二胡LESSON17(弓を換えた)

帰国中(来日中???と友人に言われてしまった)は、レッスンが受けられないので、ナナ先生に無理を言って、補講をしていただきました。
飛行機が予定時刻通りに北京首都国際空港に着けば、その足でレッスンに行くという約束。

あいかわらず、ポジション移動に関する練習曲を弾いております。
(この点は、別に書くことないので省略)

ところで、皆さんはどんな琴弓をお使いなのでしょうね。
最初に二胡のおまけでくっついてきた琴弓は「柳氏琴弓」というシールが貼ってあって、廉価品のようでした。
龍海先生は、「この琴弓は使いづらいなぁ、俺はもっと弾力性のある弓じゃないと弾けねぇや」とブツクサ言っていました。

次にお試しで買った弓は陳保田先生の琴弓の比較的、いいもの。
この弓が好きって人もいると思いますが、わたくしはちょっと…なんつか、ずしっとくる感じで、疲れるかなって感じ。
光舜堂さんにお邪魔したとき、「弓はいいのを使ってるよね、これいくらしたの?」と聞かれました。
ははは、確かに中国の普通の楽器屋にいけば、高いお値段のコーナーにある弓ですが、店主と顔見知りなので、ボーダーラインまでオマケしてもらったため、実はそんなに高いお値段ではありません(^^;
日本で買えば当然、1万円以上してしまいますが…(わたくしの買値は内緒)

そして、今回から使用している琴弓は、ナナ先生おススメの琴弓。
ちまたでは売っていません。
なぜなら、中央音楽院の先生とか生徒が注文で作ってもらう弓だから。
弓をお作りになっている先生のお名前を伺ったところ、ナナ先生ご自身も
「私の先生から紹介してもらっただけで、皆がいつも“李先生”と呼んでいるので、そう呼んでいるだけで、フルネームは知らないわぁ。この道何十年のすっごいお爺さんなの」というお返事。
あはは、アバウトだな。
でも、この弓は中国人の物価感覚からすると、ちょっと高いので、趣味でやっているという中国人だと、必要ないねと思う人もいると思う。
で、持ってみた感想は、「超軽い…ふわんふわんとした弾力性」。
イメージはふわふわイチゴショートケーキだ…持っているんだか、何だか分からないくらい重量感が感じられない(もしかすると、陳先生の弓の重量感になれていたせいかもしれない)。

ナナ先生いわく「あなたは、最初から普通に弾けちゃったけど、私の学生の中には、初めてこの弓に換えた時、全く弾けなくなる子がたまにいるわ」
「これは力を抜かないと弾けない弓だから、いい練習になると思うよ」ということです。

そんなわけで、1ヵ月しか使用してないない陳先生の弓は、早くも休職状態。
もったいないから、誰かほしい人が周囲に現れたら、お譲りすることになるでしょう。

2 Responses to “二胡LESSON17(弓を換えた)”

  1. くるみ より:

    イイな~、ふわんふわんのイチゴショートケーキな弓。
    使ってみたいです。
    演奏家の方が竹の弾力を生かして うわーっと弓と毛の間を広げて弾かれるので
    多分その弓なら気持ち良く それが出来るんじゃないかと(^^;ゞ
    「力を抜かないと弾けない弓」ってのも魅力ですね。

    私も弾力のある弓の方が使い易いので 今は十三堂特製長弓(北京式)を使ってます。
    ただこれは 毛が多くて竹も太いので重い方だと思います。

    もう一本は同じく十三堂で買った王小迪特級長弓。
    こちらは時々使い易くなった 使い難くなったり。(^_^;)
    自分のコンディションなんでしょうけどコンスタントには使い良くないです。

    「どんな弓にも対応の腕」が あれば無問題なんですけどねー。

  2. 游鯉 より:

    くるみさん、こんにちは~

    十三堂の弓はネットでいつも見つめながら、触ってみたいなぁと思っていました。
    重さはやはり廉価版の弓は重くもなく、軽くもなく、万人に受けるように作っているんだなという気がします。
    少し、弾けるようになってくると、廉価版の弓はこれといって何の特徴もないので、一番弾きにくい弓だと言う気がします。

    >>「どんな弓にも対応の腕」が あれば無問題なんですけどねー。

    ですよね。楽器自体が悪いとか、楽器のメンテナンスがよくなくても、腕のよい方はそれでも、音をだしてしまいますものね。

    ある職人さんがワザと楽器の構造に手を加えて弾きにくくして、演奏家にその楽器をお渡しになったところ、始めはおかしな音しか出なかったのに、数分でマシな音を出し始め、最終的に演奏家の方が「個性が強くて、気難しい楽器ですね」と言ってお帰りになったとかいう話を聞くと、どっちもどっちだなと思います(^^;

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