二胡LESSON光舜堂編

光舜堂千斤(金の糸)

光舜堂千斤(金の糸)


帰国中、前から行ってみたいと思っていた二胡屋さん、渋谷の光舜堂さんへ行ってきました。

一応、名目は二胡の琴軸をすべりにくくするための、講座受講ということで。

「入りにくそうな雰囲気だったら怖いなぁ」とか、「習い始めて数か月だから恥ずかしいなぁ」とか、いろいろ不安だったのですが、親切にいろいろ教えた頂き、楽しかったです。

ところで、噂の西野さんがおつくりになっている二胡を弾かせてもらいましたが、ほんと不思議な感じがいたしました。
わたくしが「不思議な感じ」としか言わないので、西野さんは「別の言葉で表現してよ」とおっしゃる。
(そら、そうですよね、美味しいとしか言わない食べ歩き番組のバカレポーターじゃあるまいし、ちゃんと言葉にしてほしいですよね(^^;)

この不思議な気持ちは何なのだろうと一生懸命考えた末に出てきた言葉は
「この二胡、アイスクリームみたいですね…」(おい、おい)

何と言いますか、アイスクリームがスッと口の中で自然に溶けるみたいな感じなんですよ。
まず、初心者に優しい。おそらく、習って数日のど素人が弾いてもいい音がすると思う。
音の立ち上がりが早い。
音の伸びがいい。

例えば、ビールとかだと子どもが飲んでも美味しくない。
何年も経って大人になって、あぁ美味しいと思う人もいる(わたくしは、未だに美味しいとは思えない)
例えば、せんべいとかだと、がしがし噛まないと飲み込めない。
歯がないと食べるのが辛いだろうな~

でも、アイスクリームは、口に入れるだけです~っと溶けて、しかも甘い。
誰でも弾けば、もれなく幸福な気分になれる。
そういう二胡だなぁと思いました。

見た目(形とか)は正直、あれ、中国の二胡とちょっと違うなぁと違和感を感じるかもしれません。
千斤とかはキラキラしていて可愛いですよ。
素材はポリエステル線だとか。
わたくしがよく使うのは、魚釣りに使うポリエステルの編み糸なので、素材的に自分がいつも使っているものと大差ないと思い、千斤を光舜堂さんの千斤に変えてみました。
かわいい~

ちなみに、二胡の軸の削り方は、まだ自分の二胡には試していません。
とりあえず、初代柳琴の琴軸2本で試してみました。
ちょっと、失敗したんで、あまり効果ないかも(つーか、もともと歪んできているので、もう、どうしようもないかもなぁ)
残りの2本で練習したら、自分の二胡にも試してみようかと思っています。

2 Responses to “二胡LESSON光舜堂編”

  1. くるみ より:

    光舜堂さんの二胡は一度生で聞いてみたいです。
    動画サイトで弾かれているのは聞きましたが、かなり硬い音だったので
    噂で想像していたのと違っててちょっとガッカリしました。
    まだ新しい二胡だから弾き込めば良いのかもしれませんが。

    弾き心地がアイスクリームなのかな?
    分かり易く弾き易いんですね。
    雑音が少ない様ですから
    初心者の頃から光舜堂の二胡に慣れると どこ二胡でも弾きこなす、
    って訳にはいかなくなるかなー。

    新宿の竹林閣には行かれました?

  2. 游鯉 より:

    くるみさん、こんにちは~

    光舜堂さんの二胡は素材の組み合わせがいろいろあるので、それによって、音が違うということがあると思いますので、いろいろ引き比べてみてはいかがでしょうか?
    本体がバリサンダーで竿が黒檀とか、面白いですよね。

    弾き心地は、自分の紫檀二胡(本体がおそらくバリサンダーで、竿は別の材木らしい)と比べてみると、振動が身体に伝わってくる感じが明らかに違いました。

    新宿の竹林閣には、まだ行ってません。
    もう、タイムオーバーなので、次回ですね。

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