柳琴LESSON15

早めにレッスンに来て、早めに終わらせようよと龍海先生が前回言っていたので、早めにレッスンに行ったのに、楽器屋に着いたら、そのへん一帯が停電。
おいおい、電線が切れたんかい???
夏なら外で練習できるけど、冬は手が凍るので無理。
一帯の楽器屋の中からは、あまり楽器そのものを見なくても間違えることのない楽器(例えば笛とか打楽器系)の音だけが暗闇から聴こえてくるのでありました。

そして、龍海先生は、どこかの学校へ楽器を届けに行ったまま、音信不通…
(ある道が事故で通れなくなっていて相当回り道をしたとか、学校についてもなんか話が違ってて、せっかく届けた楽器を受け取らなかったとか、いろいろトラブル続きでなんか電話にも気付かなかったらしい…)

そんなこんなで、1時間ほど楽器屋の中で待たされたのでありました。
独りで練習していても30分も経つとなんか飽きてきて、きょろきょろしていたら店主が日本の古いアニメソングを中阮で弾いて、わたくしをあやしてくださいました。
そのまま歌っちゃいました(^^;
あぁ、だめだ…もうアニメや童謡好きなのがいろんな人にバレバレってことだね。

以下、龍海先生御帰還後のレッスンメモです。

レッスンは相変わらずG調の音階をちゃんと早く弾けっていうご指摘。
どうも手のフォームが悪いようで、くぼむべきではない関節がくぼんでしまうことがあるようなのです。
いますぐ改善できるものではないと思うけど、いつも気にしているのと知らず知らずしているのとでは大違いだから、そういう問題があるってことはきちんと認識して気長に直しなさいと言われました。
力抜かないから、こうなるんだよと言われてもねぇ。
力抜くと今度は弦を押さえられない(^^;加減ってもんがわかんねぇ。

そして、新疆民謡の「手拉手」(LESSON14参照)をおさらいして、次は「春天里」賀綠汀作曲を簡単だから次回までにマスターしてこいよということになりました。
曲の理解のために春天里はどういう意味の曲かを教えてくださいました。
こういうとき、龍海先生はかなりわたくしに甘い(?)ので、歌ってと言えば歌ってくださいます。
途中で「朗里格朗」とか、全然意味の分からない単語が出てきたので、それどういう意味って聞いたら「別に意味はなくって、ららら~みたいに心情を表現している言葉にすぎないよ」とのこと。
はぁ、「らんりこらん~」って何だか調子のいい掛け声だなぁ。

「金がなくても飯を食わなきゃね、部屋もかりなきゃいかんし、働かなきゃね」みたいな歌詞や「仕事がなくても飯食わなきゃね、忙しい、忙しい、青い空が云々」みたいな歌詞がいっぱい出てくるので、ふと「銭のない奴っあ おれんとこへ来い 俺もないけど心配すんな 見ろよ青い空  白い雲」、「仕事のない奴はおれんとこへこい、おれもないけど心配するな」みたいに同じようなノリの歌が日本にもあったよねと思い出したのでした(わたくしの世代ですと原曲を聴いて育ったわけではありませんが、わたくしが仕事がないとなげいていたときに夫がクレイジーキャッツ(???)を教えてくれました)。
あぁ、次の忘年会は柳琴でこれでも弾くか…???

【独りごと】
今年最後のレッスンはこれでお終い。
「新年は国に帰るのか?」と龍海先生がお尋ねになったので、「もちろん」と言ったら「自由に楽しくこっちで暮らしてるみたいだから、帰んないのかと思った」とおっしゃるではありませんか…
これでも祖国や家族を思い出して泣くことがあるんだぞ!!!

自分が今まで生きてきた中で格別に楽しいと感じた瞬間、瞬間を龍海先生だけがご存じなので、そういう側面だけ見てりゃ、わたくしは実に能天気で無邪気だって誤解されても、しゃーないか。
まぁ、わたくしのそういう部分を引きだした先生はどんなセラピストより頼りになるってことなんだけど。

Comments are closed

Ringbinder theme by Themocracy