二胡LESSON19
D調、G調、F調の音階を第三ポジションまでひたすら弾きました。
F調は先週、初めてやったばかりなので、やっぱり音は狂いまくるし、先生も「だいぶよくなったよ~」と褒めつつ、「でも他の調に比べるとまだまだだから、がんばろうね」と励まされました。
さて、宿題はD調の練習曲(第一ポジションの1から第二ポジションの4まで長い距離を迅速に何度も移動しなければならない)でした。
あはは~音狂いまくり。
「どうにもならないほどひどくはないけど、あまり練習してないの?」とお尋ねになったナナ先生に「いえ、ちゃんといっぱい練習したんですけど、相変わらずなんです。音が狂いすぎるので、それを一々矯正すると先に行けず、つまずくかんじになっちゃって、練習しても、練習にならなかったんです…」とわたくし。
「う~ん、それは…それは…大変ね。来週も引き続き、練習していらっしゃい」とニッコリ言われました。
次はD調とG調を交互に弾く練習曲。
まぁ、難しくないので、とりあえずさらっと弾けました。
と思っていたのに…
「一小節、シンコペーションが変だったよ。自分の弾きたいように弾いちゃった?作曲しちゃだめよ~楽譜見ようね~」と注意されました。
そのときは、そういえば、シンコペーションは得意な方ではないから、リズム狂ったのかなぐらいに思っていたのですが、家に帰ってから復習しているときに勘違いしてずっと弾いていたことに気付きました(^^;
たまたま、前の小節の最後の音の音程がとりにくくて、それにいつも気をとられていたため、すぐ後ろの小節に関しては、眼ではちゃんと見ていても実際、全然見ておらず、弾きたいように弾いて、身体が勝手に記憶してしまっていたらしく、その後は、違うリズムだと思い込んでいるので、楽譜見ても、そういうように見えていたみたいです。家で落ち着いてちゃんと楽譜だけ見たら、全然、違っていました(わはは)。でも、わたくしの曲の方がリズムの流れがいいんだけどなぁ。。。
(ちなみに、翻訳業務でもそういうことがよくおこります。翻訳者自身は、そうだと思い込んで読んでいるので意外なミスに気付きません。だからチェッカーが必要なわけですが、チェックする人間も、時間や人材に余裕があれば、文法的角度から中日文を対照する人間、最後に原文を読まずに日本語だけチェックする人間のように、任務分けしないと、結局、ミスを発見できないものだったりします。)
人間って一度思い込むと、自分の見たいようにしか見えなくなってしまうのですよね~こわ~。
さて、新しい課題は、A調の音階です。そういえば、A調って他の楽器でやったことなかったな。A調の曲には、例えば何があるんだろう、全然思いつかないや。
そして、今回のレッスンから追加された任務は、王国潼先生の音階練習をこの先、ずっとやり続けることです。
まずはD調、G調、F調の基本的な音階練習が指定されました。
ナナ先生曰く「ドレミとかって繰り返しているだけだから、簡単だと思ってみくびっちゃいけないわよ!これがちゃんとできているかどうかで、成長が全然、違うんだから」
こわいですね…
確かに、これ、習って一週間の人でも簡単に弾ける譜面ですが、ちゃんと弾けるかどうか、は別問題ということなのでしょう。
ナナ先生、おすすめの音階練習方法を教えてくれました。
「暗闇で練習するといいわよ」
「え~」というわたくしに対してナナ先生は
「ちなみに、大学のレッスン室で電気つけずに練習する学生、たまにいるよ。見えなくても耳だけをたよりに弾けるっていうのかな、10分くらいやってみるといいわよ」とおっしゃる。
つまり手元を見るのはかまわないけど、それに頼りっぱなしはダメだということらしいんですね。
更に続けて、
「うちの大学のレッスン室には幽霊伝説がつきないのよね~暗闇から音がいつも聞こえてくるからなんだけどね。たまに帰るのが面倒くさくなって、そのままそこで寝ちゃって、朝一でまたレッスン室を予約する人もいるわね」
音大生って大変ですね…