二胡LESSON67

「やっぱり練習不足だと思うよ」

とは、よく先生がレッスンの最後に言うセリフのような気がします。
別に私に限ったことではなく、私のレッスンの前の生徒さんも言われていたりしますね。
う~ん、これを専門に勉強している人に言わせれば、一日1時間や2時間は「練習」のうちには入らないんでしょうね~
でも、私には今は一日一時間くらいが限界…今は朝から晩まで三弦三昧なのでこうなってしまうのだけど。
ナナ先生には「あなた真面目なタイプだから、二胡に身が入っているときの進歩は凄く速いけど、この頃は別のことに集中してるから、なかなか二胡が前に進まないのよね。気持をもう少し調整してね」とズバリ指摘されてしまいました。

相変わらず、ドミソ、ミソド ソドミ~」を繰り返す訓練なのですが、特に高音から低音に下がっていくときに音程が合いにくいのよね(^^;
「あなたは自分で音程外れるたびに、落ち込む性質なのよね。音外しているのに自信満々でどんどん先へ弾いていく子も大勢いるから、それはそれで長所ともいえるわけだけど」と変わった励ましの言葉をいただきました。

【余談】
さて、最近、先生のお友達があるテレビドラマで主役をされて人気が出てきたそうで
「う~ん、この間までフツ―の子だったのに、この世界、明日は誰が人気者になるのか分からないものよね」と感心していらした。
確かに、音楽や演劇、舞踏なんかをやってる子は、大学に入った時点で完成品同然なわけで(場合によっては十代で職業演奏家や女優だったりするわけで…)、技術はあるのが当たり前、後は、美貌や財力、人脈や運が作用して、いつ社会的に認められちゃうか分らないってだけのことだもんねぇ…

ところで、ナナ先生は昨日まで、オケに借り出されていたそうで、今帰ってきたところだと言っていました。額にいっぱいの吹き出物があるので
「お疲れなのでしょーか」と聞いてみたところ
「コンサートってメイクさんがメイクしてくれるでしょ、そのあとはいつもこうなるの…」と泣き笑い。
う~ん、肌に合っていないのか、舞台メイクは厚化粧過ぎるのか?

さて、もう、くどいくらい言及している音程問題ですが…
結局、ナナ先生いわく
「二胡という楽器の性質上、どうしようもないことなのよねぇ」ということらしいです。
ナナ先生に言わせるとオケの中でも、最初から最後まできちんと合ってる人って案外少ないのよとのこと。
どんなに練習しても合わない時もあるし、プロだって合ってない時が多々あるわけで…(素人に比べりゃその回数と誤差が少ないだけ)
しかも、もっと言えば
「音楽って抽象的なのよね。人の目に見えないしね、感覚的なものだし。だから、大きな枠の中で音程が合っていて、それで表現が邪魔されなきゃいいわけよ」ということらしいです。
プロの領域でも、結局、死ぬまで音程問題に悩まされるわけですね。
素人の私が、多少狂って嘆いている暇があったら、もっと練習しろよってことですね、ハイ。

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