柳琴LESSON18

この一週間、暇があったら琴を膝にだっこして、ああでもない、こうでもないと模索し、龍海先生に「こうした、ああした、これでいいのだろうか?」と事あるごとにショートメールしたおかげで(うるさい学生ですね)、とりあえず、何とか琴が前より上手く構えられるようになりました。
おかげさまで、太ももが痛いです(痕があるぞ)。
龍海先生も「前よりずいぶん進歩したねー」と褒めてくれました(完全に子ども扱いだな…)

「手拉手」(新疆民謡)これは、もっと速く弾けるようにがんばってね、と言われました。
「春天里」(歌謡曲?)何とか弾けるのですが、もっと滑らかに弾こうね、と言われました。

そしてG調の曲をさらった後は、C調の「草原上昇起不落的太陽」を弾きました(主旋律はめっちゃ簡単。5分で誰でも弾けるようになると思う)。
先生、機嫌がいいのか、わたくしの琴に合わせて歌を歌ってくださいました(^^;
こういうところ、やっぱり中国人だからなのかなぁ。
日本にいた頃、ピアノの先生もバイオリンの先生も一度も下手な演奏に合わせて歌なんて歌ってくれなかったなぁ。

そして、新たな課題が出されました。
「これはめちゃくちゃシンプルな主旋律にすぎないので、これまで習ったことを応用して、自分で適当にアレンジして弾いてみなさいよ。曲の大局的な意味を変えるほどの破壊はダメだけど、いろいろ試してみなさい。そしたら二胡と合奏しようね~」

お琴の先生を迎えに来ている彼氏さんがわたくしたちの横にいて、相変わらずわたくしと龍海先生のやりとりを見聞きしていて、たまに「ふっ」って笑うんだよね(^^;
確かに、クラッシックじゃない変な曲ばかり、弾いてよろこんでいるので、呆れているのかなぁ。いい大人はこんなに簡単なフレーズでここまで喜ばないから、わたくしってかなり幼稚なのかなぁ。
柳琴も二胡もどちらかといえば主旋律を奏でる楽器で、普通はこんな組み合わせをしないから、我々の演奏がかなり奇妙なのかなぁ。
(でも、わたくしはともかく、龍海先生の二胡はとても上手なので、笑える演奏ではないと思うけど???)

昔、知的財産法の指導教官と真面目に法律を論じているのに、周囲にいた人が時々、笑いをこらえていたような気が…(本人たちは至って真剣で真面目なのだけど)

ところで先生に「お前、暗譜早いよね。楽譜全然見てないくせに、ちゃんと弾いてるんだよねぇ。でも、間違って覚えちゃうと大変なことになるから、一番いいのは暗譜しちゃって、たまに楽譜見て確認しなさいね」と言われました。
いえ、いえ、暗譜が得意とか早いっていうんじゃなくて、いつも歌っているから(一人のときは本当に歌って、音が出せない場合は脳内で歌っている)覚えちゃうんですよ。
要は長時間、接していれば誰でも簡単な楽曲ならドレミで歌えるようになるでしょう?
だいたい、童謡っぽいものしか弾いていないんだから、難しくないもの…
ついでに言えば、楽譜を見ることが苦手だから、子どものころから、何度も弾くことで、身体で覚えちゃうっていうのが習慣になっているだけなんだな(恥ずかしいねぇ)

【独り言】
ときどき、龍海先生って、子どもっぽいと思う(わたくしに言われたくないかも)
わたくしと一緒にいる人は皆、精神年齢が下がるのかもしれない。
しかしながら、その人本来の姿が表に出てくるだけのことなので、わたくしのせいではないと思う(^^;
龍海先生、聴くところによれば、昔は地元では難しい楽典とかの授業もできる音楽の先生だったんだよね…???

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