二胡の再入出国
さて、わたくしは日中をよく往復します。
でも、二胡は1把しか持っていないので、その都度、二胡を携帯の上、移動することになります。
で、税関でよく言われるのが、
「演奏家の方ですか?」
「職業用の二胡なんですか?」
いえ…単なる個人の趣味でございます(^^;
普通、趣味の人は一週間くらいの帰国なら二胡を持ち歩かないでしょうね。
単に普段の練習量が足りないので、何が何でも肌身離さず持ち歩き、暇があったら弾いている、それだけのことでございます。
売買するわけではなく、あくまで個人の所有物として手荷物で持ち歩く分には、日本の通産省でCITESを申請するとかいう面倒くさいことはせず、日本の税関で「外国製品持ち出し届」を出して出国し、帰国時にその届出を税関に見せてパスしております。
(もちろん、最初に北京から東京へ持ち出した際には、北京の林業局にCITESを申請しております。)
ところで、二胡のケースの長さって、多分、航空会社の規定によれば、本当は持ち込みアウトなのでしょうね。
実は北京から東京に行くときは、航空会社のお姉さんに何も言われないのですが、日本の国内線や東京から北京にも戻る際には、いつもサイズを測られ、「上に入らなかったらお預かりになるかもしれませんので、その点、ご了承ください」ときつく念を押されます。
(「いつも上にいれて問題ないんだけど…」と説明するんですけどね)
おっそらく、横に入れるしかないため、飛行機が満席状態のときは、他の人の荷物とかが入らなくなることを心配するのでしょうね。
今回は、ウェブ予約した際に指定した席ではなく、チェックイン時に「隣が空席になっている席を案内させていただきます」と言われました。
職業でもないし、上手くもないのに、楽器を持ち歩くって恥ずかしい。
でも、そうまでして持ち歩いていないと練習のしようがないから、しょうがないんだけどね。
でも、この方法は、日中の往復では通用しますが、中国から日本以外の国を経由して日本に戻るということはできないと思いますので、お気をつけてくださいませ。
いっそ、ワシントン条約にふれないように、人口皮を使用するというのも手でしょうね。