ニ胡LESSON37

一か月ぶりのレッスンです。
長弓と音階は開始時の必ずやらなければならないお決まりのメニューなので今後は省略します。

中央音楽学院海内外考級曲目1-6級
4級部分 「2.両手配合練習」

模範演奏よりは遅いスピードですが、とりあえず弾けるので、先生が褒めてくれました。
「いや~4級だし、1か月もレッスンなしだし、怖気づいて落ち込んだりして弾けないんじゃないかと心配していたけど、調子いいじゃない~」
とのお言葉。
しかし、「あ~よかった」と思ったのもつかの間、「でもね…」と続いてたくさんご指導をいただきました。

1、外弦と内弦が交互に異動する時、もう少しスムーズに!内弦に移動するとき、中指と薬指できちんとコントロールすること。
理論上、内と外を行き来するときは、その瞬間、弓の速度を落とせば、不自然にならずにスムーズに移行できると言われているようですが、速い曲のときはどうしたらいいんだろうね…

2、速く弾こうとするせいか、右腕がだんだん上がってくるので(おそらく力んでくるのでしょうね)、弓はきちんと左右に引くこと!

3、C調は音程が安定していたけど、D調に転調した時に、狂いがひどかった(^^;無理に指定の指使いで音程混乱するのを避けるために、しばらくはあえて伝統的な指づかいで、本が指定している指使いを無視していいとのこと。

4、頭ではわかっちゃいるけど、16分音符を弾いた後につられて、次の小節のスピードまで上がってしまい、リズムがびみょ~に狂っている…(あちゃ~)
これは次回持ち越しで、きちんとメトロノームで合わせて練習してきなさいということになりました。

楽曲「良宵」
わたくしの演奏は、先生曰く「例えるなら白紙なのよね」
ごもっともでございます…
これがわたくしの最大の欠点なのでしょうね。どの楽器の先生にも言われる定番のセリフ。
「音符を弾くのではなく、曲を奏でなさい」という先生に本音を打ち明けてみました。
「何と言うか、今は音程が狂いがちな小節に差し掛かってくると、音程が合うかどうか心配で心配で、頭の中はそういうことばかりなんです。で、音程が上手くいったらいったで“やった~良かった~”と言うことで頭がいっぱいになるんです…」
「私も子どもの頃そういう時期があったわね」と先生が慰めて(?)くださいましたが、続けて「音楽やってるんだから、これからは音符に意味をもたせてあげないとね。」と諭されました。
次回はわたくしの頭の中にある強弱表現を譜面に書き込んできなさいということになりました。
今のわたくしのレベルだと、聴衆に分かる程度のはっきりとした強弱がつけられないんですよ、恥ずかしいことに。
素直に「先生、音を強くしたくても、力入れたら音色が悪くなるだけで、音は強くならないし、弓をぐーんと引けば、音は強く鳴るけど、あっという間に弓を使い切ってしまうので、次の音が続かなくなるし、どうしようもないよう~」と言ってみたところ、先生も「そうね、ゆっくりした曲の強弱表現は確かに難しいわね、ぼちぼちいきましょう~」と。

やっぱり道のりは長い…

「技術だけでただ弾いているというだけでは音楽をやっている意味がないし、かといって表現豊かでも技術が全然なっていなけりゃ、それはそれで聴けたもんじゃないので、やっぱりどちらも養っていく必要があると思うのよ」という先生のお言葉でした。

ぶっちゃけ、子どもの頃のピアノのお稽古では、“奏でろ”とか“もっと歌うように!”と言われたことがないので(というか、わたくしはとてもできの悪い生徒で、耳も悪いし、楽譜の覚えも悪いし、手も動かないし、練習熱心じゃないし、才能もなかったんで、先生も何も言わなかったのだと思います)、どうしたら、頭で考えているとおりの世界を、自分の手先の加減で実現できるのか、成功経験がないのでわかんね~のであります。

先生が本を何度もめくって来週までの課題を探しながら、何だか迷っている感じがするので、どうしたんですかときいてみると
「劉天華の曲が全曲載ってないのよね、高い級に配置されていても、曲の一部には技術的に弾けそうな部分もあるし、試験やコンクールの課題曲としてもよく使われるし、誰もがが演出時にプログラムに入れるから、全曲知っておくといいんだけど」とのこと。
「家に帰れば、劉天華曲集、持ってますけど」とわたくしが言ったので、「じゃ次回、もってらっしゃ~い」と言われました。

【余談】
最近、音が狂ってもしゃ~ないなぁと聞き流してとりあえず弾き通すことはできるようになりました。
神経がずぶとくなったのでしょう。
実際にはひどい演奏でも、弾いている本人はちょっとルンルン。
しかし…周囲はたまったものではないだろうなぁ…
いつになったら、許容範囲の音程になるんだろうね。

2 Responses to “ニ胡LESSON37”

  1. くるみ より:

    も一つ上の記事、「流石 寒陽先生!!!」って感じです。
    必要性を感じない音高の揺らぎや 前後の音に繋がらないビブラートは
    音楽じゃありませんもんね。

  2. 游鯉 より:

    くるみさん、こんにちは~

    「音楽」本当に難しいです。
    そんなわけで、何にも考えなくてもいい単純な音階練習みたいな練習曲は気楽で好きなのですが、それでも「音色考えて弾こうよ」と言われてマス(^^;

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