中華雅楽~中央民族楽団再現経典音楽会
最近、落ち込んでいるので、自分を励ますために、国家大劇院でコンサートに行き、中国民族音楽を聴いてきました。
小ホールだったので、本当に聴衆の人数も少なく、楽団員も17から18人編成くらいの小規模なもの。
できるだけ近くで聴きたいと思っていたので、前から3番目の席をとりました。
でも、実は国家大劇院に行ったことがなかったもので、小ホールって本当に小さいのねってことを知らず…
別にもっと後ろでもよかったかもと思ったのでした。
演出曲目:
合奏≪喜洋洋≫ 劉明源 曲
≪古城新貌≫ 劉明源 曲
三弦:張馨元
あの長い竿をす~っとポジション移動するとき、とっても綺麗ですね(曲を聞かずに何処見てるんだって怒らないで…)
≪節日的歓楽≫ 劉明源 曲
蘇奈爾:陳力寶
ウイグル族の雰囲気が濃厚な曲でした。
中阮独奏《幽遠的歌声》 陳文傑 曲
中阮演奏:魏玉茹
中阮の独奏って寂しそうだと思ったのですが(単純に弾いても良さが伝わりにくい感じ)、独奏というか、打楽器の伴奏つきでした。打楽器と合わせると面白いものですね。
簫と古箏≪清明上河図≫ 劉為光 曲
蕭:王溪 :古箏:閻蘇
最初にネットで曲目が公開された時の予定では、「箜篌」(クゴ)(ハープ)との演奏だった筈なんですが、途中で変更になっちゃったみたいですね。「箜篌」を間近で見てみたかったのに…
一つ、気付いたのですが、王溪さんはときどき脚の先で微妙にリズムとってらっしゃいました。
まぁ、癖なのでしょうし、ほんとに微妙であまり目立つものではないのですが、プロってそうしないものだと思っていたので、意外でした。
悶子獨奏《十八板》 劉明源 曲
悶子演奏:陳力寶
嗩吶かと思ったら、そのお仲間の別の楽器で「悶子」という楽器だそうです。
言われてみれば音色がちょっと違います。
笛子独奏《幽蘭逢春》 趙松庭 曲
笛子演奏:王溪
いや~よくあんなに息が続くものだと感心しました。会場からもまだ曲の途中なのに思わず拍手が出たりして…
琵琶獨奏《十面埋伏》 古曲
琵琶演奏:吳玉霞
いわずと知れた大師と名曲の組み合わせですね。
《十面埋伏》だけでなく、もう1曲、プログラムにない曲をサービスで打楽器の伴奏つきで弾いてくださいました。
でも、この曲のタイトル、聴き取れなかった~
絲弦五重奏《天山之春》、《映山紅》 胡登跳 編曲
二胡、琵琶、楊琴、中阮、三弦の五重奏でした。
なんか、やっぱり阮って地味よね…明らかにニ胡がリードしていました。
そして、《映山紅》に至っては、斜め後ろのおじさんが鼻歌を歌っているのが聴こえてきた…
京胡獨奏《夜深沉》 京劇曲牌 吳華 改編
京胡演奏:張学琴
板胡独奏《大姑娘美》、《雲雀》
板胡演奏:劉湘
京胡も板胡もほんと、中国チックな音がしますよね。ニ胡はもうすでに日本化してしまっている感じがするので何とも感じないけど、京胡や板胡は中国だなぁと感じます。
合奏
《喜臨門》 劉明源 曲
《盪鞦韆》 劉明源 曲
篳篥演奏:陳力寶
《幸福年》 劉明源 曲
板胡演奏:劉湘
なんというか、全体的におめでたい雰囲気の曲ばかりで、最近、レッスン関係で落ち込んでいたので、心が洗われました。
今回は打楽器のお兄さんに惚れてしまいました。
ウィグル系の太鼓ってなんて楽しいんでしょ(欲しいと真剣に思っています^^;)
ところで、このコンサートは途中休憩なしの構成なのですが、1曲終わるたびに、誰か彼かが席を立ったり戻ってきたりするので、うっとうしいなぁと思いました。
三弦 カッコいいですよね~。
奏法も人によって色々有るみたいだし、あれで持ち歩きがし易ければ…。(^_^;)
それにしても曲数が多いですねー。結構長い演奏会だったでしょう?
私なんか開始の4音で引っ掛かって3ページある曲の練習が全く進みません。
そこばかり「ああでもない こうでもない」とやって
練習時間のほとんどが そこに費やされ すぐにレッスン日がきてしまいます。
「間違っても良いんだよ」と言いつつも 間違えると注意されるに決まってるんで
前より少しでも進歩してたら良しとする事にしてます、自分的には。
くるみさん、こんにちは~
>>三弦 カッコいいですよね~。
>>奏法も人によって色々有るみたいだし、あれで持ち歩きがし易ければ…。(^_^;)
ですよね、ですよね。
でも、長くて持ち運びに不便そうとか、あれも蛇皮だから、やはりワシントン条約とか面倒くさそうとか、誰が教えてくれるのよとか…大変そう。