ニ胡LESSON25

15 D調上把位至中把位音型模進練習三 前回から持ち越し
 とりあえず パス

36 G調不同節奏的模進練習 前回からの持ち越し
 後ろに十六分音符等の短い音が来ると、その音が適当になりすぎていると注意されました。
 意味のない音符はないのだから、きちんと弾きなさいと注意されました。
 「だいたい弾けていたら普通の先生は、学生をパスさせちゃうと思うけど、ちゃんと専門にしたい人には、そんなあやふやな弾き方は通用しないから、細かいことだけど、いちいち注意するからね」との厳しいお言葉。ありがたや…

56 C調頓音模音練習
 スラーとスタッカートは、とりあえず無視して練習するようにと言われました。
 つまり、わたくしのような初級レベルの人間は、連弓で弾くと、例えば音程が狂っていても、気付かずにあやふやな音のままそのまま突っ走ってしまうので、分弓できちんと弾くことを目的にこの練習曲を弾くように言われました。

83、84、B♭調上把位模進練習
 いつも7が低いと注意を受けました(^^;
 「その方がメロディ的には綺麗に聴こえるのは確かだけど、楽譜に書いてある音とは明らかに違っているので、好きなように弾いてはダメ!」と言われました。
 そうなんですよね、わたくし、よく勝手に自分が気持ちいいように作曲しちゃって、その違った音やリズムのまま弾いちゃうんですよね…(って単に楽譜読んでないんだろ、あんたってか???)

96 七声音階と琶音練習
 ドミソド ミソドミ ソドミソ っていうやつです。これがDGCFB♭A調すべてございます。この部分は前半の初級レベルではなく後半の高レベルに分類されています。あ~難しい。(譜面そのものは簡単だけど…ちゃんと弾けるかという視点で見れば、ちゃんと弾ける人なんて相当、レベル高いだろ…)

 「あなた、楽譜が綺麗過ぎよ、もっといろいろ書いていいんだから汚しなさい」と叱られました。この本、指使いがいちいち書いてあるので(場合によっては二段に分けて、異なる指法も書いてある)、あまり書き込みしないもんで…わたくしの楽譜はわりときれい。
で、一応、その指法の指示通り弾くべきものだと思っていたのですが、明らかにとても弾きにくいところが一か所あり、無理して弾いていたら、先生一言、「不合理な指法なんて無視しなさい。自分で合理的だと思うように変えてもいいのよ。その指法だと、あなたの手ではかなり無理があるでしょう…」。
なんだ…大先生の指使いを変えるなんておそれおおいかなと思っていたのだけど、かなり不合理な指法であれば、変えてもいいのね(^^;

【課題曲】
「山村初暁」

「全然、問題ないわ、これだったら、試験なんて軽くパスね」と言われて、これと言ったアドバイスなし。
「もしかして、こればっかり練習してたの?」と先生に聞かれ、「いえ、練習曲に疲れたら、その合間、合間に遊び弾いていただけです」と正直に答えました。
「やっぱり基礎練習は大切だってことが証明されたわね、ちゃんと基礎をやってれば、楽曲はすごく簡単に弾けるのよね」

まぁ…表現とかそういうことを抜きにして、弾けるかどうかっていうレベルだったら、本当にそうですよね。
で、毎日練習に疲れると、気分直しに何度も遊んで弾いていたため、当然、自然に暗譜してしまいました。
聴いた人間が感動してくれるかどうかっていうレベルでは「?」が100個くらい付きますけどね(笑)1級くらいの曲では誰も感動してくれないよなぁ。でも、大先生が弾けば、感動できるんだろうなぁ。
単にのどかな気分で弾いただけなので、龍海先生(わたくしの最初のニ胡の先生。仮名)だったら、さぞや不満だろうなぁ。

そういえば、龍海先生がよく言っていました。
「お話を聴かせるように弾きなさい。まずは、初めての聴衆である俺に何か伝えてみようと努力してみなさい。」
ううむ…そういう芸術の領域に達するまでにはあと何年必要なんだろう?

【余談】
これまで、出会った中国人の先生は、ピアノの朗朗さんをよく引き合いに出します。
「才能あっても、練習しなけりゃ、ただのバカ、彼は相当練習したんだから、あれだけの人になったのよ。あなたも相当練習すれば、絶対、上手くなれる。ニ胡は裏切らない!」

「朗朗だって、間違って弾くことはあるんだ。だから自信持て。」(ははは、すごい理屈だ)

4 Responses to “ニ胡LESSON25”

  1. くるみ より:

    朗郎さんも人間だ、って事で音楽をしている者として同列に並べて貰えるんですかね。(笑)

    特に二胡は「前の音がきちんと終わってから次の音にとり掛る」って所が顕著ですね。
    ピアノだったら次の音の入り始めが大切なので 用意が出来る様に前の音を終わらせますが。

    楽譜は自分で記号を作って書き込むと良いですよ。
    楽譜を一目見たら「昨日そこの部分を こうし様と思ったんだった」
    と思い出せて その日の1回目から間違わずに弾ける様にしておくと無駄が有りません。
    とは言っても、法学をする人達は記憶力が凄いから 書かなくても大丈夫なのかもしれません。(^o^;)

  2. 游鯉 より:

    くるみさん、こんにちは~

    その人の楽譜って確かに個性でますよね。
    また、職業として音楽をやっている方が個人的な自分の楽譜を他人に絶対に貸さないというのも分かる気がします。

    ちなみに、わたくしは記憶力よい方ではありません(^^;
    感覚とか身体で覚えているだけにすぎません。
    ですから、ペーパー試験に本当に弱いのです(笑)

    >>朗郎さんも人間だ、って事で音楽をしている者として同列に並べて貰えるんですかね。(笑)

    多分、ここらへんが中国人と日本人の違いなのかと思うことがあります。
    ある意味、同じ人間というか、少なくとも、いる世界は同じだと思っていて、レベルが違うことは認識しているという感じでしょうか。
    確かに、同じように楽器を用いて、同じように楽譜を読んで、同じように何かを表現しようとして演奏しているんですから、別に何ら変わりはないもんね(笑)

    わたくしの院生時代も、先生はよく「立法の参考意見を言ってみなさい」みたいなこと言いました。
    日本だったら、我々のような凡人が何を言えるのかという感じで、はなっから立法者でもある学者さんとは別の世界にすんでいるような距離感がありますけど。

  3. twn より:

    はじめまして!3週間前から二胡を習い始めたtwnといいます。私は台湾に5年前から住んでいて、そのうち二胡をやってみたいと思っていたのですが、やっと最近始めることになりました。
    ブログの内容、すごく参考になります。私はまだ音がギイギイなるような初心者ですが、楽しく続けていけたらいいな・・・と思っています。今後ともよろしくお願いいたします。

  4. 游鯉 より:

    twn さん、こんにちは~

    台湾に5年いらっしゃるんですね。
    台湾も中国語を使用するわけですが、大陸とはいろいろ言い回しが違ってて、面白いなぁと思います。
    わたくしは一度しか行ったことがないのですが、また行ってみたいです(冬になると特にそう思う…)

    生徒や先生によってレッスン内容は千差万別だと思うのですが、人の記録というのは模範参考にできたり、反面教師にもできますよね。
    自分の覚書として、レッスン終了後にすぐ書いているのですが、何年か経って、あーこんな簡単なことで悩んでたんだぁとか懐かしく思える日が来ることを楽しみにしつつ…

    お互いに頑張りましょう(^^)

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