柳琴LESSON38~孟醒老師編

「振り」とは、右手演奏過程において演奏者が最もおろそかにしやすい問題です。弾撥楽器のアップ・ダウンピッキングは、擦弦楽器のアップ・ダウンボウと同様、各楽器の基本動作を構成し、弾撥楽器のアップ・ダウンピッキングが十分に振れているかどうかということと、擦弦楽器のアップ・ダウンボウで、弓全体を使いきれているかどうかと同様、演奏者の基礎がしっかり固まっているかどうかということを評価する重要なポイントです。弾撥楽器において、アップ・ダウンピッキングが最大限度まで振れているかどうかということは、演奏者が本当に力を抜いているかどうか、本当に手首を使っているかどうか、手首の力で琴を弾いているかどうかの目安ともなります。手首を十分に振って琴を弾かなければ、音楽の強弱の完全なコントロールは出来ません。弾撥楽器の音量のコントロールは一般的に次の点からコントロールします。

1,振りの幅。腕を円心として、振りの幅が大きければ大きいほどよいですね。始めは、遅いスピードから練習して、できるだけ人為的に振ってみてください。慣れてきたら、自然に出来るようになってきます。

2,振りの速度。練習開始時は、遅いスピードから練習して、だんだん速くしていってください。

3,振っている腕の緊張度。先にも言った通り、振りといっても脱力の振りですから、脱力も振りの脱力で、相対的なものです。ですから、腕はとても脱力していて、脱力した腕、前腕、上腕を維持することで、振り全体の過程が比較的脱力します。もちろん、脱力を会得した後で、脱力の基礎の上にどのように合理的に相対的緊張を習得するか追究してください。初級レベルの方には、まず、先の二つの方法から振りをコントロールすることを会得するようアドバイスします。慣れてきたら、3つ目の方法で振りを学んでください。

では、「脱力」と「振り」を把握したら、完璧な音色になるでしょうか?
答えはNoです。次に弾撥楽器の右手技巧の3つ目、「均一」についてお話ししましょう。
(続く)

孟醒:徐州師範大学音楽学院教師、中国民族管弦楽協会柳琴、阮専業委員会理事、徐州音楽家協会副主席。1978年出生。3歳から父孟憲洪に柳琴を習い、6歳から著名な音楽家王恵然に柳琴を師事。1996年中国音楽学院器楽系入学。2000年卒業後、徐州師範大学音楽学院の教職に就き、2001年 徐州師範大学音楽系民族楽器オーケストラを設立、指揮を担当。

2 Responses to “柳琴LESSON38~孟醒老師編”

  1. くるみ より:

    ありがとうございます。
    今度 言い訳する時には字を書きながらやります!

    個々の漢字の意味だけでは計り知れないですね。<姑娘
    中国語の源語海が欲しいです、日本語表記で。
    愛人と情人も中国語と日本語じゃエライ違いですもんね。
    中国曲の題名は漢字だけで意味を推測すると とんでもない事になったり。(^_^;)

    子供の頃 ピアノの先生から
    「手には力を入れない様、但し指の第一関節だけは動かす時に力を入れる」
    と言われました。
    言われた当初は分かりませんでしたが 練習していくうちに出来るようになり
    出来たら その感覚が分かる様になりました。
    同じ動作を繰り返すものは どれも似たような注意をされるものですね。

    二胡のビブラートも同じ様な感じがします。
    力の入れようは違いますが。

  2. 游鯉 より:

    くるみさん、こんにちは~

    自由に脱力できたら、一人前なのでしょうか…
    わたくしなんぞは、子どもの頃、真面目にピアノを習っていなかった(学ぶ姿勢が出来ていなかった)ので、先生にそういうことを言われた経験がありません(^^;

    もっと真面目に練習して、基礎ぐらいは身につけておけばよかったと後悔。
    ピアノ弾いてみたいと思うものの、今からじゃ、未経験者と全く一緒。とほほ。

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