩すぎたり、弦と平行になってしまえば、音が小さく、か細い音になってしまうとのことです。

最後は、弦のどこら辺を弾くのがいいのか?
駒と29番目のフレットの間の中間点くらいだそうです。
ところで、ちまたにはフレットが24しかない琴も多いはず。そういう場合は24番目のフレットとの間の中間点より若干、下になるってことなのでしょうか。
上すぎると、音にまとまりがなくなり、下すぎると音が硬くなります。
もっとも、換弦する際は、腕を動かすのではなく手首を使って弦を移動し、右手首の支点は動かないため、ピックは1弦から4弦まで平行に移動するのではなく、若干斜めの軌跡になるはずです。

参考資料:王恵然・王紅芸編著「柳琴 演奏教程」人民音楽出版社

柳琴の弦とピックの微妙な関係…
深すぎず、正面から向き合わず、気のあるような、ないような…
そんな思わせぶりな関係のようです(^^;

孟憲洪の柳琴その2

この記事は、中国のメーカー不詳粗悪楽器VS.柳琴の中国一といわれる製作所の演奏用最低ランク琴(つまりその辺のメーカーの高級琴よりも安い)の感想だということをご了承くださいませ。
機会があれば、そこそこのメーカーの高級柳琴や孟先生のところの練習用琴等をまぜて、複数の琴の比較すると面白いかも。

まずは、品(フレット)の数。
一般的に練習用の琴は24品、演奏用が29品のものが多いといわれていますが、孟憲洪制作中心のものですと、練習用の安い琴でも29品あるみたいです。
フレットの数が多いということは、さらに高い音域が出るということです。
そこまで出す必要がある、あるいは、そこまでの高音域でもいい音がでるということですかね。

次に駒。
孟先生の駒は余分に穴が4つあいていますね。
これと音色はどういう関係があるのでしょうか。

そして、おそらく音色にとても影響していると思われるのが、品(フレット)の接着面です。
通常のフレットは面板にべったりとすべて底が面板と接着されていますが、孟先生の琴には、明らかに隙間があります。
フレットの端っこの方だけが面板と接着されていて、真中に隙間があり、あたかも橋のようになっているのが写真だと分かりづらいかな~

ピック。
孟先生おすすめのピックはナイロンの変形六角形。初級者におすすめとか。
何ミリかは存じませんが、指で押してみた感じが、いつものウルテム0.8ミリより、ちょっとぐにゃっと感がきついかも。
他にもプロの演奏におススメとかいうピックは、変形三角形のようなものがあるみたいです。

そして、わたくしの琴の琴頭は、岫玉(しゅうぎょく)という玉がついております。
多分、舞台では可愛いく映えるから、こういう琴頭があるのかな?
装飾的効果を期待するものだと思います。
岫玉というのは、等級にもよりますが、大したことない石ですととても安いので、そこそこの綺麗な天然石という感じでしょうか(よく中国では大人気で高価って宣伝文句があるけど、等級次第だよなと思いますがねぇ…高級玉石というより中級玉石じゃないかな)。
琴頭の装飾はあんまり音色に影響しないでしょうけど、どうなのかなぁ。
例えば、二胡の琴軸に携帯ストラップみたいな可愛い飾りを付けている方もいるかもしれませんが、「琴に何かついていると音色に影響する」といって嫌がる人もいますよね(わたくしも、そういうことはしません。音の振動に影響が全くないとは思わないので)。

どうでもいいことですが、岫玉は「集中力・洞察力を高め、感情の安定を図る石」ということらしいので、舞台で最高の演奏ができるように助けてくれたりするのでしょうか(^^;

さて、音ですが、曲をアップすると下手くそなのがバレバレなので恥ずかしくてできません。
それに、曲によってイメージがくっついてしまうと思ったので、開放弦だけをアップしてみようかと思います。
なるべく、そのものの音が分かるようにと、適当に開放弦だけを軽く弾いたものをほとんど加工せずUPしてみました。

しかしながら、音は録音機器や収録場所の影響も受けるので、やはり自分で弾いてみないと分からないと思います。
そんなわけで、柳琴をやっている方には、やはり、どこかで一度、弾かれてみることをおすすめいたします。
ま、この響きがきら~いって人もいるかもしれないけどね(独特だしね)。
それはそれで、一度はこの音を生で聴いてみると面白いと思います。

聴いてみたい方は、以下のURLにアクセスしてください。
http://www.voiceblog.jp/youli/1165672.html

孟憲洪の柳琴

日曜日、先生とデートしました(もちろん、冗談です(^^;)。

正確に言うと、北京のある楽器屋に孟憲洪制作の柳琴が置いてあるとの情報を得た先生が、「今日の夕方、予定がないのならこれから見に行こう~」とショートメッセージを下さり、さっそく、楽器屋さんに行ってきました。
先生が新街口(北京の楽器屋街)の楽器屋さんでの仕事を早めにあがるというので、新街口付近のバス停で待ち合わせて、琉璃廠(ここは骨董街として有名かもしれませんが、ここにも民族楽器店が集中しております)へ行ってきました。

店に入って壁にかかっている孟憲洪制作の柳琴を見つけると、それを弾かせてちょうだいとお願いし、他にも在庫あったら、全部出して見せてよとお願いして、合計3つの琴を弾き比べました。
お店の人は、こちらの目的がはっきりしており、ど素人じゃないと判断したのか、全然、こちらに構わず別のお客さんの相手をしているため、完全に先生とわたくしの2人の世界。

そして、先生は仕事中に二胡で手を怪我しちゃったとのことで、「俺、今弾くの辛いから、お前、自分で勝手に弾いて遊んで、どんな感じか確認しろ」と。
ぎょぇ~先生の手のひら、えぐれてる…痛そう。

そこへ小さな女の子を連れた夫婦が来店。
どうやら、子どもに何か楽器を習わせたいという目的で、知識を得るために来たらしい。
女の子、何だかんだといろいろ楽器に触れてあそびつつ、わたくしが童謡弾いて遊んでいるせいか、たま~にこっちを見るんだな。
「ごめんよ~おばちゃん下手くそでさぁ…」と心の中で謝りつつも、弾くのやめないもんね。

柳琴ってそんなに広く知られている楽器ではないようので、まず「あれは、何?子どもがやるとしたら簡単かな?」と指を指されて、店員さんに聞く人が多かったりする…(いつものことだけど、指を指される方としては恥ずかしい)
「わたくしでも弾けるんだから、あなたの子どもは楽勝だと思う」と心の中で言ってみるのでありました。

さて、本題の音色ですが、やっぱり「柳琴といえば、孟憲洪」と言われているだけあって、とてもよい音でした。
…これじゃあ、食べ歩き番組で「おいしい~」としか言わないバカ娘と同じですね。

言葉にするのは難しいのですが、自分の練習用の琴と比べ、一言で言うなら「月とスッポン」でした。
もっとも、中国一最低な琴と比べているので当然と言えば、当然かもしれませんが(^^;
何といいますが、音がよく響きました。
一つの音の中に、いくつもの音がつまっているというような感じを受けました。
そして、その音が気持ちよく、スカッと響き渡る感じです。
楽器屋のお決まりのセリフは「その辺の北方のメーカーが作っている琴とは音が全然、違うでしょう?南方の繊細な音がするでしょう?」

そして、手の感覚的には、とても弾きやすかったです。
おそらく、通常、楽器屋に展示されている安物の練習用の琴は品(フレット)がいい加減に出来ているものもあって、ものによっては音程が狂っていますし、ちゃんと押さえているのに、音がきちんと出なかったりするものもあります。
(再度言いますが、まぁ、そんないい加減な琴と比べるのは論外かもしれませんね…)

そして、わたくしは往々にして「右手の力が足りないから、きちんと音楽になってない!」と叱られるのですが、品質の劣る琴だと、弱弱しすぎる弾き方では、琴がきちんと音を拾えず、音楽とはいえない音が出ることが多いのですが、孟憲洪の琴ですと、弱弱しい動きまでもきちんと拾い出して、綺麗な音色に変えてくれるような気がしました。

ということは、上手い人が弾いた場合、荘厳なフォルテシモ、繊細なピアニッシモが本当に演奏者の思い通りに綺麗に表現できるのではなかろうかと想像しました。
そして下手な人(わたくし)の場合、多少、指の力が足りなくても、琴が助けてくれるという感じですかね。
技術的にど下手くそで聴けたものではなかった演奏も、いい琴使うと、とりあえず音色はいくぶんよくなるので、少なくとも本人の気分は最高。

そして、孟憲洪の琴に附属しているピックですが、変形六角型というのかな。
一辺の角度は、ベース型の先っぽみたいですね。
そして、持った感じは大きいなと思いましたが(いつものギター用のピックが多分、小さすぎるのかもしれません)、大きいだけあって、きちんと握れます。
きちんと握れるので、音がしっかりしたような気がしました。材質はナイロン?

正面からまともにお値段を聞いたら、XXXX元と言われました。
「どこまでまけられるか」と突っ込んでみても「そもそも、柳琴を専門にしている人が欲しがる琴だから、安くできるものではない、オマケできてもせいぜい100元程度しか引けない」と言われたので、先生もわたくしも「100元引じゃ、話しにならんよ、今日は買うのやめとく」と引き上げました。
楽器屋さんは「散々、遊んどいてそりゃないでしょ~、こういう品はハズレないし、この程度の値段はしても仕方ないよ~」と言われましたが、楽器屋を渡り歩いてきた先生にコストはお見通しなので、「また、そのうちね~」と立ち去りました。
先生いわく「知り合いの二胡の先生に頼んで話をつけてもらったら、彼とここの店主は仲がいいから値段はもう少し下がるだろうな。それと一般的に楽器屋は先生に対してあまり利潤を追求しないからね」とのこと。

先生は「中国一と言われる人の工房の柳琴なのだから、日本に胸張って持って帰れるね~どこに持って行っても恥ずかしくない琴だよ」と、まるで娘によい嫁入り道具を持たせるお父さんのような発言を繰り返し、何か面白い。

追伸:知り合いの先生が楽器屋と話をつけてくださり、ちょっとおまけしてくれたので、月曜日に買ってしました。
どこがどう違うのかというレポートは次回記事にします。

柳琴LESSON34

中年女子のゼロからスタートだから、仕方ないにせよ、わたくしには、とにかく「速く弾けない」という弱点があります。
少数民族の舞曲せよ、一部の童謡にせよ、練習曲の中には、結構テンポの速いものがあります。
しかし、テンポを上げると音がきちっと出なくなるとか(要するに、決まった場所をきちんと押さえられなくなる)、そもそも指がすっころんで速く移動できないとか、どうしようもありません。
でも、先生は絶対に許してくれないのだ~
「「手拉手」が、このくらいのスピードで弾けるようになるまで、俺はあきらめない!」とおっしゃり、更に続けて、
「この要求をクリアできたら、技術的に一段高いところへ行けるのだから、これをやらせないわけにはいかない」とのことです。
「手拉手」が速く弾けない理由は、実はテンポだけの問題じゃなくて(同じくらい速いテンポでも問題なく弾けてしまう曲もあります)、薬指と小指を交互に使う部分が多すぎるせいもあるんです。
薬指が言うことをきかないんですよね。

「薬指が言うことをきかないんです」とうるうる訴えてみたら、
そんなことは当たり前のこと。ピアノ弾く時だって、薬指は一番、どんくさい指だからな。暇があったら、膝の上で薬指だけ持ち上げて、トントン膝をたたいて遊んでいれば、そのうちもっと速く動くようになるぞ」とにっこりかわされました。
小指はまぁ動いてくれるし、力も入るのですが、薬指って日常生活でほとんど使わないから、感覚あまりないんだよねぇ…

今回はB♭調を中心におさらいしました。
「採蘑菇的小姑娘」はどうやら、わたくしの理解していたテンポが少し遅すぎたようで、もっと速く弾け~と言われ、「こういう感じ」と例のごとく歌ってくださいましたが、ちゃんと速く弾けて楽しかったです。
そして、「瑤族舞曲」後半の16分音符は、速度が足りないので、その部分だけ特訓して、来週、ちゃんと弾いて見せろということになり、レッスンは終了しました。

帰り際、先生は「柳琴の場合、今のお前のレベルだったら、人と公園で十分遊べると思うけどなぁ」と励ましてくださいましたが、先生、基準甘いんだよなぁ…

確かに中国の公園で弾いてみたら、全く楽器やったことない通りすがりの人は褒めてくれるかもしれないし、初級レベルの二胡弾きさんが相手にしてくれるかもしれないけど、日本だったら、騒音扱いか、後ろ指さされて笑われるんじゃなかろうか…正直、母に笑われたし(この時は学習2ヶ月目だったからか???いや、多分、今でもバカにされると思うな)、近所迷惑だから、お願いだからやめてくれと言われましたしね。

まだ、単純な音だけの旋律しか弾けないし、装飾音符とか、華やかな技巧の一つもできやしない状態だから、ほんと情けない。
トレモロやらせた日にゃ、均等にリズムを刻んでいないため、一小節の中で、リズムが微妙に狂ってしまいます。
それが自分で分かっているだけマシって先生、言ってくれますけど…

「音程の狂いは自分で分からない人がいるかもしれないけど(音感は訓練しなきゃ身に付かない)、リズムの狂いは普通、誰でも自分で気付いているのではないですか?」と自分の思っていることを素直に先生に聞いたら、
「いや、本当に分かっていない人もいるよ」との返事。

そういえば、カラオケとかで、音楽と全然、合っていないのに自分のペースで歌い続ける人いらっしゃいますが、わたくしは逆に、機械のような正確な伴奏を聴いていたら、どうしてもそれに合わせちゃいますよ?
少なくとも合っていないと気付いた時点で、合わせようと努力し、合わせきれない場合は、しばらく待って合わせられるところから入り直します。

思うに、譜面や伴奏や他人のメロディに関係なく我が道を走るというのは、緊張すると心拍数が上がったりして、それにつられてテンポが狂うとか、緊張して周りの音がまったく聴こえなくなるとか、そういうことなのかなと思っているのですが…

周囲の音が聴こえているのにどうしても合わせられない、あるいは心の中で刻んでいるリズムと合っていないという場合、技術的に手が速く動かないから、ずれちゃうとか、そういうことだと思っていたのですが、そもそもずれていること自体に気付かない場合があるとは…正直、想像していませんでした。

自分はたまたま、分かる場合が多いだけ、先生が細かすぎる点は指摘しないだけに過ぎず(気付かないことも、あるんだ…)、そうであれば、上記はかなり無神経な発言だったわけで、反省中…

柳琴LESSON33

端午節の祝日(水曜日)のレッスンから週末まで、期間が短すぎるため、土曜日のレッスンを日曜日にかえていただきました。

相変わらず、暑い家…
「すいません、家にクーラーないもんで、出来るだけ涼しい格好でいらしてくださいね」とわたくし。
「涼しいったって、限界あるしな…」と先生(^^;
そらそうだ…水着で現れるわけにはいかないだろう…

G調、C調、D調、F調、B♭調の音階の練習曲をとにかく弾きまくりました。
で、怪しいのがDとF調なんですよね。
GCは長いことやっているので割とマシなのですが、Dはそもそも練習曲が少な過ぎて、あっという間に次に行ってしまったのでうろ覚え、F調はわたくしにとっては、何と言うか分かりづらい音階でして、気を抜くと(…って、抜くなって感じですが)間違ってしまう。
B♭調は覚えたてなので忘れていないということと、何か妙にB♭調と相性いいというか、弾いてて楽しいんですわ。

そして、前回見てもらえなかったB♭調の小さな曲を3曲見ていただきました。
もともと使っている教材が子ども用のものなので、練習として載っている曲は童謡ばっかり。
まさに、わたくしのためにあるような本だなぁ。

瑤族舞曲(一部)
小螺号(一部)
採蘑菇的小姑娘

瑤族舞曲は舞曲なので、後半は十六分音符の連続なんだけど、薬指が言うことをきいてくれな~い(;_;)

小螺号(一部)は、わたくしはこれで曲全体かと思っていたのですが、先生が「最後まで弾きなさいよ」というので「楽譜通り全部弾き終えましたよ」と言うと「え?ほんとだ、楽譜、途中で終わってる…」とのことで、一部抜粋だったことが分かりました。

採蘑菇的小姑娘は、わたくしの予想通り、先生、楽しそうに歌ってくださいました(^^)
わ~~い、これ好きなんだよね。

課題:引き続き、とりあえず弾ける曲は、これからは音楽的に表現しようと努めて弾くこと。
「心」で弾かんかい!とのご命令が下りました。

柳琴LESSON32

今までのおさらいです。

G調の曲「手拉手」を何度も弾きました…が何度も躓きました。
多分、先生はこれを理想の速さで弾けるまで、どこまで課が進んでも、徹底的にマスターするまで許してくれないでしょう…

C調の曲「草原上升不落的太陽」
先生が二胡で合わせてくださいました。
弾けるかどうかという視点で判断すれば、初見の時から弾けてますが(譜面そのものは非常にシンプルで簡単)、音楽になっているかどうかという視点から見ると全然だめなので、「どうして、そんなに無表情に弾くの?」と何度も言われました。
「分からないものは分からない~」と最後はわたくしがぐったり倒れこんで、いじけてしまった。
先生も哀れにわたくしを見つめて「そりゃ、お前の民族の歌じゃないから、分からなくて当然なんだけども、俺、何回も歌ってあげたよね?説明してあげたよね?これモンゴルの草原、美しい太陽、すごくロマンチックな曲なのよ」と再度言ってくれるものの…
ダメ…ロマンチックな曲、苦手かも。
頭の中、空っぽかも。

今のお前はこんな感じで弾いているよ、と先生、わざと無表情にわたくしの真似をしてくださいました。
自分でもそうだろうと思っているけど、そもそも自分の中に何もイメージがないので、外に出しようがない。
要するに、有るものを外に出せという問題ではなく、無いものは無いんです…
「演奏ってね、楽器を通じて物語を語ることよ、分かってる?」と先生。
自分の美しくない音を冷静に聞きながら、美しい情景を心の中に形成してそれを表に出そうなんて矛盾しているので、考えたくもないというのが本音。
だから頭の中、空っぽ。
この曲、さっさと終わらせて、次に行きたいということしか考えていない自分…
え~ん。

そして、先生、気を取り直して同じC調の「ジングルベル」でも弾いてみるかと言い、わたくしがあっさり弾けるので「何年も聴いている曲は、ほんと素直に弾けるね」と言われました。
「だって、幼い頃から今まで毎年、世界のどこに居ても自然に聴いている曲じゃないですか」と返すと「そらそうだな」と。
クリスマスに嫌な思い出があるわけでもなし、楽しく弾けばいいだけなので、問題は深刻ではない。

そして、中国の童謡「我的好媽媽」(これもC調)を弾くと、これも楽しくあっさり弾けるので、先生「こういう楽しい曲は、ホント得意なんだな」とがっかり(?)

D調は練習曲が教則本に載っていないので、大好きな童謡「小白船」をD調で弾いてみろと言われ、その次にF調へ。
そしてそのまま、レッスンを終わろうとする先生…

「先生、B♭調はいいんですか?」と聞くと「あ?曲をやっておけとは言わなかったけど、予習してあるなら「採蘑菇的小姑娘」やってみる?」と聞いてくださった。
嬉しくって、ちゃんと弾きましたよ。
他にもB♭調の曲は本に載っているのに、あえて「採蘑菇的小姑娘」を指定してきたのは、多分、先生、童謡好きなわたくしのことだから、日頃遊んで弾いているに違いないと思ったんでしょうね。
ちなみに、職場の同僚に「游鯉の近所の人は最近、キノコ狩りの夢ばかり見るので何でだろうって悩んでいるんじゃないの?」と言われました。

そして、本当にレッスン終了。
課題は、各調の間を自由に行き来できるようにしておくこと。
今まで習った曲、弾ける曲をただ弾くのではなく、「音楽的に表現することを」を目的として弾くこと。

採蘑菇的小姑娘

先生が北京からいなくなって、半月ほど経過。
今まで毎週2時間、レッスンをしていただいていたので、本当にさびしい。
(柳琴1時間、二胡1時間、合計2時間のぶっ続けレッスンです)

しかしながら、「俺がいないと思って練習サボってたな」とは絶対に言われたくないので、淡々と練習し続けた…つもり。
B♭調をマスターしておけと言われていただけで、教則本に載っている曲をやっておけとは言われなかっけど、別に難しくない曲なので予習として弾いてみたのが「採蘑菇的小姑娘」という中国の童謡です。

同僚数名に歌ってくれとお願いしたら、歌詞があやふやながらも皆すぐに歌ってくれたので、どうやら、結構、誰でも知っている童謡みたいです。
歌詞は、女の子がキノコを採って、そのキノコを市場に売りに行くお話です。

そういえば、子供向けの琵琶、柳琴、中阮の本には、必ず載っているような気が…
曲の終りの「賽羅羅羅賽羅羅羅(sai luoluoluo sai luoluoluo)…」というフレーズは、日本語で言えば「ララララ~」程度の意味なのですが、これをカエルのように「ケロロロ、ケロロロ」と歌うと歌いやすくって、勝手にカエルの歌にして遊んでしまいました。

先生はよく歌ってくださる人なので(多分、外国人であるわたくしに曲の内容を教えてくれる意図なのだと思います)、今度も歌ってくれるかもな…とひそかに期待しています。

柳琴のピックについて

自分が弾きやすければ何を使ってもいいのだと思いますが、弾いている人それぞれお気に入りがあるのではないでしょうか。
それから、素材や厚みや形を変えれば、音色も変化するので、曲に合わせて変えるというのもありですよね。

そういうわけで、世間一般に言われていることと、わたくし自身のお気に入りについて話してみようと思います。

教本等の紹介をまとめてみると、材質として、「ナイロン」「べっこう」「セルロイド」が主として挙げられています。
「べっこう」は今時、手に入りにくいですよね。高いし~
おススメとして「ナイロン」を挙げる先生は少なくないと思います。
よい音がすると言われています。
ちなみにわたくしは「べっこう」も「ナイロン」も「セルロイド」も試しましたが、一番好きな素材は「ウルテム」だったりします。
キャッチフレーズは人の爪に近い素材とかって謳っていたような…
なんというか、柔らかすぎず硬過ぎずっていう妙な弾力感が好きなのです。

厚さですが、0.7から0.9ミリくらいの間がよいと言われていますね。
しかしながら、0.5ミリを薦める本もありましたが、わたくしは0.5は薄過ぎて弾きづらいような気がします。
前は0.75ミリを使用していました。
今は0.8ミリを使用しています。

それから、形ですが、もともと楽器屋さんがただでくださったピックは三角形(おにぎり型というのかな)でした。
究極的には、自分で作るのが一番思い通りになっていいのかもしれません(笑)
自分で作る場合は、0.7ミリから0.9ミリのセルロイドを直径2.5ミリのおにぎり型に切りましょうという説明が多いような気がします。
一辺がだめになっても、他の二辺が使えるので経済的とかよく言われますが…

なぜ、わたくしがおにぎり型を使用するのをやめたかというと、速く弾けないから。
先がもう少し細くないと、わたくしの場合、速くトレモロができない。
そこで、先生はわたくしのピックを見て、ハサミで切って形をティアドロップ型に変えてくださいました。
そしたら、嘘のように今までよりも速く弾けたのよね。
それ以来、ティアドロップ型が好きです。
月琴のピックのような細長いものや、四角とか、カッターナイフみたいな形等の変わった形もいろいろ見ましたが、どうも自分は弾きづらいんです。

結果的に普段、何で弾いているかといいますと
チャッティングバード、ウルテム素材、ティアドロップ型、0.8ミリ がお気に入りなのです。
このピックの先の形、細すぎず、太すぎずという感じで、自分の弾き方の癖に合っているのでしょうね。
以前はダンロップ、ウルテム素材、ティアドロップ型、0.75ミリだったのですが、こちらはチャッティングバードより先がほんの少し丸いような気がします。

それから、ウルテムという素材は結構長持ちするような…
趣味として弾いているような人が摩耗によりピックをダメにするまで、相当長い時間がかかるような気がしたりして。
それはそれで経済的でしょ(^^;
弾き始めて1年たっていませんが、ウルテム素材のピック11枚のうち、これまで途中で1枚なくして、1枚ダメにしたから、まだ新品が9枚もある!
その他、試しに使ってみたけど、別に心を動かされなかったピックがごろごろ机の引き出しで眠っていますがな。

柳琴LESSON31

F調キャンペーンも終わり。

今まで習った曲で、GCDF調、すべて弾いてみましょうということやりました。
「小白船」は大好きな曲なので暇があったら弾いているためか、難なく弾けるのですが、他の曲はぜんぜんダメ。

先生が「春天里」を久しぶりにG調で弾いてみろと言うのでやってみたらボロボロ。
まるで「初見」のようなひどいものでした。
「どうして、全部忘れちゃうかな…」と先生がっくり。
「練習曲や練習用のある曲の一部とかは完全に忘れちゃってもいいけど、ちゃんと一曲覚えたものは、一生大事に弾けるようにして、いつでも弾けるようにしていなさいよ」と言われました。
別に何の思い入れもない曲なので、パスしてから全然、練習していなかったもんな。

しかし、好きで好きで弾きこんだ曲とか、子どもの頃から知っている曲と言うのは、それこそテレビ見ながらでも弾けちゃうものですが、無理やり覚えた曲はすぐに忘れますね。
多分「短期記憶」にしかとどまっていなくて、「長期記憶」に移行していないからなのだと思います。
確かにせっかくマスターしたものを全部忘れたら、先生の言うようにもったいないというか、時間を無駄にしてしまったことになるのでしょうけど。

あー、だってこの曲、人に披露したとしても、受ける筈無い曲だし(中国人だってあまり知らない)、自分も別に思い入れないし、何を表現していいのか分かんないから、弾いていてもつまらないんだもん(^^;

そして、ずっとネックになっている新疆の「手拉手」
とりあえず弾ける速度で弾いたら、「新疆のダンスみたいにもっと速く」と言われました。
これ以上、速く弾くと音が出ない(正確に弦を押せない、右手と左手のタイミングが合わない等)と訴えてみたけど「練習するしかないの!」と一掃されました。
加えて、「速く弾く練習は、お前のためになるんだから」と言われました。

でもね、大人にはやはりこの程度が限界なんじゃなかろうかと思うのでした。
だって、これは練習していないわけではなく、ずっと練習し続けていた曲だから。
ピアノだって大人になってからゼロからやっている中高年者にトリルやらせても、そんなに綺麗に弾けないと思う。。。
あぁ、哀しい。

最後にB♭調の音階に入りました。
まだF調あたりが混乱しているので、B♭はとりあえず、曲は弾かなくてもいいから、音階だけは頭に叩き込んでおけということで、レッスン終了であります。

レッスンスピード早過ぎかな???

柳琴LESSON30

今週はD調(ニ長調)キャンペーン開催中でありました。
わたくしのデータベースからありとあらゆるニ長調の曲を引っ張り出して来て弾きました。
著作権切れの童謡等の五線譜のピアノ譜は結構もっているので、その下に数字をふれば、わたくしの場合はすぐに弾けちゃったりするのです。
もちろん、本来D調ではない曲をD調で弾いてもいいのですが(そもそもD調のポジションをクリアにするという目的のキャンペーンですから)、やはり原曲通り弾く方が気持ちいい。

D調の童謡って結構あるんですよね。
「かたつむり」とかも引っ張り出して来てファイリングしてあったので、先生、興味深そうに「かたつむり」の譜面を見て「これは一体何の曲?」というので歌って差し上げました。
「何だか韓国語みたいだね」というので「ちゃんとした日本語ですよお、韓国語と日本語は文法似てますけど、発音は全然違うんだから」と説明。
「かたつむり」って中国語で何だっけと、ど忘れしたので「雨の日に出てきて、のそのそこんな感じで移動する(身ぶり手ぶり)のろまな生物の歌です!」と言ったら「カタツムリだね」とすぐに大当たりでした。

そういえば、先生が「イルカ」が出てくるテレビドラマの演出がすごくよかったという話をしたとき、「海豚」という単語がそのとき、本当に「イルカ」の意味だったか自信がなかったので、「イルカって確か、海にいる生物で、夏になるとこういう感じで飛んだり跳ねたりして演技をみせてくれるやつですよね?」とパタパタ飛んで見せたら、先生、つられて「そうそう、そういうやつ」とパタパタしてくださって…(笑)
すまんのう、手間のかかる学生で(^^;
龍海先生の性格は、「のだめカンタービレ」に出てくる谷岡先生とハリセン先生をたして二で割ったみたいな感じだと思います。
谷岡先生のようにわたくしと遊んでくれることもありますが、「おら~俺の言った通りに練習せんか~」という怖い一面もあります。

来週はF調(ヘ長調)キャンペーンです。今のところ、F調を弾こうと思うと、まだ他の調と混乱してすぐに頭は切り替えられません。
この宿題がきちんとマスター出来ていれば、来週はB♭調を教えてもらえるのでがんばります。

先生にいわせると、とんでもないスピードで教えているのだそうですが、(普通は1年にも満たない期間にこんなにたくさんのことを教えないそうです)、わたくしにとっては、そんなに速いとは思っていないのだけど。

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