柳琴LESSON42

新しいことは習っていません。

基本のアップとダウンをチェック(ニ胡の長弓チェック、笛の長音(ロングトーン)と基本は皆同じですね)
やはり、アップ時に力が弱いので、思いっきり弾いて、手首をふり切らないといけないみたい。

次は、
タンタンタンタン(八分音符) タタタタ(十六分音符) タンタン(八分音符) 
これをワンセットとして、すべての線でやります。
遅いスピードから初めて、出来るところまで速くします。
もちろん、音量、音色をきちんと揃えることが大事。
いくら速く弾けても、音が均一でなければ聴衆には聴こえる音と聴こえない音ができてしまうため、実際には速く弾いていても、遅く弾いているように聴こえてしまったり、リズムが狂っているように聴こえるという哀しい現象が生ずることになるのです。

柳琴はニ胡などの擦弦楽器と違って、そのままでは音が伸びないため、輪(アップとダウンを速く繰り返す、つまりトレモロ)奏法を駆使することになります。
そんなときに、アップとダウンが不均一であれば、これは致命傷~~~
そんなわけで、これは大事な訓練なのです。
タタタタ(十六分音符) タンタン(八分音符)をものすごく速く繰り返せるようになれば、自然と小輪と長輪という奏法がマスター出来ちゃうわけです。

次の基本は、「ドレミファソラシド ドシラソファミレド レミファソラシドレ レドシラソファミレ…」のG調音階。
先生に言わせると、上記の7音階と5音階(ドレミソ、レミソラ ミソラド…音階)の練習は、典型的な基礎訓練なのだそうです。
これは柳琴を専門にやってきた人であれば、誰でも長年やっていることなので、確かに、どんな先生でも恐ろしいほどの神業スピードでこれらを弾きこなせますよね。
「何十年も柳琴弾きの間で流行している曲よ(笑)」とのことです(^^;
確かに、これ、神業スピードで弾くととってもワンダフル!!!

琴の傾度を変えてから日が浅いので、まだ弦を跨ぐ時に、他の弦をひっかけてしまうことがあります(超ど素人だ…恥ずかしい)
目をつぶっていても、弾けるようになるまで練習あるのみですね。

第三ポジションになると、G調最後のソラシドのシドなんて、大人の指には狭すぎます。
じゃ、どうするのって言ったら、それはもう、指を斜めにするんですね。
薬指や小指の右端の先で押さえる感じ。
ゆう先生はわたくしの左手先を見て、「う~ん、小指の右端の方にタコが当たるようになってくるとそのうち痛くないよ」と言いました。
ニ胡とはまた弦の当たる位置が違うので、人差し指と中指の先はもう全体的にかなり厚いのですが、小指なんてほとんど使わないので、痛いんですよね(あぁ、ど素人だ…)
ちなみに、もっと下までフレットはありますが(全部で29フレットあります。モノによっては24フレット)、ここより下はあまり使わないと思います。
基本的に第三ポジションまでGCDFB♭調の音階が自由自在に弾ければ、とりあえずはOKでしょう。

ちなみに、曲の中では音が下がってくるときに、ポジション移動するよりも、小指で内側の弦を叩いた方が合理的な場合があります。
わたくしにとっては、これが難題。
小指ってどんくさいですよね…
小指がそんなに短いわけではないので(同じくらい大きな手の他人の小指に比べるとちょっと短いです)、問題なく押せるし、音も出るんですが、押したときにちょっと弦を引っ張ってしまうらしい。
そうするとどうなるか、音程が微妙にズレるのです。

フレット楽器は音程がズレないのがいいところだと皆思ってるでしょ?
そうじゃないのよ。
注意してよくよく聴いていると、ちゃんと調弦していても、粗悪な琴というわけでなく、ちゃんとした琴で弾いていても、押し方一つで音程ズレるものなんですよね。
もちろん、大したズレではないけど、この頃ニ胡の音程で神経質になっているせいもあって、小指押した瞬間、ぞ~っと背筋が凍ります。

ゆう先生「あなた、要求高過ぎ~すぐには無理よ、小指が定位置に届いていて、音が出れば、最初はOK」とのこと。

初心者の中には通常の第一ポジションで人差し指や中指で押さえるときにも、手の緊張のあまり弦を引っ張ってしまい音程がずれる人もいるらしく、
自分が悪いのに「この琴、音が狂ってる」という人がいるので、笑うに笑えないとゆう先生は言ってました。

同じ弦上で小指を使うのなら別にそういうこともないのですが、内側の弦は「えいや!」って指を伸ばす感じなので、やっぱり無理がかかっている感じなのですよね…
小指を鍛えないとなぁ。

2 Responses to “柳琴LESSON42”

  1. くるみ より:

    日常使いのチューナーはヤ〇ハTD-35MLです。
    最初から洗濯バサミ方式なので便利で バックライトも調節できて見易いですよ。

    柳琴もタコ系でしたか~。
    弦を押さえるのが痛い楽器はタコ作らないと練習も出来ませんね。

  2. 游鯉 より:

    人の両手を見せてもらえば、タコの位置などから、何の楽器をやっているのか、当てられるかも(^^?

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