中国のハープ?箜篌

先日、国家大劇院で箜篌の演奏家、教育者の崔君芝の講演を聴いてきました。
箜篌という楽器を間近で見たのは初めてだったのですが、すごくいい音しますね。
崔先生は、西洋のハープとの違いなどを説明しながら、三台の箜篌を使って、いろいろな曲を弾いてくださいました。
楽器自体は大昔からあるのですが、楽器や演奏方法の改革はまだまだなのだそうです。
ハープと違って、右と左の両面に弦がはってあります。
共鳴板は、ちょうど琵琶を真横にした感じで、筝のように琴柱があったりします。
そのせいか、演奏方法も、琵琶や筝の先生からいろいろ教えていただいて応用しているそうな。
弦はハープより軟らかいらしい。
そして、両面に弦がはってあるので、反対側の弦を波打つように押さえれば、筝と同じようにビブラートがかかるわけですが、張力がちがうので、筝のようには大きなビブラートはかけられないそうです。
古代はほとんど男性が弾いていたらしいですが、現代ではハープみたいにやっぱり女性っぽいイメージがあって、弾くのは女性がほとんだそう。

「ちなみに、箜篌一台いくら?」という質問が会場からありました。
わたくしもききたかったので、よくぞ聞いてくれましたって感じ。
演奏用に使用する楽器だと最低1万7千から2万元くらいとのこと。
あぁ、欲しいかも(^^;でも誰が弾くんだ?あたしゃ弾けない。今から勉強しようにも、先生がいないし、なにより、あれは見た目の華やかさとは裏腹に、体力と指の力がいるんだよねぇ…

Comments are closed

Ringbinder theme by Themocracy