「小星星」は名曲だ

「わたくし、他人と合奏したくて楽器習い始めたんですよね。笛だと遊びでなら吹けますが、上手くなる見込みがあるとは思えなくなったので、他の楽器に浮気したんです。一生懸命、真面目に数年練習したら、他人と合奏できますか?柳琴だと難しい?中阮とかに持ち替えた方が他人の伴奏に向いているのでしょうか?」

先週、わたくしが龍海先生に送ったショートメッセージの概要です。
龍海先生の回答は、
「柳琴が中級レベルくらいになったら中阮に持ち替えてみてもいけるんじゃない?いずれにしても練習するしかないんだよね」

自分で言うのも悲しいですが、わたくしはかつてピアノをやったことがあるとは誰も想像できないほど不器用で(今、全く弾けないし)、音感もないし、本当に「やる気」しかないんですよ。

ところで、表題の「小星星」というのは、誰でも知っているあの曲「きらきら星」の中国語版。
とりあえず、これしか柳琴で弾けないわたくし。
単に音が鳴らせるというだけで、演奏には程遠いのですが、わたくしが柳琴で「きらきら星」を練習している横で龍海先生、店内の二胡を持ってきて、二胡で主旋律を弾きながら合奏してくださいました。

音源、録音していないのでお聞かせできないのが残念ですが、あの「きらきら星」がなんかすごいチャイニーズフォークミュージックに化けました。
上手い人に合わせてもらうと、くだらない音でも化粧されるものなんだと思いました。

「そもそも笛やってたのに、何でつづける気力がないの?」と龍海先生、今度は店内の笛子を持ってきてピーひゃら鳴らしてみて、「呼吸うまくできないって言うけど、長いこと訓練すればだんだん横隔膜がきちんと動くようになるものだと思うけどねぇ」とおっしゃる。

…言い訳がましいようですが、練習する時間がないのですよ。
子どもの頃は気管支炎をしょっちゅう患っているような虚弱人間でして、朝起きたばかりは体調がすぐれず、無理な呼吸をすれば目が回る。
そして、夜は定時に退勤できなければ、夜中に笛は鳴らせないでしょう。
その点、弦は多少の消音が可能です。

ところで、龍海先生は店内の楽器はすべて初級程度ならなんでも鳴らせるのでしょうか・・・・いいなぁ。

次回は「さくら さくら」をやろうと龍海先生がおっしゃるので、とても楽しみです。
中国語でも「桜花」とのタイトルで、琵琶や琴の子ども用楽譜にはよく日本の古典として楽譜が載っています。
もちろんわたくしが柳琴、先生が二胡。
「先生、わたくしに1度だけ、主旋律を笛で吹かせてください。先生、どの楽器でもいいから伴奏してくださいませんか」と言ったら、「いいよ」とのこと。

龍海先生やさしい~~~(;_;)うるうる

もちろん、基礎練習はちゃんとしますよ…
でも、練習、きちんとしたら、こういうオマケが付いてくるというのは、すごく嬉しい。
先生も仕事とはいえ、わたくしのような不器用で精神的にもろい学生をもつことは大変だと思います。
「どうしてこんなバカな学生、拾ってしまったんだろ」と後悔してないかな…
でも、柳琴はこれ以上価格をまけられないけど、代わりといっちゃなんだが、教えてあげるといったのは、先生、あなたの店の人だよ…(^^;

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