見た目と中身

人は見た目が九割とよく言われている…
確かに、目が悪くない限り、最初は言語より非言語的な情報からいわゆる「そういう感じ」を受け取るものね。

ところで、たまに聞かれる質問。
「あなたは少数民族なの?」
これは見た目(洋服の好み)と喋り方(外国語喋ってんだから変な癖があって当たり前)からくる素朴な疑問なんだろうな。

ところで、二胡を楽器ケースに入れて持って歩いていると
「バイオリン弾くの?」とよく聞かれる。
「二胡です」と答えると「へぇ~今はそんな大層なケースに入れて持ち歩くんだ~オレがガキの頃は太鼓の部分だけビニール袋かけてただけだよ」と言われることもしばしば。

可笑しかったのは三味線ケース持って日本の商店街を歩いてたら
「射撃やってんの?」とお爺さんに呼び止められた。
「いえ、これは三味線です」とニッコリ。
着物とか着てたら三味線ケースに見えたのかな?ジーンズだから、到底三味線には見えなかった?
でも、私の先生は普段、ジーンズでお稽古してくださいますよ。

一番、ぎょっとされるのが大三弦を持って歩いているとき。
そもそも、大きいので通行の邪魔だし、これが何なのか、他人にはなかなか想像できない…
同級生いわく
「これ持ってると、他人が振り返る確立がぐっと上がるのよね(^^;」
ちなみに、私の先生は、これ持って地下鉄に乗ろうとしたとき、改札でセキュリティチェック通過してきたのに、何度も中身見せろと言われたとか。
「先生、見た目が怪しいんですよ」と私達学生にからかわれる始末

話はそれるが、先日、大学の美術学部の子たちの授業で、どうやらちょっと昔の人物像を描くということをやっていたらしく、
廊下には時代劇から抜け出てきたようなおじさま、おばさま(彼らはモデルさん)がウロウロしていた。
美術室の前が音楽科の防音室なので、そこを三弦持って歩いていたらモデルさんに
「あなたもモデルさん?」と呼び止められてしまった。
私、別に民族服を着てたわけでもなんでもなく、フツ―の恰好してたつもりなんですけど…
「いえ、違います」と言ったら
「あら、じゃあ学生さん?京劇おやりになるの?」と聞かれてまいってしまった。

京劇用の三弦はもっと小さいです…(-_-:
まぁ、日本だって、三味線習ったことがない人からしたら、、長唄三味線も地唄三味線も義太夫三味線も津軽三味線も、同じように見えちゃうかもしれないし、三味線には違いないからなぁ~

6 Responses to “見た目と中身”

  1. くるみ より:

    ありがとうございます。
    Fang Fangは青いのと金のパッケージのを使った事があります。
    柔らかくて弾き易いですね。
    でも金のは こちらでは2800円位するので そう度々は買えません。(^_^;)(青は1000円くらいです。やっぱり学食二食位かな?)

    某先生が「星海」が良いと言われたと聞いたので探していたら
    1本だけ200円で売っているサイトがありました。
    他のサイトは皆パッケージのよく似た「常青」ばかり。
    高い弦に慣れた日本人は安価な物は買わないんですかねぇ。
    色々あった方が比べられて良いのに。

    私は3~4か月に一度換えてます。
    張ったら安定させる為にギュンギュン引っ張って弦を伸ばすので、
    弾くより こっちの方で弦の寿命を縮めてるのかも、と思ったり。(笑)

    二胡ケースは釣り竿ケースに間違えられた事はあります。
    後、布張りやガラス繊維製のケースではライフルと間違われた、って話しも聞きました。

    三门峡畅想曲の五線譜版の楽譜を探しているのですが、ネットで見かけられた事はありませんか?
    この曲はピアノ伴奏なので探し易いかと思ったら、数字譜はヒットするのに五線譜は全然です。
    音を拾ったり 全体の構成を見たりは五線譜の方が早いもんで、未だに。(汗)

  2. 游鯉 より:

    くるみさん、こんばんは~

    >>三门峡畅想曲の五線譜版の楽譜を探しているのですが、
    中国系の検索エンジンで探してみましたが、出てきませんねぇ。
    中国の場合、若い人は学校で五線譜勉強してるし、洋楽器を習う子も多いから大丈夫でしょうけど、一般的には数字譜が普及してますから…
    教会に備え付けてある聖歌も数字譜ですしね。
    そうじゃないと、お年寄りが読めない。

    >>音を拾ったり 全体の構成を見たりは五線譜の方が早いもんで、未だに。(汗)
    さすが、専門教育受けてるから違いますね、羨ましい。
    私が最初に習った楽器はピアノなのに、読むの遅…(^^;
    私が早いのはやっぱり数字譜です。
    ピアノ習った年月が一番長いのに、一番できないって…どうゆーこと。
    三味線の譜面(文化譜)の下に数字譜メモったり、五線譜の教材の下に数字譜メモったりしてるので、それぞれの先生方に、器用だねと言われてます。
    絶対音感がないので、こっちの方が自分の声のキーで歌いやすいっていうのが大きな理由なのかもしれません。

    五線譜について、三弦の先生には、「すべてハ長調だと思いこんでテキトーに見といて、半音の音にだけ気をつければいいじゃん」と言われましたが、難しいよう。

  3. くるみ より:

    ありがとうございます。
    游鯉さんが検索して見つからないんだからホントにネットには無いのでしょう。
    ピアノ譜を探している書き込みもいくつかあったくらいですしね。

    絶対音感が無いから移動ドオッケー、って訳にもいきませんよね。(^_^;)
    どちらも「慣れ」で解決できる部分もありますけど。

    数字譜のピアノ楽譜でソナタとか弾いてる動画がありますが、
    よくぞ移動ドで縦に7個も8個も並んだ数字を一瞬で読むなぁ、と感心してます。
    五線譜は譜面の柄で判断つけるので 一つ一つしっかり見なくて良いのが利点です。

  4. 游鯉 より:

    くるみさん、こんばんは~

    >>数字譜のピアノ楽譜でソナタとか弾いてる動画がありますが、
    >>よくぞ移動ドで縦に7個も8個も並んだ数字を一瞬で読むなぁ、
    >>と感心してます。

    そりはすごい…
    でも、考えてみたら、指揮者はすべてのパートを一気に読んでますよね。
    民族楽器でもオーケストラの場合、普通は五線譜を使用するでしょうけど、数字譜の民族楽器オケ譜見たことあるし。

  5. くるみ より:

    オケのスコアは楽器によって調が違ったりしてて見難いですが、
    結構同じメロディーを弾いているパートが多いです。
    学校でスコアリーディングの授業もあったんですけど
    身を入れてやってなかったんで使い物になりませんやね。
    今 思うとホントに勿体ない学校の使い方をしてましたよ。(-_-;)

    ところで、中国のJOYOという電気系の楽器等を作っている会社の
    エレクトリック二胡(电胡琴)を聞いたり弾いたりされた事ありますか?
    駒の部分がピックアップマイクになっている 今までには無いタイプの電子二胡らしいんですが。

  6. 游鯉 より:

    くるみさん、こんばんは~

    エレクトリック二胡、スミマセン、見たことも聞いたこともなかったです…いや、私が気にしてなかっただけか???
    そういうニーズが中国でもあるんですねぇって、逆に驚きです。

    ウェブで検索してみました。
    深センの会社みたいですね。
    ほお、専利取ってるんだ~(注:専利とは特許、実用新案、意匠を含む概念なので、どれを取得してる製品なのかわかんないや)
    家でがんがん弾いても誰も文句言わないからサイレントのニーズがあるとは思わなかったけど、ちゃんと、サイレント、チューナー、メトロノーム機能をウリにしてるんだなぁ。
    もし、お試しする機会があれば、こちらこそ、感想等教えてください。

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