柳琴LESSON11

日曜日、笛子のレッスンが4時に終了。柳琴のレッスンは六時半から。家に帰るより、その足で柳琴の先生が勤めている楽器屋まで行った方が効率的なので、1時間ほど、笛子のレッスンを受けている音楽教室で時間を潰しました。
もともとピアノの部屋が空いていて使ってもいいよと言われていたのですが、飛び入りでピアノの生徒さんが練習したいというので、譲りました。
そんなわけで、ピアノ室の外に座って柳琴を抱えて、音をなるべく出さずに左手の練習を繰り返していました。
ピアノ室へ入る子どもの好奇の目…
そらそうだ。チャイナカラーの服を着た「あんたいつの時代の人よ」というようなおばちゃんが柳琴を抱えているのですから。
ピアノ室から出てきた4歳くらいの男の子が嬉しそうに「おばちゃん、ボク、ピアノを勉強してるの」と言って楽譜を見せてくれたので「どんな曲を習っているの?」と聞いたら、その頁を見せてくれました。…すげえ―簡単だけど、これが嬉しいんだなぁ、とちょっとうらやましく思いました。「がんばってね」と言ってあげたら、恥ずかしそうに逃げて行きました(^^;

さて、笛子ボロボロ状態を引きずらないように、柳琴を抱えて、楽器店到着。
龍海先生不在。
待っている間、店の中の楽器を見物。
また、楽器買っちゃいました(その話はまた後日)

以下、レッスンメモです。

相変わらず、ポジション移動の練習をみっちりしました。
龍海先生いわく「もっと早く弾けるように、家でもっと練習しなさいね」
でも褒めてもくれました。
「お前、小指が立つ変な癖、あっさりなおしたね、正直、こんなに簡単に改善できるとは思っていなかった」
そりゃ、前回、あなたが超怖かったからですよ…
見捨てられるかと思ったもの。
また、弦を押さえて離した後、普通に力を抜けば、そうならないことに気付いたからでもありますが。

そして、複雑な音階練習とポジション移動の練習曲に一通り付き合ってくださいました。
とりあえず、どの指を使うのか、どの弦を使うのかという笛子には全く出てこない表示を読むのが苦手なので、本当に手とり足とり頭の整理に付き合ってくださいました。
楽譜に間違えそうな指使いのところを赤ボールペンでマルつけて、ポジションを異動するところに、縦に線を引きました。
細いボールペンであまり綺麗に線が引けなかったので、ぐりぐり何度も線を引いていたら龍海先生に「お前、譜面をそんなにぐちゃぐちゃにしたら、余計に見づらいだろう」と呆れられました。
(いえ、わたくし的には問題ないのですが…部屋がごちゃごちゃで、モノが探しにくいだろうと人に言われて、いや自分的にはそれなりに何処に何があるか承知しているというのと同じ理屈ですね)
どうも、わたくしは行動がザツなようで、譜面をめくる時も、えいやってひっぱって破いてしまい、龍海先生に「おいおい…」って顔されたしなぁ。

そして、お約束の二胡と柳琴の合奏「きらきら星変奏曲」「一分銭」。
これらはとにかく、速く弾くことが目的。

最後は「さくら さくら」
実は、本音を言うとわたくしは自分が弾く「さくら さくら」が好きじゃない。
なぜなら、自分の音が悪過ぎてイメージとのギャップがありすぎてものすごく気分が悪いから。簡単でスローテンポの曲ほど音そのものが悪いとどうしようもない。
でも、龍海先生はほめてくださいました。
何を褒めてくださったのか。
「表現がよかった」と。

V(^^)V 

あなたが、「みっともない格好で弾くな」って再三言うから、琵琶奏者のDVDを見て「見た目」だけでも少し真似してみたのよ。
ちなみに何度も見るほど好きな琵琶のコンサートDVDというのは、涂善祥さんが数年前に愛知厚生年金会館で行ったコンサートのDVD「白帝幻想」で、喜多郎さんが特別出場されているものです。このDVDの売り上げは中国民族楽器教育等の事業に使われることになっているようです。このなかで一番好きな曲は、NHKシルクロードのテーマ曲、これは琵琶、シンセ、バイオリンやチェロと合奏している形態をとっていて、ステージそのものがとても綺麗です。

わたくしは涂善祥さんの表現の仕方がとても好きです。涂善祥さんも喜多郎さんも見た目そのものは客観的にハンサムとは言い難いとは思いますが(失礼なことをいってすみません)、でも、演奏時は超カッコいいと思います。千年以上、恋し続けられそうな気がしますね。琵琶演奏というものは感情表現豊かですし、柳琴のコンサートDVDなんてちまたでは売っていないので(そもそも生産しない?)、その点、よく似ている琵琶は視覚的な「表現」の参考にしやすいかなと思って購入したのですが(大きさも音も違いすぎますけど)、こんなにこのDVDにハマるとは正直、予想外でした。

【独り言】
G調の音階をすらすらと弾けて、ポジション移動も余裕でできるようになったら、龍海先生は「金蛇狂舞」を教えてあげてもいいと言ってくれました。
わーい。
でも、どれくらい先になるだろう…(おい、がんばれよ>自分)

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