二胡LESSON27

腰を痛めたナナ先生、腰が痛いにもかかわらず、お時間が出来たので1時間レッスンをしてくださることになりました。

19 D調由上把位至下把位的音階模進練習
31 D徵調五声音階模進練習二
70 F調上把位至中把位音型模進練習

出来は散々。

「前からの繰り越しなので、出来ていて当然でしょ!何で出来てないの!」と本当に叱られました。
いや、一応、毎日数時間弾いているのですが…本当に効率が悪いのだと思います。
また、チューナーを見て練習しているので、チューナーなしで演奏することに自信がないんですね(要は自分の耳が当てにならない)
だから、ポジション移動するたびにいちいち止まってしまう。
実際、微妙に音程がずれるので何度も直す必要ありますし。
ちょっとのズレだったら、さりげなく移動して直せばいいのでしょうけど、瞬時に直せないので結局、止まる…

これらが、スムーズに弾けないと、絶対に先に行けないから、パスさせるわけにいかないとのナナ先生のきついお言葉。
また、「楽譜通りに音を拾えばいいってもんじゃないでしょう。もうこのレベルまで来たら練習曲といえども、その旋律感をきちんと表現しなさい」とも叱られました。

最後の楽曲、「長城謡」に至っては、もう早くレッスン終わりたいがために投げやりに弾いてしまい(すみません…もう本当に自分の音のすべてに嫌気がさしていたのです…)先生には「何で、ものすごい速いスピードで弾くの?音はちゃんと弾けているんだから、もっと楽曲らしく美しく弾きなさい!」と叱られました。

楽譜の速度より速いだろうとは自覚していたものの、まさか倍速以上になっているとは思っていなかった…
多分、もういやいや弾いているのが先生にはバレバレだったと思うレッスンでした。

【松脂の話、その後】

ナナ先生のお気に入りはやはりピラストロでした。色がいろいろで定番と言えば、ピラストロじゃないかと思っていたんですよね。
でも、オブリガードではなくトニカでした(^^;
「中がキラキラしているよ~」と先生。
ほんとだ、キラキラしてるね。
これはピラストロのトニカ弦(つまりナイロン弦)に適しているものなので、二胡弦でもいいのかなと思っていたのですが、粘度の問題なのかな???
ある方はピラストロの松脂の粘度の印象は、
ゴールドフレックス > クロムコア > オリーブ > オイドクサ > トニカ
という気がするとおっしゃっていました。
で、わたくしの印象としては、やはりベルナルデルは、かなり「さらさら」しているので、人によっては引っかかりが悪くて弾き辛いかもしれませんが、それに比べてピラストロのトニカはずいぶん引っかかりがよいと思います。
ベルナルデルは日本の夏に使用するのがいいのかも。

肝心の音色が変わったかと問われれば、変わりましたね。
あくまでも、わたくしの印象ですが、爽やかな感じから暖かみのある音色になりました。
粘度と引っかかり具合からくる差なのかもしれません。

【余談】
なぜか、二胡の高音の調子が悪くなりました。
先生に「駒変えた?それとも、二胡本体を倒したりしたの?」と尋ねられましたが、そんなことはありません。
「皮の問題かな、季節の変わり目だし、天気悪いからねぇ」と言われました。
そんなわけで、本人の気持ちもどっぷり落ち込みモードだし、二胡そのものの音も悪いし、どうしようもなく、最悪な音が部屋に立ちこめている今日この頃です。

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