柳琴LESSON14

相変わらずポジション移動の大特訓です。
「これがスムーズに速くできるようになれば、曲なんて教えなくても簡単に弾けるんだよね」と龍海先生。
まるで笛子の雪先生が「息が上手くコントロール出来りゃ、曲なんて教えなくても勝手に独りで吹けるんだよね」っていうのと同じ。
まぁ、一理あるでしょう。
ある程度、譜面が読めて、ある程度楽理を知っていて、ある程度音楽を聴いている人間だったら、基礎が完成すれば、曲は自分独りでも何とか演奏できるでしょうね。
(別にこれで飯食おうっていうんじゃないし…)

基礎練習
五音階と七音階をとにかくひたすら叩きました。
そして、先生からの注意事項。
「お前、第二ポジションに移動するときはまぁまぁなんだけど、第三ポジションに移る時、思いっきり琴が動くよ。琴が思いっきりゆれるから、正しい位置に指がこないのよ、分かる?」
おぉ~そうだったのか…
そう言われれば、第一ポジションだけで弾いているときは何とも感じないのだけど、第二、第三で弾いているときは、琴を上手く抱えられないんだよね(典型的な初学者)

それから、
「お前、手が大きいし、指も長いんだから、親指、もっと後ろに置いてもいいと思う」とのこと。
そうだよね。言われてみれば、子どもは手が小さいから、そうなってしまうのだろうけど、手が大きくて指がながいわたくしが彼らを手本にしちゃいけないわね。
でもさ、柳琴を弾く男性や、でかい女は少ないと思う…ので参考になりそうな人が思いつかない…


新疆民謡「手拉手」
ゆっくり弾いてみました。
「まぁだいたいOK」だと言われ、後は出来る限り速く弾け!原曲はすげー速いんだ!とのご命令が下りました。

ちなみに、これはMIDIデータを自分で作成しておりますので、ご参考にアップしましょう。
伴奏はわたくしが勝手に入れたので、原曲とずいぶんイメージが違っていたらすいません(^^;
(ワタクシ、原曲知らんのよ)
民謡って書いてあったから著作権法には触れないと思うのだけど…

手拉手
簡譜
MIDI

そして、やっと新しいことを教えてもらえました。
次はC調行こうってことで、ハ長調の音階を叩きました。
でもト調の五音階と七音階は「永遠に弾け」とのことです。
そらそうだ。どこまで上手くなってもこういうものは、三度のご飯を食べるように毎日やるものなのでしょう…

帰り道、龍海先生に質問しました。
わたくし:「著作権って音楽やってる学生は、どの程度意識しているんだろう。興味ないかな?」
龍海先生:「今の中国ではそうい意識は低いと思うけど、興味はあるんじゃないかな。それって法律に関係あるんでしょ?」

ということなので、音大や普通の小中高で「著作権法」の講義ができたら面白いのになぁと妄想したのでありました。
だってさ、この法律はレコード会社や出版社のためだけに存在するんじゃないよ。
日本だと1億人クリエーターの時代って言われているわけで、自分の権利をl守ると同時に、他人の権利も尊重して、皆にとって便利なしくみができればいいのにね。
中国だって、今は13億人クリエーターとは言い難いけど、とんでもないことになっているわけで…

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