二胡LESSON62

中央音楽学院海内外考級曲目1-6級
110頁 総合練習

楽曲
「光明行」

相変わらず、新しい曲にはいかず、徹底的にこの二つを極めよう、そういうことでございます。
全く二胡を知らない人がわたくしを見たら、「まぁ、お上手ね」と思うかもしれませんが、ちょっとかじったことのある人が見たら、「なってないわね」という感じであります。

内弦と外弦を速い速度で交互に変える時なんて、もうひどいものです。
ゆっくりのときは、そうでもないんだけど。
特に外弦に換えるとき、弓の竿がガクッと落っこちていく感じ…
「親指をもう少し左に寄せてみると、上手くコントロールがきくかもしれないよ」とのナナ先生の助言を受けて、弓の持ち方を少し調整しました。
「コントロールすることと力を抜くことは矛盾しているように感じるかもしれないけど、全くコントロールしていなかったら、あなたみたいにガクッと弓が転んでいくだけだから、親指と中指をもう少し意識しないと…」とナナ先生。
まぁ、今までは確かになすがままに、換弦していたから、コンマ何秒かのズレが生じていたわけで、それの改善スタートです。
人の手なんて千差万別、手の大きさから指の長さまで、そりゃ様々で、ある大御所の手の恰好をそのまま真似たからといって、誰でも上手く弓を操れるとは限りませんが、基本形があって、その基本形をもとに、ある程度、自分のコントロールが効きやすい微妙な調整をしていかないといけないわけです。
ナナ先生も「ある程度、これだけは守りなさいっていう規則はあるけど、感覚的なものは自分でつかむしかないのよね」と冷めた表情…
まぁ、そりゃそうだ、指の感覚は、言って分かるものでもなく、練習過程で自分で感じ取るよりほかにないんだもんね。

「換弦したことを感じさせないように、換弦する」これが最近の課題です。
開放弦で、なめらかに換弦できるようになったら、左手を加えて弾いてみる。
もし、左手が入った途端に滑らかでなくなったら、また開放弦での換弦を繰り返して、感覚を戻して、また左手をたす、その繰り返しです。

「光明行」
9小節目の333のアクセントは澄み切った音が出ないし…
音の立ち上がりは速く弓を引いてすぐに弓の速度を落とすと音がくっきりと出るそうですが、相変わらず、音程狂うので、おもいっきり弓が引けなかったりして(^^;

18小節目232121231 の十六分音符は、どうも惰性で指が転がるので、薬指が入ると、微妙に均一な十六分音符でなくなるのよね。こういう場合は、もう、ゆっくり一音ずつ弾いて、だんだん速度を上げていくしかないわけで…

29小節目 26 は音程がどうしても低くなるので、思い切って高い音にもっていこうとすると、今度は半音高くなる…なんでほどほどに高くならないのかねぇ

109、110小節 これも十六分音符で、弾けることは弾けるのだけれども、やっぱり、どうも均一な十六分音符ではないのよね。

右手にせよ左手にせよ、頭では、コンマ何秒か均一でないことがわかるだけに、頭のイメージ通りに動かない指が憎たらしくてしょうがない…

【余談】
ナナ先生から、胡桃とか木の実をいっぱいもらった。
先生の外地の生徒が先生へのお土産として持って上京してきたらしい。
外地の子どもが北京の音大附属を受けるための準備とか、外地の先生が勉強のためにとか、北京の先生を訪ねてくるわけだけど、そういう話を聞くと、北京に住んでいて、毎週レッスン受けられて、ほんと、恵まれてるな~としみじみ思うのでありました。
ちなみに、地方にもよると思いますが、レベルの格差も激しいらしく、ナナ先生が「これくらいフツーに出来て当たり前」と思うことをいろいろ書きこんであげたものを、生徒が田舎で地元の先生に見せたら「これ、全部できたら、君はランキング10番以内で合格間違いなしだと思う」と言われたとか。

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