柳琴きちんと持てますか5

なんと、びっくり、柳琴をきちんと持つことにだいたい成功しました(^^)
柳琴LESSON40で、「初心者は親指に負担がかかって当たり前」と書きましたが、少しきつい表現(断定的過ぎ)なので、ここに詳しく経緯を書こうと思った次第です。

自分の身体条件に合うバランスの取れる場所さえ見つかれば、実は琴はすごく軽いのです

ということを、発見しました(^^;
もちろん、ニ胡のような楽器と違って、親指が全然琴を支えていないということはないはずで、まったく疲れないということはこの手の楽器の初心者にはあり得ないと思いますが…

結論から言いますと、わたくしの場合は腕托を琴に設置して、支架は全くつけない、右脚を上にして脚を組むという姿勢が琴が一番、安定します。
これまで、孟先生もわたくしもず~っと琴の位置が低過ぎるのかなと思っていたのですが、実はそれが諸悪の根源ではなかったみたい。

おさらいしますと、バランスをとるために力のかかる重要な部分は3つ、
右腕の自然な重量
テイルピースの上くらいで腕の自然な重みで琴を下に引き下げる力がかかります。

親指の腹の三分の二ぐらいの場所
親指の腹全部がべたっと琴にくっつけば、多分、ポジション移動時に滑りにくいと思うので、この程度ではないかと…
でもこれも手の形や大きさは人それぞれですから、一概には言えないかもしれません。
琴を支える力が下から上に働きますが、「突き上げ」ていなければならないほど重いと感じるのであれば、まだ正しいバランス点を把握していないのだと思います。
「突き上げ」状態じゃ、ポジション移動できないでしょう?
軽く触れている、軽く支えている、そんな程度です。

琴のお尻(或いは支架とか琴托と呼ばれる部分)
ここは、琴のお尻の位置が右へ滑っていかないように、角度や高さを調整すれないいのではないかと思います。
わたくしのように、支架はいいやってことになって、脚を組むことで若干琴の位置を上げれば済む人もいるでしょう。

後は時々、女性なら胸がちょっとあたるとかそういうことはあるかもしれません…(^^;が、力がかかる場所ではないと思います。

わたくしの場合は、多分腕の長さとか、手の大きさの関係で、良い音色が出る場所にピックの軌道が乗るようにすると、右手の重量が足りなくなってしまうようです。
これは、腕托を付けることにより、右手が安定してしまえば、実は琴自体にはあまり高さなんて必要なかったんですね。
上記の三点のバランスが取れる位置は身体条件によって人それぞれだと思います。
ついでにいうと、わたくしは以前より琴を傾斜させた方が、むしろバランスをとり易くなりました。

バランス点は微妙に人それぞれ違うと思うので、万人向けに書けないのですが、バランス点をさぐる時に絶対に守るべきことは万人向けに書けると思います。

1、柳琴は琵琶と違って指で弦をひっかけるのではなく、右手首を起点にして弦を弾くため、右手首が綺麗な音が出る正しい軌道を走れるように琴には一定の傾斜が必要になります。
間違っても琵琶のように縦に構えないでくださいまし…(過去の自分は反面教師)

2、弦をかなりきつく張るため、きちんと弦を押さえるためには、左指にきちんと力が入る正しい手の形を維持しましょう。
琴を支えようとして、無理に変な手の形にすべきではありません(過去の自分は反面教師)
ちなみに、わたくしは握力とか指の力、本来はその辺の軟な男性より、実はあるんです(^^;バラしちゃった~
それなのに、力が弱い、弱いと言われ続けてきたのは、要するに

琴が持てない→正しい手の形が保てない→弦をきちんと押せない
の悪循環だったようです。

もう一度、強調しますが、
自分の身体条件に合うバランスの取れる場所さえ見つかれば、実は琴はすごく軽いのです

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