柳琴Lesson19
「そのうち少し長い曲を課題としてあげるね」と龍海先生が言っていたので、曲を選んでもらうために楽譜をかき集めてLessonに行きました。
先生が楽譜を眺めている間、ひたすらG調の音階とC調の音階を弾き続けました。
先生:「もっと速く弾けるようになろうね」
わたくし:「(;_;)」
そして、パスできずにずっと弾きづけている「手拉手」と「春天里」
先生:「音色以外はずいぶん良くなったよね」
わたくし:「(;_;)」
って、言われてもなぁ。よろこんでいいのか、悪いのか。
もっとも音色はプロだって自分の音に満足していないんだから、音楽で飯を食っている人が簡単に音色を褒めることはあり得ないものの、
びみょ~(^^;
左手の押さえ方が時々悪くて良い音色がでないことがある。
はたまた速いフレーズになるとピックが弦を捉えずに一音抜け落ちることがある…
そして「草原上昇起不落的太陽」では、変奏パターンを考えて来いと先週言われたのだけど、綺麗なものがなかなか思いつかないので、適当に弾いたら「それもありかもしれないけど、何でそんなに不規則なの?」と呆れられた(^^;
生徒を全面否定しないところは、先生の年の功だよなぁ。
今度からは
① 譜面どおり
② 変奏パターンその1(1小節の頭を16分音符に変える)
③ 変奏パターンその2(全部、輪で弾く)
④ また譜面どおりに戻る
①から④までをワンセットとして、何回も弾きましょう~ということになりました。
輪奏法(トレモロ)を駆使した変奏曲を弾いた後に、先生がにこにこと「柳琴らしい音が出て綺麗でしょう?」と聞くのだけれども、正直、わたくしの輪奏法は粒がそろっていないので、聴くに堪えない。
「いえ、自分の技術不足のせいで、綺麗だと思うどころか正直に言えばかなり気持ち悪いです…」
と素直に言ったら、先生…無言。
おそらく先生は「うん、うん」と頷くわたくしを想像していたに違いない。
そりゃ、先生が弾いたらどんな曲でも綺麗になると思う…
柳琴というのは粒のそろった細かいトレモロを弾くと本当に美しい柳琴らしいメロディになるので、先生はそれをわたくしに弾かせたいのでしょうね。
だんだん、先生の趣味というか傾向が分かってきたような気がします。
先生ってロマンチックで美しいものが好きなんだよね。
先生が「次の頁の曲は練習した?」と聞くので、「ええ」と答える。
それは、季節外れの「ジングルベル」
楽しい曲は大好きなので、暇があったら弾いていました。
楽しくジングルベール~と弾いていたら、先生、ふと「前にも言ったかもしれないけど、お前、リズム感はある方だよね」とおっしゃる。
う~ん、リズム感と言うもの自体がどういう概念なのかあまり分からないので、何だかピンとこないけど、まぁ、よかったな、と一応喜んでおこう(^^)
「でも、家で練習するときはメトロノーム使って、厳密すぎるくらいに合わせなさい。合奏するときに役立つから」とさらに高い要求をなげかけられました。
【独り言】
結局、わたくしのためになりそうな適切な大きな課題曲はわたくしの持っている本からは出てきませんでした。
そこで、先生が「『彈起我心愛的土琵琶』とかは綺麗な曲なんだけどな」とおっしゃるので、後日ネットで探してみることにしました。
中国のネット上には、楽譜が簡単にあちこちに転がっているので、すぐに見つかりました。
また、朝鮮の童謡らしい「小白船」という曲も美しい名曲なのだそうで、探してみました。
いいんだか、わるいんだか、これもすぐに見つかりました。
この楽曲の著作権が切れているのか切れていないのかよく知りませんけど、少なくとも最近の実演はまずいのではないかと思うのですが、演奏データがあちこちに転がっているんだよなぁ…