柳琴きちんと持てますか4
なお、以下の引用部分は、孟憲洪先生と孟醒先生の許諾を得て、徐州孟宪洪柳琴制作中心ウェブサイト(www.mengxianhong.com)の掲示板より翻訳、転載したものであり、孟憲洪先生と孟醒先生及び翻訳者である萩原有里(游鯉)の書面 による同意なく、著作権法の定める適正な利用を超えるその他の利用はできないことをご理解ください。
游鯉より
No.205に対するご回答ありがとうございました。琴の位置を上に引き上げたら、左手親指の負担はだいぶ軽くなりました。また、支架がとても低いと右手の腕の重量が足りなくて、右手がバランスの一部を形成できないと感じました。琴の位置を高く引き上げると、右手の重量を十分に利用できるかなという気がします。わたくしの感じですと、脚から支架の穴まで10センチ以上いるような気がします。(第2弦の琴軸の位置がわたくしの耳の位置と同じくらい)。これって、美観的に如何なものかとも思うのですけどね…
でも、美観がどうであれ、わたくしはちゃんと琴を弾きたいと思っておりますので、どうぞご指導のほどよろしくお願い申し上げます。それから、「あなたが本を手に取るとします。あなたが手にとった本が左右に傾斜することを心配するでしょうか? 原因の一つは、親指とその他の4本の指の対抗する力のバランスがとれていないのでしょう。他には右手の重量を利用することです。」というアドバイスはとても参考になりました。でも、開放弦を弾いた後にポジション移動しようとすると、左手親指が後ろに滑ってしまい、琴は必然的に左下に傾いてしまうのですが、どうしたらいいのでしょう?
【孟憲洪先生の回答】
やっと出張から帰ってきました、ごめんなさいね。一、左手を下へポジション移動する際、左手親指を下に移動させるときは、内側あるいは中側に異動してはいけませんよ。琴の縁に沿ってください。そうしないと琴を持っていられません。試してみれば分かります。二、琴の台座を高くした後、琴頭は耳の傍へ近づくようではいけません。琴頭を前に出して、琴頭と肩の距離はげんこつ一つ分くらいです。こうすれば弾きやすいと思います。試してみたら、またご連絡ください。柳琴の支架は私が数年間模索して、1977年に今の形に落ち着き、右手、左手の問題を解決しました。遠慮なく意見を出してください。たくさん意見交流しましょう。