ニ胡LESSON22

準備体操の長弓
いつもの速めのスピードはこのまま練習し続ければOK、レッスンではもう弾かなくてもよろしい、次からはものすごくゆっくり弓を使って練習しなさいということになりました。あぁ…超のろい亀スピードなので、手がこわばる…音が切れそう…これを均一にしろってか???

準備体操2 音階練習
DGCFAB♭の音階を第三ポジションまで一通り弾く

一時間目 「二胡音階練習」王国潼編著 人民音楽出版社

7.D調上把位模進練習一
9.D調上把位至中把位模進練習一
14.D調上把位至中把位音型模進練習二
27.G調上把位模進練習二
28.G調上把位至中把位模進練習一
32.G調上把位至中把位音型模進練習二
39.C調上把位音階模進練習一
41.C調上把位音階模進練習三
43.C調上把位音階模進練習五
58.F調上把位音階模進練習一(前回からの持ち越し)
59.F調上把位音階模進練習二(前回からの持ち越し)
77.B♭調上把位音階模進練習一

どうやら、わたくしは弓を引く時の出だしだけ、若干速めで、押すときは正常な速度のようなのです。引く時と押す時でスピードが違えば当然、音に妙な強弱がつきますよね。
均一になるように注意が必要です。
また、スラーを弾くと、右手と左手の動作に微妙なズレができて、音がぼやけます。
クリアに音をだしなさい、右手と左手はちゃんと協調しないとだめよと注意を受けました。

二時間目 中央音楽院考級曲目3級

とりあえず、目標とする級と時期、課題曲を決めました。

選択必須練習曲 とりあえず「アルペジオと分散和音練習曲」か「F調ポジション移動練習曲」にしましょうということになる。
選択練習曲   「自然ハーモニスク練習曲」
「ハーモニスクなんて簡単だから、これいっちゃわない?」とナナ先生に薦められ、わたくしも「じゃ、習ってみたいから、そうしちゃおう!」と安易に決まりました。

選択必須楽曲 「良宵」
選択楽曲 「花歓楽」
つまるところ、先生のお考えでは、快弓は当分、避けようということなのです。
やはり教える人によって考え方がだいぶ違うものなのですね。
龍海先生(仮名。わたくしの最初の二胡の先生)は、基礎が固まってきた段階で、「賽馬」をわたくしに教えるつもりで、何度か、わたくしの前で弾いてくれました(この曲も同じ級です)。つまり、有る程度の段階で快弓を教えてしまうつもりだったのでしょう…ナナ先生は後回しにする方針なのですね。
やっぱり右手の技巧は左手の技巧に比べると習得が難しいってことなのかな???
ナナ先生は選択楽曲に「蘇南小曲」を薦めたかったみたいなんだけど、知らないのでパス~。
その次にナナ先生お勧めの「花歓楽」にしました。
これは、わたくしの好きな江南絲竹「歓楽歌」の変形なので、覚えやすいかなぁと思っただけ(怠け者…)
今回は、どういう風に進めていこうかという話がほとんどで何も弾いておりません。
次はデタラメでも何でもいいから、やれるところまで、通して弾いてきなさいとのことです。(え???ナナ先生も大胆ですね、最初だから、かなりめちゃくちゃでもいいということらしい)
もちろん、わたくしの今の実力では、音、狂いまくることは必須(^^;
とりあえず、別に今すぐ受けるわけじゃないので、音はぼちぼち合えばいいってことにしよう。

おまけ 中央音楽院考級曲目1級

いきなり3級の曲は無理なので、1級の曲でも弾きましょうということで、陳振鋒作曲「山村初暁」 楽曲。
楽曲の弾き方をぼちぼち教えてあげるからということで、簡単だから、次回これはちゃんと弾いていらっしゃいと言われました。

ちなみに、試験対策だけすると応用の利かない「生煮え」状態になるものなのですが、ナナ先生は「私の学生はそんな目に会わせない、あたしが付いている限り安心しなさい!」とのことで、基礎は基礎、試験は試験との別メニューです。

ちなみに、先生いわく、「あなたはちょっと特殊なケース」。
こういう教え方は通常しないそうです。
理由の一つは、趣味の人は通常、そこまで一生懸命にならない、なる必要もないし…二つ目は、中国人であれば、将来的に教えてあげられる時間がいっぱいあるので急ぐ必要がない、三つ目は、今のところわたくしの飲み込みが早いので、このままやらせてみようと思ったということらしいです。

2 Responses to “ニ胡LESSON22”

  1. くるみ より:

    ゆっくりした曲は曲想以前に基本的な弓使いも音色も露わになって
    襤褸が見え易いので難しいですよ。
    快弓はポイントを押さえて機械的な練習をすれば
    出来るようになる様なので、
    時間の掛る方から とり掛るんじゃないのかな?

    蘇南小曲は良いですよ~。
    私は これとか江南春色とか好きです。
    でも江南春色の前奏のハーモニクスが一発で出ない!
    朱さんの様に太い音で出すなんて霞の向こうです。

  2. 游鯉 より:

    くるみさん、こんにちは~

    確かに、リズミカルな曲だと、多少音程が狂っていようが、お世辞にもきれいとは言えない音でも、一瞬で過ぎ去るので、心の広い方は見逃してくれると言う感じはしますね…(^^;
    ゆっくりした曲は、冴えない音が持続するので、上手くない演奏は聴けたものではないですよね。。。

    練習に飽きると、中田喜直作曲「夏の思い出」をD調やG調で遊び弾きするのですが、人には聴かせられません(^^;
    もちろん本人は楽しいんですが…いわゆる近所迷惑というやつでしょう。
    いつも思っているのですが、単純な音階練習などを、朝晩、幾度も何時間も繰り返し、たまに曲を弾いているかと思いきや、聴けたものではない「夏の思い出」、そんな隣人に何も文句を言わないのは、ここが中国だからなのでしょうね…

    >>蘇南小曲は良いですよ~。
    先日、初めて聞きました。いい感じですね。

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