柳琴のピックについて

自分が弾きやすければ何を使ってもいいのだと思いますが、弾いている人それぞれお気に入りがあるのではないでしょうか。
それから、素材や厚みや形を変えれば、音色も変化するので、曲に合わせて変えるというのもありですよね。

そういうわけで、世間一般に言われていることと、わたくし自身のお気に入りについて話してみようと思います。

教本等の紹介をまとめてみると、材質として、「ナイロン」「べっこう」「セルロイド」が主として挙げられています。
「べっこう」は今時、手に入りにくいですよね。高いし~
おススメとして「ナイロン」を挙げる先生は少なくないと思います。
よい音がすると言われています。
ちなみにわたくしは「べっこう」も「ナイロン」も「セルロイド」も試しましたが、一番好きな素材は「ウルテム」だったりします。
キャッチフレーズは人の爪に近い素材とかって謳っていたような…
なんというか、柔らかすぎず硬過ぎずっていう妙な弾力感が好きなのです。

厚さですが、0.7から0.9ミリくらいの間がよいと言われていますね。
しかしながら、0.5ミリを薦める本もありましたが、わたくしは0.5は薄過ぎて弾きづらいような気がします。
前は0.75ミリを使用していました。
今は0.8ミリを使用しています。

それから、形ですが、もともと楽器屋さんがただでくださったピックは三角形(おにぎり型というのかな)でした。
究極的には、自分で作るのが一番思い通りになっていいのかもしれません(笑)
自分で作る場合は、0.7ミリから0.9ミリのセルロイドを直径2.5ミリのおにぎり型に切りましょうという説明が多いような気がします。
一辺がだめになっても、他の二辺が使えるので経済的とかよく言われますが…

なぜ、わたくしがおにぎり型を使用するのをやめたかというと、速く弾けないから。
先がもう少し細くないと、わたくしの場合、速くトレモロができない。
そこで、先生はわたくしのピックを見て、ハサミで切って形をティアドロップ型に変えてくださいました。
そしたら、嘘のように今までよりも速く弾けたのよね。
それ以来、ティアドロップ型が好きです。
月琴のピックのような細長いものや、四角とか、カッターナイフみたいな形等の変わった形もいろいろ見ましたが、どうも自分は弾きづらいんです。

結果的に普段、何で弾いているかといいますと
チャッティングバード、ウルテム素材、ティアドロップ型、0.8ミリ がお気に入りなのです。
このピックの先の形、細すぎず、太すぎずという感じで、自分の弾き方の癖に合っているのでしょうね。
以前はダンロップ、ウルテム素材、ティアドロップ型、0.75ミリだったのですが、こちらはチャッティングバードより先がほんの少し丸いような気がします。

それから、ウルテムという素材は結構長持ちするような…
趣味として弾いているような人が摩耗によりピックをダメにするまで、相当長い時間がかかるような気がしたりして。
それはそれで経済的でしょ(^^;
弾き始めて1年たっていませんが、ウルテム素材のピック11枚のうち、これまで途中で1枚なくして、1枚ダメにしたから、まだ新品が9枚もある!
その他、試しに使ってみたけど、別に心を動かされなかったピックがごろごろ机の引き出しで眠っていますがな。

One Response to “柳琴のピックについて”

  1. くるみ より:

    詳細 ありがとうございます。
    明日 楽器店で仕事なのでピックも見つくろってきます。
    ネットで見るとウルテムのはセルロイド等の様には出回って無い様ですね。
    置いてあると良いんですが。

    うちに子供の頃に買った大正琴のピックが一枚だけあったので 今はそれで弾いてます。
    これが文字通りの水滴型(ハート型?)でギター用のティアドロップより2回りほど小さく 厚さは0.5ミリ以下です。
    比べた事が無いので硬さや使い心地が如何なのかは分かりませんが。
    ので、大正琴のピックを検索してみたら菱形なんかもあって
    もう「使ってみなくちゃ分からない~」 な感じです。
    この分じゃ私もピックコレクションが出来そうですよ。(笑)

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