中阮が家にやって来た
昨日、中阮が家にやってきました。
材質は、共鳴部分は紅木で、中国語で「清水」といって、上から何も塗っていなくて木目がそのまま見えるものです。
面板(表の板)は、泡桐。
琴軸は牛角
ぶっちゃけ、高級な楽器ではありませんが、最低限音色が保証できる材質で、音が正確なものを、できるだけ値段を抑えて買ったという感じです。
先生は一通り説明した後、わたくしに「ほらよ」と中阮を渡し、持ってみなさいと言う。
わたくしの最初の感想は、「お重い…」
先生の感想は「やっぱ、お前、身体大きいから、柳琴より中阮持った時の感じの方が綺麗だね」
(自分でもそう思う…)
しかし、ハードケースにいれると結構な大きさだし(楽器屋さんでは小さく見えるけど)、重いし、これは移動に不便な楽器だなと改めて思いました。
知っている童謡を片っ端から弾いてみました。
しかしながら、やはりフレットの間隔が広いので、キツイなぁ。
弦と弦の間も少し広い。
しかし、落ち着いて甘い、いい音がよく響くのだ~
先生がいうには「二胡や別の楽器とよく溶け込む音がするかなと思って買ってきてやろうと思ったんだよね」とのこと。
柳琴がちゃんとマスター出来ていないので、まだまだ中阮は教えてもらえませんが、時間があるときに、今まで柳琴でやった曲を中阮で弾いて遊んでもいいよ、と先生は言っているので、たびたび、遊び弾くことになると思います。
おぉ!綺麗な楽器ですね。
良いな~、見てると涎が出ます。(笑)
中阮は竿の厚みや幅が広いので ちょっと弾いてみるのでも大変ですよね。
楽器店にあるのは重さは まあ見た目で予想した通りだったのですが、
ケースが大きいのには驚きました。
ソフトケースなんかがあれば もう少し持ち歩き易いんでしょうけど。
胴は様式化した人の顔の様ですね。
擬人化して 余計に親しみが湧きそう。
くるみさん、こんにちは~
いいでしょ、いいでしょ。
確かに大きいので先生もソフトケース買っておくと便利かもねと言っていました。
今のところ、家で遊び弾きしかしないので、要りませんけど。
くるみさんも、柳琴と同時に中阮もいかがです?
ところで、今さらなのですが、わたくしの柳琴の材質が大体分かりました。
多分、中国語でいうところの「椿木」、日本語ですと、いわゆる椿ではなく、チャンチンというものではないかとある人に言われました。
しかしながら、上からニスがかけられているので、よく分かりませんけどね。
どこの制作所で作られたものなのか、よく分からない品なのです。
先生いわく、「お前がよく弾いているせいか、当初の音に比べると、本当に音がよく響くようになった」とのことです。
多分、わたくしは完全帰国前にもう一つ今のより良い素材の柳琴を買うと思います。
「徐州孟宪洪柳琴制作中心」の柳琴に興味があり(聞くところによると、柳琴を代々制作しているそうで、とてもよい品らしいです)、機会があれば触れてみたいと思っています。
その前に、お前の腕をもっと向上させいって感じですが(^^;