柳琴のLESSONそっちのけで、いろいろな楽器で遊んでもらいました(^^;
何やってるんでしょう。
そもそも、わたくしは笛がもう限界だと思っていて、もうすぐ1年になろうと言うのに、しかも、趣味でやってる人間にしては真面目に練習してきたのに、未だに呼吸がコントロールできないなんて、もう、どうしようもないもんですね。
自分でも嫌になってきたというのが本音。
で、笛の先生にはあまり愚痴れないので、龍海先生にげろげろ泣き言を言ったのがきっかけで、「で、どの程度吹けるのよ」って話から、いろいろ楽器を触って遊んだ次第です。
龍海先生の笛も決して上手くないのですが、楽器屋さんで働いている以上、何だって出来ますからわたくしの笛を吹いてみて、「お前よりはおれの音の方がマシ」と言われました。
所詮、こんなに年をとってから始めているわけだし、どんなに努力したってプロの音に近付けるはずもないんだから、ある程度諦めは必要だよと諭されて、その程度できるなら、後は割り切って何か有名な曲が吹けるようにしてみたら?ってアドバイスをもらいました。
もう、基礎を諦めて、できるだけ息を使わなくていい曲、弱い息でもそれなりにマシに聴こえる曲を適当に吹けるようになればいいじゃない、という感じ。
まぁ、管楽器には身体の機能的に向いていなかったってことでしょうね。
とっととやめればよかったのかな。
でも、龍海先生も決して「やめろ」と言っているわけではなくて、長く楽しくやるために諦めも必要ってことを言ってるわけなんですね。
そんなわけで、ぼちぼち、笛のコンディションを保つために遊び吹きする程度になるかもしれません。
ちゃんと笛を吹くことをあきらめて、その余った時間で二胡をやってみようかなと言いだしたら、もともと二胡の方が得意な龍海先生は乗り気で、あっさり「教えてあげてもいいよ」と言ってくれました。
なんつーか、もともとわたくしの手を事あるごとに、「大きくて二胡が弾きやすそう」「いい音でそう」って言ってらしたものね。
でも、実際にやってみたら、何ヶ月たってもいい音が出なかったりして。
そうしたら、わたくしが、まともに弾ける楽器なんてこの世に存在しないってことだから、聴く専門に徹しなさいっていう神のお告げだと思って、すべて諦めるかな。
Posted in 柳琴 by , 2010年3月23日 6:33 PM コメントは受け付けていません。
何だかよく分かりませんが、これまでのレッスンの総復習をやりました。
「きらきら星」「一分銭」に始まり、「小白船」まで、総おさらいです。
「手拉手」はどうにもこうにも速く弾けない。
とにかく、薬指と小指を速く動かすことと、ポジション移動を正確にすることは練習するよりほかはないんだから、引き続き練習しなさいと言われました。
なぜか「ジングルベル」はすごく上手いわたくしに対して、「どうしてこれだけ異常に得意なんだろうね、やっぱり世界中の誰でも知ってる曲だけあって、理解しやすいっていうところがポイントなんだろうか…」と龍海先生は悩むのでありました。
そして、トレモロ変奏曲にアレンジした「草原上昇起不落的太陽」と「小白船」に至っては、なぜか「小白船」の方がスムーズに弾けるわたくしに龍海先生はますます首をかしげつつ、「難易度は変わらないのに、出来に差があるのは、やっぱお前、曲の好き嫌いが激しんだな。」とばれてしまいました。
あはは…三拍子は楽しいんだもん。
しかも、童謡は歌詞も可愛くって楽しいし…(^^;
自分でもよく分からないのですが、三拍子好き~
ヨーロッパの一時期の聖歌に3拍子が多い(三位一体の概念から好まれた)と聞いたことがあるのですが、「主よみもとに近づかん」「あめのきさき」とか、好きで好きで、昔よく遊びながら弾きましたね…
だらだら、ゆっくり弾いていては、何年たっても上手くならないから、これからはとにかく音階にせよ曲にせよ、メトロノーム使って、徐々に速く弾くようにしなさいと言われました。
自分の押弦の位置が正しいのかどうかよく分からなくなってきたので、レッスン後、先生に手の指を見せて、こういう風に弦の痕がつくのだけど、いいのかなって聞いてみました。
「ま、いいんじゃない」とのこと。
ついでに、「そういう長い指や大きな手は二胡を弾くのに向いているんだけどね~」とも言われ「二胡を弾いたら、きちんと音程が合いそうだ」とのこと。
そうかなぁ、道を誤ったかな?
Posted in 柳琴 by , 2010年3月9日 3:43 PM コメントは受け付けていません。
相変わらずきれいな音色がでないわたくし…
もうだめかも…
そういう感じだったので、特に書くことがないんです(^^;
相変わらず筒音2の練習曲をゆっくり、ゆっくり吹いて、あとは基本練習を見てもらっただけでございます。
そういえば、雪先生は6月に東京へ行くそうです。
ある方のコンサートの一部分の民族楽器演目に出演するから。
先日、中国国内ツアーの海外版ってことみたいです。
【独りごと】
「何か音が抜けてないけど、もしかして笛にヒビでも入ってない?見せてごらん」と雪先生が言ったので見せてみたけど、これといってヒビはなく、要するにわたくしの息のコントロールの悪さと、それをカバーするために唇に負担かかり過ぎなせいで音が濁っているだけ(とほほ)
「基本練習は息の練習のために、大きくて長い笛を使って吹いて、練習曲は細くて短い笛使っていいから」と雪先生に言われたので久しぶりにC調の笛の箱を開けたら、なんとC調の笛にヒビが入っていた…
そうなんだよね、この季節、常に息を入れていない(適度に湿度を補充していない)笛はひび割れるんだよね(^^;
修理しないとね。
Posted in 笛子 by , 2010年3月5日 10:29 AM コメントは受け付けていません。
まずはG調の音階。
あいかわらず、速度が遅いのでした。
課題曲の新疆民謡「手拉手」はいつまで引きずっているのでしょう…
相変わらずパスできない。
「もっと速く弾きなさい(–;)」
と先生に睨まれるものの…
「これ以上、速く弾くと右手と左手のタイミングが合わなくなって音が出なくなっちゃうんで…てへ」
と笑ってごまかしたけど、当然許してもらえなかった。
「もっと上手くなりたいでしょう?だったら、出来ないことを出来るようにしようね」
「はい…」
そして、とどめは
「新疆の曲ってさ、踊るためのものなんだから、お前のスピードだと踊れないよ」
と言われてしまい、それは自分でも分かっているので
「これじゃあ、日本舞踊ぐらいしか踊れないですね」
と相槌を打ったら、
「“太極拳の舞”、だな」
と命名されてしまいました(^^)
あははははは(笑っている場合か)
次は「春天里」
これは、「まぁまぁ」と言ってくださいました。
最も速度も遅くていいし、薬指や小指を駆使しないから全然、難しくないし。
そして、先生、何気におっしゃいました。
「通常1年でやるところを半年で突っ走ったから、なんというか、中間に手抜き工事というか欠陥があるといつか崩れるから怖いんだよね。今のうちに穴うめないとな。」
「あはは、先生、またまた。進度が速いとは自分では全然、思えないんですけど…(だって子どもだったらもっと理解早いよ)」
「まぁ、いいか。でもお前、今年日本に帰るって言ってたから、なるべくある程度にまで達するようにしないといけないしなぁ」
「うん、うん」
そして次はC調へ
「草原上昇起不落的太陽」
メロディ自体は簡単なので、通して弾くことは何でもないんですが、先生の怖い一言。
「とりあえず弾けたからって満足しちゃだめだよ。何で音楽やってるかって、人に聞いてもらうためでしょう?音楽と言うのは、音で絵を描くというか、人に物語を聴かせなきゃだめなんだから。お前の障害は2つあるけど何だと思う?」
「???」
「言葉と文化。きちんと曲をアナリゼしてないよね。中国人だったらこういう有名な曲は歌詞も背景もきちんと知っているから、難なく表現してしまえるけど、お前には難しいよね」
そして続けてくぎを刺されました。
「もっと正確にリズムをとりなさい。特にトレモロ奏法になるとリズムが狂って一拍目が妙に長めになるよね。拍子を確認して、強弱をきちんと表現する、それから、クレッシェンド、デクレッシェンドとか気にしなさいよ。それが全部できたら、作者の考えていることが7、8割は理解できたことになるかもしれないね。9割に達することができれば、それはかなり素晴らしい演奏になるけど」
龍海先生、何か今日はすごく厳しかったです。
「半年でこの程度弾けるなら、それはそれでマシな方なんだけど、人に聞かせられるくらい上手くなりたかったら、これじゃまずい。これからもう少し厳しくするけど、いいよな?ストレスになるかな?」
「いえ…かんばります(^^;)ひくひく」
そして「ジングルベル」
一か所、弾きづらいところで、音がぎこちなくなる点を除けば特に悪いところもないようで、引き続き、その一小節を特訓しなさいとのことでした。
そして、「小白船」
3通りの変奏にアレンジしてもらったので、今後、それを弾いていくことになります。
トレモロと単純な奏法を組み合わせた編曲では、わたくしはメリハリなくついつい流して弾いてしまうので叱られました。
「みかんはみかんの味、リンゴはリンゴの味、ちゃんと分けなさい、混ぜるんじゃない~」
先生の例えはいつも面白いなぁ。
つい、ミカンとリンゴを一度に頬張る自分の姿が思い浮かび、笑いをこらえるのに必死。
ところで、この日は元宵節(旧暦1月15日)でして、この日は爆竹解禁の最終日。
6時半を過ぎたあたりから、外では爆竹や花火ががんがん上がって、しまいには先生の言っていることが聴こえない…(くっそ~)
信じられないことですが、楽器店の前の道路でも爆竹ががんがん鳴っている中、このやろうと思いつつ、柳琴を弾き続けました!
【独り言】
本当にわたくしのレッスンのスピードは速いのでしょうか?
先生の言葉が本当なら、あれもこれも短期間に教えすぎたかもって反省している龍海先生を眺めつつ、本人はどうしようもなく進展が遅くて、もう日本に帰ったら誰も教えてくれないし、どうしようかと途方にくれてるんですけど…とつぶやきました。
Posted in 柳琴 by , 2010年3月1日 12:51 PM コメントは受け付けていません。
この一週間、花火の音がうるさい…
あちこちに臨時の花火売場が特設されている。
もちろん、花火や爆竹は場所や期間が制限されているものの、おいおいこんな街中でやっていいのかというような人家に近いところで普通に花火を上げる人もいるので、夜道を歩くときは本気で怖い(^^;
わたくしは友人が多い方ではないし、遊びに出かけるのはおっくうなので、除夕(大晦日)は独り静かに家で過ごして、寝ても覚めても柳琴を弾くのでありました~~~
それから、中国音楽協会が音楽関係教材として発行した中国民族楽器に関するDVDを見ていました。
それぞれの楽器の著名演奏家が、その楽器の歴史等を語り、名曲の演奏が収録されています。手元に5巻ありますが、これで全部なのかどうかよく分からない。
「笛 塤 嗩吶 巴烏」
嗩吶を除き自分で吹ける楽器はやっぱり親近感があるので一生懸命見てしまいます。
「笙 管 蕭」
蕭の演奏家、教育家の張維良先生、やっぱカッコいいなぁ…
雪先生は学生時代、間近で張先生を見ているので「脚はこんなに細いくせに、手とか鼻の穴や口はでかくて、笛を吹くために生れてきた人だよね。」と言っていました。確かに、細いくせに鼻の穴でかいなぁとまじまじ見てしまいました。
「二胡 京胡 四胡 板胡 馬頭琴」
この類の楽器は自分で弾けませんが、日本で流行っている楽器なんだから知識はあった方がいいだろうと思って見ていました。
「琵琶 揚琴 古琴 古箏」
この部類の楽器は、あこがれですね。
古琴なんて、文人のたしなみですよね。
でも、同じ弾く楽器なのに、何で「柳琴」とか「阮咸」が収録されていないわけ?
悔しい…「柳琴」の歴史は浅いので、なくてもしょうがないかもしれないけど、琵琶があるのに、「阮咸」がないのは納得いかない。
「三弦 冬不拉 熱瓦普 都它爾」
新疆の楽器などは普段お目にかかれないこともあって、とっても嬉しかった。
しかし、何拍子かよく分からない曲や、一体、どういう音階なのか分からないものばかりで、わけわかめ。
多分、先に踊りを覚えれば、この類の曲を弾くのに役立つような気がする(基本的に踊りのステップに合っているわけだから)
さて、初一(新年1日)は、帰国します。
また、税関で持ち歩いている柳琴の説明をしなきゃいけないわけですな(^^;
何で知名度低いわけ?
Posted in 音楽あれこれ by , 2010年2月13日 6:13 PM コメントは受け付けていません。
C調を習い始めてから、たまにG調と混乱して間違います。
あぁ、大バカ者。
「手拉手」
本当に思うように弾けない。ゆっくりなら弾けるけど、原曲のスピードには全然及ばない。まぁ嫌いだからあまり練習していないので自業自得といえば、自業自得。
「春天里」
ゆっくりなら弾けるけど、速く弾けない。
「草原上昇起不落的太陽」
全部、輪で弾こうと思うと、音の粒がそろわない。
世にも美しいはずのメロディが、わたくしの手にかかるとホントに悲惨。
汚くて聴いていられない。
あまりにも気持ち悪い自分の演奏に気分が悪くなって、ぐったりしながら弾いていると龍海先生は「練習するしかないんだよね」とつぶやきました。
その通りなのです…
教えられることは教えてくださっているわけなので、この先は練習するしかないのですわ。ここで才能がないとか適当に言い訳してやめてしまうこともできますが、まぁ、才能のあるなしは本当のところ、もっと上のレベルになって初めて差が出るものなので、この段階の「できない」は単なる練習不足。出来なければ、人の倍、あるいは3倍、練習すればできるようになるはずなんです。
手が速く動かないのは、子どもじゃないんだから、有る程度、限界があるにきまっているので、自分に全く期待していませんが、多分、現時点の「できない」は限界だと言えるレベルじゃないから、先生も「もっと速く弾け」って言うのだと思っています。
柳琴って速いトレモロ奏法を駆使して、初めてそれっぽいというか楽曲らしくなるので、それをやらずして、ベンベンとゆっくり弾いているだけじゃ、うちの母じゃないけど世間的には「たいしたことないのに、いつまでやってんの?」とバカにされるだけなのですよね。
「ジングルベル」
無意識に足でリズムをとってしまったら、先生にポンと膝を叩かれて、無言で「足でリズムとるな、みっともない」と睨まれました(^^;
でも、先生の顔を見たら、リズムにあわせて自然にビミョウに顔が揺れているということに気付き、「おお、メトロノーム代わりになるなぁ」と思いました。
(先生自身は自分の癖に気付いているのだろうか?)
龍海先生の特訓メニュー
12123232
56567676
上記のフレーズを1~4弦で、とにかく連続して、出来るだけ早く弾け!
暇があったら、ドレドレってやってろ、とのことです(^^;
先週、「自分は子どもの頃から不器用で、何を習っても先生に呆れられていたダメダメだったんです」といじけてしまったら、「今までたくさんの人、いろんなレベルの人に教えてきたけど、もっと不器用な人もいるし、そこまでひどいことはないから、安心しろ。いじけている暇があったら練習しなさい!」と慰められました。
先生が嘘を言っているわけではなければ、わたくしは成人の学習者にしては速いスピードで進んでいる方らしいですが、大人で仕事を持っている人間にしては熱心に時間を見つけて練習しているからにすぎないのでしょう。
しかしながら、何かに「のめりこめる」ということも才能のうちなら、そういう能力は人一倍あるのではないかと思っています。
大人が簡単な曲をゆっくりベンベンやっているだけだから、傍から見たらかなり恥ずかしい演奏なんだよね。
本人は楽しいからまだ救われるけど。
春節のため、次のレッスンまで2週間も空くので、とにかくいっぱい曲を弾きなさい(なるべく速く)と言われました。
【独り言】
中国人の特徴なのか、民族音楽の特徴なのか、
「譜面どおりに弾ければいいってもんじゃない」と言われて、あぁ、やっぱりと思いました。昔から民間に伝わっている曲等は、主旋律は決まっているけど、適当に変奏しながら繰り返し弾くということをよくやりますよね。
もちろん、譜面どおりに弾けることを大前提として、習ったことを全部総動員して、如何に美しく弾くか、表現するか、考えなさいと言われました。
なんつーか、あぁいうふうに弾きたいというお手本があるといいのになと思う今日この頃です。
通常、弟子は師匠に似るものらしいですが、わたくしは笛にしろ、柳琴にしろ、師匠には似ても似つかない音を出します(;_;)
雪先生の音は、力強く澄んでいるし、龍海先生の音は楽しくて優雅です。
わたくしの音は弱くて自信がなく混迷している音なのです。
だから、自分で自分の演奏に吐き気がすることがよくあります(理想が高過ぎるのでしょう)。
本来、こういう人間は聴くことを専門にして、自分では演奏しない方が精神衛生上よいのかもしれませんが、適当に弦をポーンと弾く(ピアノを適当に1音、ポーンと打つ)と音がしばらく振動していますが、これ、かなり気持ちがいいので、やめずにここまで来たのだと思います。
柳琴を弾きながらうたたねしたこともあるし…
Posted in 柳琴 by , 2010年2月9日 8:30 AM コメントは受け付けていません。
あぁ…相変わらず進歩のないわたくし。
だったら、休みゃいいのかもしれないのに、1週間に1回、何が何でもレッスンに行くわたくしって、熱心というよりはバカ(先生にとっては迷惑な生徒???)
【課題曲】
相変わらず「紫竹調」の56565617のフレーズが一息で吹けない。
できないところは、その部分だけ取り出して何度も練習するしかない。
あぁ、音楽って楽しいことばかりじゃないんだなとこの頃つくづく思うのでありました。
【筒音2】
筒音2の音階も、ゆっくりやっているうちはいいのだけど、速くなると筒音5と混乱して、さあ大変。
そして4は半音なので、指孔は半分開けることになるのですが、どうしてもきっちり半分だけ開けることができずに、5にきわめて近い音になるので、「音、高過ぎ!」と雪先生に怒られる…
そして春節のために2回お休みになってしまうので、どっさり練習曲を課題にしてくださいました…あぅぅ。
練習曲ってさ、練習のために書かれた曲だから普通の曲より難しいっていうか、疲れるよね…
Posted in 笛子 by , 2010年2月8日 10:30 AM コメントは受け付けていません。
柳琴Lesson19の独り言の続きです。
「小白船」は朝鮮の童謡だと書きましたが、調べれば調べるほど、どうも違うようです。
原曲の作詞作曲は尹克荣(1903-1988)、1924年の作品らしい。
彼は中国の朝鮮族らしい。
(追記:その後、更に調べてみると、やっぱりソウル生まれの人らしいし、情報が錯綜して訳が分からなくなってきました。彼の国籍や血筋がどうであれ、著作権切れはしていないようなので、アップできないことにはかわりないんですが、中国語のウェブはお構いなしですけど。)
しかし、こうなってくると、死後何年だい?
おもいっきり著作権存続期間だよね?
あぁ、あちこちに楽譜や音源が転がっている(^^;
あーあ、わたくしもせっかくネットで見た譜面を二重奏用の数字譜に直してMIDIも作ってみたけど、公開できませんねぇ。
残念。
とぉっても綺麗なのに。
中国人はどうやら小学校でこれを習っているらしく、歌えるとか、思い出せば何とか歌えるとか、そんな人がちらほらいます。
「そのうち少し長い曲を課題としてあげるね」と龍海先生が言っていたので、曲を選んでもらうために楽譜をかき集めてLessonに行きました。
先生が楽譜を眺めている間、ひたすらG調の音階とC調の音階を弾き続けました。
先生:「もっと速く弾けるようになろうね」
わたくし:「(;_;)」
そして、パスできずにずっと弾きづけている「手拉手」と「春天里」
先生:「音色以外はずいぶん良くなったよね」
わたくし:「(;_;)」
って、言われてもなぁ。よろこんでいいのか、悪いのか。
もっとも音色はプロだって自分の音に満足していないんだから、音楽で飯を食っている人が簡単に音色を褒めることはあり得ないものの、
びみょ~(^^;
左手の押さえ方が時々悪くて良い音色がでないことがある。
はたまた速いフレーズになるとピックが弦を捉えずに一音抜け落ちることがある…
そして「草原上昇起不落的太陽」では、変奏パターンを考えて来いと先週言われたのだけど、綺麗なものがなかなか思いつかないので、適当に弾いたら「それもありかもしれないけど、何でそんなに不規則なの?」と呆れられた(^^;
生徒を全面否定しないところは、先生の年の功だよなぁ。
今度からは
① 譜面どおり
② 変奏パターンその1(1小節の頭を16分音符に変える)
③ 変奏パターンその2(全部、輪で弾く)
④ また譜面どおりに戻る
①から④までをワンセットとして、何回も弾きましょう~ということになりました。
輪奏法(トレモロ)を駆使した変奏曲を弾いた後に、先生がにこにこと「柳琴らしい音が出て綺麗でしょう?」と聞くのだけれども、正直、わたくしの輪奏法は粒がそろっていないので、聴くに堪えない。
「いえ、自分の技術不足のせいで、綺麗だと思うどころか正直に言えばかなり気持ち悪いです…」
と素直に言ったら、先生…無言。
おそらく先生は「うん、うん」と頷くわたくしを想像していたに違いない。
そりゃ、先生が弾いたらどんな曲でも綺麗になると思う…
柳琴というのは粒のそろった細かいトレモロを弾くと本当に美しい柳琴らしいメロディになるので、先生はそれをわたくしに弾かせたいのでしょうね。
だんだん、先生の趣味というか傾向が分かってきたような気がします。
先生ってロマンチックで美しいものが好きなんだよね。
先生が「次の頁の曲は練習した?」と聞くので、「ええ」と答える。
それは、季節外れの「ジングルベル」
楽しい曲は大好きなので、暇があったら弾いていました。
楽しくジングルベール~と弾いていたら、先生、ふと「前にも言ったかもしれないけど、お前、リズム感はある方だよね」とおっしゃる。
う~ん、リズム感と言うもの自体がどういう概念なのかあまり分からないので、何だかピンとこないけど、まぁ、よかったな、と一応喜んでおこう(^^)
「でも、家で練習するときはメトロノーム使って、厳密すぎるくらいに合わせなさい。合奏するときに役立つから」とさらに高い要求をなげかけられました。
【独り言】
結局、わたくしのためになりそうな適切な大きな課題曲はわたくしの持っている本からは出てきませんでした。
そこで、先生が「『彈起我心愛的土琵琶』とかは綺麗な曲なんだけどな」とおっしゃるので、後日ネットで探してみることにしました。
中国のネット上には、楽譜が簡単にあちこちに転がっているので、すぐに見つかりました。
また、朝鮮の童謡らしい「小白船」という曲も美しい名曲なのだそうで、探してみました。
いいんだか、わるいんだか、これもすぐに見つかりました。
この楽曲の著作権が切れているのか切れていないのかよく知りませんけど、少なくとも最近の実演はまずいのではないかと思うのですが、演奏データがあちこちに転がっているんだよなぁ…
Posted in 柳琴 by , 2010年2月4日 10:48 AM コメントは受け付けていません。
ロングトーン…
いつものことですが、高音を徹底的に練習しなさいとのお言葉。
「今までは高音の5と6は出ればOKにしてたけど、今度からは基準を上げて、安定して綺麗な音が長く続くように吹くこと」とのご命令が下りました。
先生にいわせると、わたくしは多分、方法は把握しているけど、ときどき忘れるし、せっかく吸った息をあっという間に吐き出してしまうので、つまりコントロールできていないので、長く吹き続けられないのだということらしい。
そういえば、以前、ブログにコメントをくださった方も悩んでいらっしゃったけど、普通に腹式呼吸をすれば息を吸った時お腹が膨らんで、息を吐けばお腹はへっ込みますが、綺麗な音を出そうと思えば、お腹で息を支えなくてはなりませんので、息を吐いているにもかかわらず、お腹は急にはへっ込まなかったりします。
もちろん息を吐ききればお腹はへこむでしょうけど、風船の空気が抜けるみたいに眼に見えてぷしゅーっとはならないわけです。
何で息を吐いてるのにお腹が膨らんだままなわけ?っていうすごい矛盾ですよね。
でも、これができずに、普通に息を吐いてしまうと、せいぜい6拍くらいしか息は続きません。
これがわたくしの大欠点であります。
「お腹の力抜くな」と雪先生に睨まれ、ひょえ~蛇に睨まれた雀の雛のようなわたくし…
「音そのものは難なく出せるんだから、今後は綺麗な音が続くように、高音の5と6だけ単独で何度も吹きなさい」と言われました。
さて課題曲は「紫竹調」
「56565617…」から始まる長いフレーズが一息で吹けません。
おまけに指がもつれるし。
そこだけ何度も吹きなさいと言われ、ちゃんと指が動くようになったので、一フレーズ吹くと今度は息が上手くコントロールできないことに気を取られて、指まですっころぶ。
「さっきまで出来てたのに、なんでそうなる?」と雪先生に睨まれ、うぇ~ん、わたくしだって知らないよぉ~
泣きたい…
次は筒音2の練習。
どうにもこうにも、筒音2に慣れずに、頭が混乱…
ちなみに、わたくしは数字譜を読むのはあまり得意ではない…というか、リズムはすぐに把握できるのだけれど(打楽器に転向しようかな)、五線譜と違って高音、中音、低音の区別がつきにくいので(数字の上に点が上とか下にあるだけなんだもん)オクターブ間違えてしまうことが多々あるのです(^^;
雪先生「あなたピアノやったことあるんだから、楽理の基本は分かってると思って教えていないけど、何で1オクターブ間違えて急に下がったりするのかしらね」
わたくし「五線譜は視覚的に1オクターブ見間違えようがないですけど、数字では音の高低をイメージしにくいからですよ。ちなみにアホかと思われるかもしれませんが、わたくしは五線譜は絵として認識しているので、音が4度上がるとかそういう数字的な概念で考えるまでもなく、感覚的にこれぐらい音が上がるという風に見ているわけで…」
雪先生「・・・・」
Posted in 笛子 by , 2010年2月2日 12:21 PM コメントは受け付けていません。